エコハウスは青葉台駅から歩ける自社ビルに本社を置く、1964年創業の富士相互住宅を前身にした設計事務所兼工務店で、2004年以降の379現場のうち7割が駅から半径2km圏に集まる青葉区専門に近い会社です。
1985年に首都圏型の高気密高断熱住宅エコソラーナを開発して1995年から全棟の標準にし、2000年から全棟を許容応力度設計、2013年に床下エアコンと付加断熱、2015年にQ1.0住宅の1棟目と、新住協の東京支部長を務める社長のもとで性能を積み上げてきました。
従業員20名に直雇の大工16名と一級建築士5名を抱え、価格はFAQの坪90万円(税別、40坪の概算)だけで、UA値とC値の数字はホームページにありません。
完成見学会の告知は2016年から54棟を数え、Googleの口コミは2件で3.0、★5の「素敵な会社です」と本文のない★1が1件ずつです。ホームページには施工事例が54件公開されていますが、延床面積の記載はありません。
エコハウスの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者青葉台のエコハウス、社長が木造の博士で新住協の支部長ってすごそうなんですけど、ホームページにUA値が1つも出てないんですよね。それで坪90万円は割高に感じてしまって…



UA値・C値・Q値の数字はどこにもなく、書いてあるのは南北海道基準レベルの断熱を標準にして全棟でエネルギー消費量計算をすること、全棟許容応力度設計で耐震等級3+αを目指すこと、2013年に高気密高断熱500棟を達成したことです。
坪90万円は税別で約40坪の概算、解体と外構は別なので、県平均の坪121万円(付帯込み)とは中身が違います。青葉区に260現場、完成見学会は54棟分の告知があり、口コミは2件だけです。



