マツオ設計(下妻市)の評判と坪単価は?口コミも紹介

マツオ設計(茨城県下妻市)の評判と坪単価

マツオ設計は下妻市下妻丁の設計事務所兼工務店で、正式名は有限会社マツオ・トータル・プランニング、1991年の設立、資本金1,000万円、代表の江面松男氏と江面太基氏の2名がスタッフ紹介に載る小さな会社です。

「自然素材でつくる健康住宅」を掲げ、構造材は防腐防蟻薬剤を加圧注入した国産無垢材の「緑の柱」、断熱はセルロースファイバーを55kg/㎥で充填したうえに外側にEPSを張るダブル断熱、内装は塗り壁と無垢材を標準にしています。

商品は30坪想定の本体価格で注文住宅1,500万円、D’s style 1,300万円、オトナの平屋1,980万円、セカンドコンパクトとママの家が1,870万円(いずれも税抜、2018年1月時点)からで、実例集には18件に施工面積・間取り・価格・建設時期が付いていて、坪単価に直すと53.6〜69.6万円、中央値57.1万円でした。

一方でUA値・C値・耐震等級・断熱等級の自社の数字はどこにもなく、保証の年数もなく、アフター訪問の時期(1か月・1年・3年・5年・10年)だけが家づくりの流れに書かれています。

Googleの口コミは2件で3.0、本文があるのは3年前の★1だけです。ホームページには施工事例が27件公開されていて、坪数が分かるものだけで18件あります。

マツオ設計の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。

相談者

下妻のマツオ設計、自然素材の家で気になってるんですが、性能の数字が見つからなくて…値段はどうなんでしょう?

編集部

価格は分かりやすい会社で、30坪想定の本体価格が商品ごとに1,300〜2,178万円(税抜)、実例18件には施工面積と価格が付いていて坪単価の中央値は57.1万円です。

断熱材はセルロースファイバーと外断熱EPSの二重、柱は加圧注入の国産無垢材と仕様は具体的ですが、UA値・C値・耐震等級は自社の数字を出しておらず、保証の年数も載っていません。

口コミはGoogleに2件しかなく、そのうち文章付きの1件が★1なので、評判より書面で確かめる会社です。

相談者

仕様は分かるのに数字と保証がないんですね…。見積もりのときに計算書と保証書を出してもらいます!

目次

マツオ設計はどんな規模の工務店?

商号有限会社マツオ・トータル・プランニング(屋号 マツオ設計)
本社茨城県下妻市下妻丁429-3(本社事務所・モデルハウス併設)、モデル兼事務所は下妻市今泉115-1
設立1991年(平成3年)3月12日
資本金1,000万円
代表者江面 松男(一級建築士、大工の息子として建築に親しんだと社長挨拶に記載)
建設業許可記載なし(会社概要に許可番号の記載がありません)
建築士事務所記載なし(建築企画・設計・監理を事業内容とする設計事務所、登録番号の記載なし)
宅建業免許記載なし
事業建築企画・設計・監理。社長挨拶では「設計事務所」「監理者を置いた建築工事を行う工務店」「リフォーム専門店」の3本柱、営業マンを通さず建築士が直接打合せ
施工エリアサイトタイトルに「つくばや守谷・古河の注文住宅」、本文は下妻市周辺が中心(「下妻市だけで年間5棟以上の建て替え」と相談会の案内に記載)。現場ブログには守谷市、ひたちなか市、下妻市内の神明・鴻野山、荒川本郷の現場
拠点下妻市下妻丁の本社事務所に隣接するモデルハウス(施工面積35.1坪、土間玄関と吹き抜け、ホルミシスルーム併設)と、今泉のモデル兼事務所。毎週土日に予約制の相談会
所属団体ZEHビルダー登録(2020〜2023年度の実績0%、2024〜2027年度目標70〜75%)
編集部からコメント:マツオ設計という工務店の立ち位置

建設業許可番号はホームページに載っておらず、営業所が茨城県内にある地元の会社です。

設立から35年で、下妻市の本社事務所にモデルハウスを併設し、代表と江面太基氏の2名がスタッフ紹介に並ぶ設計事務所で、1991年の設立から30年以上、社長挨拶では設計事務所