数字を出さないのに実績はある会社なんですね。見学会で自分の家のUA値を計算してもらえるか聞いてみます…!
エコハウスはどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社 エコハウス(前身:富士相互住宅株式会社) |
|---|---|
| 本社 | 神奈川県横浜市青葉区しらとり台2-66(2008年竣工の超高断熱Q1.0仕様・木造3階建の自社社屋、青葉台駅徒歩7分) |
| 設立 | 2004年(平成16年)エコハウスとして創業。前身の富士相互住宅は1964年(昭和39年)横浜市神奈川区で創業 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 代表者 | 大澤 一実(代表取締役社長。1974年横浜市生まれ、早稲田大学建築学科卒、東京大学大学院で木造軸組工法住宅の生産性の研究で博士号、2012年から新住協東京支部長)。取締役会長 大澤宏實 |
| 建設業許可 | 神奈川県知事(般-3)第68790号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 神奈川県知事第13194号(一級建築士5名) |
| 宅建業免許 | 神奈川県知事(4)第25146号(土地の仲介、建て替え時の持ち家査定・売却、建築条件付売地の取り扱い) |
| 事業 | 注文住宅の設計監理・施工管理・検査・積算(木造在来軸組・ツーバイフォー、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、混構造)、増改築・リフォーム・メンテナンス、耐震診断・耐震改修・断熱改修、不動産の売買・仲介・賃貸・管理、賃貸住宅・地下室付き住宅 |
| 施工エリア | 横浜市青葉区が中心(2004年以降の新築・大規模耐震改修379現場のうち青葉区260件、青葉台駅から半径2km圏に受注の7割)。車で1時間半以内が目安で、東京都は世田谷区8件・町田市8件・目黒区5件など、軽井沢1件 |
| 拠点 | 本社(しらとり台2-66、水木定休)と街角モデル「スタジオアーキ」(青葉台1-19-32、青葉台駅徒歩5分、2005年のモデルを2020年に大規模リノベーション)。構造見学会・完成見学会を年に数回ずつ、OB宅の訪問ツアーも開催 |
| 所属団体 | 新住協(新木造住宅技術研究協議会、社長が東京支部長)、全国工務店協会(JBN)、ZEHビルダー(2024年度実績34%・2025年度目標100%)、横浜市木造住宅耐震改修促進事業事業者(登録番号502)、住宅断熱施工指導員(1994年登録) |
神奈川県知事の許可で、営業所が神奈川県内にある地元の会社です。設立から22年で、青葉台駅から徒歩7分、しらとり台の3階建て木造社屋に本社を置き、駅から徒歩5分の青葉台一丁目に街角モデル「スタジオアーキ」を構える会社です。
沿革は1964年の富士相互住宅の創業から始まり、1973年にしらとり台へ移転、2004年に株式会社エコハウスとして創業し、資本金2,000万円、従業員20名と直雇の大工職16名、一級建築士5名を会社概要に書いています。
社長の大澤一実氏は1974年横浜生まれで早稲田の建築学科から東京大学大学院で木造軸組工法住宅の生産性を研究して博士号を取り、2012年から新住協の東京支部長を務め、会長は大澤宏實氏です。
許認可は一級建築士事務所、神奈川県知事の一般建設業(般-3)、宅建業(4)の3つに横浜市の耐震改修事業者登録が加わり、事業は木造・RC・鉄骨の注文住宅から耐震改修、不動産の仲介・賃貸・管理まで広がります。
年間棟数の記載はありませんが、青葉台ページに2004年以降の新築と大規模耐震改修の現場数379件と町名別の内訳が載り、完成見学会の告知は2021年以降で年2〜7棟です。
エコハウスのGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★3.0 | 2件 | 本社(横浜市青葉区しらとり台2-66) |
- 59年前
素敵な会社です
出典:Googleマップ「(株)エコハウス」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
2件の内訳は★5が1件、★1が1件で、★4と★3と★2はありません。本文があるのは1件です。
本社のリスティングに2件だけで、★5は9年前の「素敵な会社です」の一言、★1は9か月前で本文がありません。
街角モデルのスタジオアーキには別のリスティングがなく、ホームページにもお客様の声のページはないので、青葉区に260現場という実績の割に、建てた人の言葉で読める材料はほぼゼロです。
この会社はOB宅の訪問ツアーを随時開くと書いているので、口コミの代わりに使えるのはそこです。
完成見学会と構造見学会は年に数回ずつ告知され、しらとり台や藤が丘など本社から車で数分の現場が多いので、入居して数年たった家を見せてもらい、冬の室温と光熱費を住んでいる人に直接聞くのが評判を確かめる近道です。
口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
エコハウスの坪単価はいくら?
価格はFAQの「新築の坪単価はいくら位ですか?」に「坪90万円(税別)前後」とあるだけです。約40坪の物件での概算で、解体費・外構工事費は別、敷地条件や規模で変動すると注記されています。
40坪なら本体で約3,600万円(税別)の計算になり、リフォームの実例には耐震改修280万円・バリアフリー198万円・外壁塗装と階段540万円などの費用が載っています。
| 区分 | 価格 | 注記 |
|---|---|---|
| 注文住宅(新築) | 坪90万円(税別)前後 | 約40坪の概算。解体費・外構工事費別、敷地条件・規模で変動 |
| 大規模リフォーム(耐震改修) | 280万円 | 築37年、工期75日、横浜市栄区 |
| 外壁塗装+アプローチ階段 | 540万円 | 築30年、工期45日、横浜市青葉区 |
神奈川県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | エコハウス | 神奈川県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開(施工事例に延床面積の記載なし) | 35.3坪(116.6㎡) |
| 家の値段 | 坪90万円×40坪=約3,600万円(税別、概算) | 4,277万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 約90万円(税別、約40坪の概算、解体・外構別) | 約121万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 692万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.1歳 |
| もとになった件数 | 54件(ホームページの施工事例) | 176件(フラット35利用者調査 2024年度) |
会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
エコハウスの性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造在来軸組構法・ツーバイフォー構法(1983年から採用)、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・混構造、地下室付き住宅(ドライエリア、地下玄関+ホームエレベータの提案)。高気密高断熱住宅エコソラーナ(1985年開発、1995年から全棟標準)、付加断熱(2013年〜)、床下エアコン(2013年〜)、Q1.0住宅(2015年〜)、全棟許容応力度設計(2000年〜)、直雇大工16名による自社施工、全棟でエネルギー消費量計算 |
|---|---|
| 耐震等級 | 全棟許容応力度設計で「現在の最高等級(耐震等級3)+αの確保を目指す」と記載(全棟取得の明記なし)。地質データをもとに土地ごとに耐震性能を算出 |
| 断熱等級 | 記載なし(「南北海道基準レベルの断熱性能を標準仕様に導入」「Q1.0住宅」と表記) |
| C値(気密) | 記載なし |
| UA値(外皮) | 記載なし(本社社屋を「超高断熱(Q1.0仕様)」、2015年にQ1.0住宅1棟目と表記。数値の公開なし) |
| 断熱材 | 記載なし(付加断熱を2013年から採用と沿革に記載) |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー登録。2024年度の実績34%、2025年度の目標100%。2018年の完成見学会に「エコハウスのZEH」、施工事例に「光熱費ゼロの家」(消費エネルギーを減らす+エネルギーを創る) |
| 長期優良住宅 | 標準仕様で長期優良住宅の認定基準に対応(FAQ) |
| 保証・点検 | 物件ごとに瑕疵保険に加入し、雨漏りと構造上主要な部分は10年保証。点検は入居後1年、5年目・10年目以降はメンテナンスの提案(FAQ) |
歴史と体制で性能を語り、数字を書かない会社です。
技術ページには昭和60年から高断熱住宅に挑戦して500棟以上、南北海道基準レベルの断熱を標準仕様に導入し全棟でエネルギー消費量計算を実施、全棟を許容応力度設計で耐震等級3+αを目指すとあり、沿革には1995年の全棟標準化、2013年の付加断熱と床下エアコン、2015年のQ1.0住宅と節目が並びます。
新住協の東京支部長が社長で本社社屋をQ1.0仕様と書く会社なのに、UA値・C値・Q値の数値、断熱材の種類と厚み、サッシ、気密測定の有無はホームページのどこにも載っていません。
相談では、自分のプランのUA値とQ値の計算書、気密測定を全棟でするかと直近の結果、付加断熱と床下エアコンが標準か追加か、耐震等級3を全棟で取得するのか目指すだけか、5年目以降の点検が有償かを書面でもらってください。
エコハウスの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例54件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 二世帯住宅 | 8件 |
| 吹き抜け | 3件 |
| 地下室 | 1件 |
| 平屋 | 2件 |
| ビルトインガレージ | 2件 |
| 賃貸併用・戸建て賃貸 | 3件 |
施工事例ページは6つのテーマの写真ギャラリーで、数字を読む材料は完成見学会の告知にあります。
テーマは光熱費ゼロ・吹き抜け・地下室とロフト・和モダン・二世帯・眺望の6つで、EVENT情報にある完成見学会の告知を1棟ずつ数えると2016年から54棟、町名が分かる42棟のうちしらとり台8棟・藤が丘8棟・青葉台4棟と本社の周りに集中し、題名には二世帯住宅が8棟、吹き抜けが3棟、地下室・平屋・ビルトインガレージ・戸建て賃貸・ZEH・床下エアコンが並びます。
延床・価格・UA値・C値は告知にも事例にも書かれていません。青葉台ページの町名別の現場数と合わせると、坂の多い青葉区で地下室と二世帯、賃貸併用を得意にしてきた会社だと読めます。
エコハウスならではの特徴は?
2004年以降の新築と大規模耐震改修379現場のうち260件が青葉区で、青葉台駅から半径2km圏に受注の7割、しらとり台31件・もえぎ野31件・青葉台30件と町名別の件数を公開しています。
社長の大澤一実氏は東京大学大学院で木造軸組工法住宅の生産性を研究して博士号を取り、2012年から新住協の東京支部長、2017年の新住協総会横浜大会を中心になって開きました。
1985年に首都圏型の高気密高断熱住宅エコソラーナを自社開発して1995年から全棟の標準にし、2013年に500棟を達成、同じ年に付加断熱と床下エアコンの1棟目を建てています。
本社は2008年に建てた超高断熱(Q1.0仕様)の木造3階建オフィスで、2005年の街角モデルを2020年に大規模リノベーションした「スタジオアーキ」を青葉台一丁目に置いています。
坂の多い青葉区の敷地を生かす地下室付き住宅を得意にし、道路とフラットな地下玄関にホームエレベータを付けて外階段をなくす提案や、床面積の緩和を使った二世帯の部屋数確保を技術ページで説明しています。
エコハウスの家はいくらで建つ?



FAQに坪90万円(税別)って書いてありました。神奈川の平均が坪121万円なら安いってことですか?



そのまま比べるのは危険です。坪90万円は約40坪の物件での本体の概算で税別、解体費と外構工事費は別と注記があり、県平均の121万円は付帯工事を含む建設費を坪数で割った数字です。
40坪で計算すると本体は約3,600万円(税別)で、ここに消費税と地盤改良・給排水・外構・諸費用が乗ります。



聞くべきは、希望の坪数で標準仕様(南北海道基準レベルの断熱・全棟許容応力度設計)にしたときの本体価格と税込の総額、付加断熱と床下エアコン、地下室を付けた場合の増額、坂の敷地での基礎と造成の費用の3点です。
青葉区の坂の多い敷地は擁壁と地盤で差が出るので、敷地調査の後に書面で出してもらってください。
エコハウスで後悔しないために、相談時に確認することは?



青葉台一丁目の街角モデル「スタジオアーキ」か、完成見学会に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は坪90万円(税別・40坪概算)だけなので、希望の坪数で本体価格と税込の総額、解体・外構・地盤・造成を分けた内訳、地下室や付加断熱を足したときの増額を最初に書面で出してもらってください。



性能の数字がホームページにないので、自分のプランのUA値とQ値の計算書、気密測定の実施と直近の結果、耐震等級3を全棟で取得するのか目指すだけか、5年目以降の点検の費用を書面で。
口コミが2件しかないので、OB宅の訪問ツアーで入居後の家の冬の室温と光熱費を住んでいる人に聞いてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



神奈川県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約4,277万円、坪あたり約121万円です。
エコハウスは青葉区の実績と新住協の看板で選ぶ会社なので、自分の家の計算書と測定の約束、税込の総額を書面でもらい、その総額を県平均の建設費と並べて判断してください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
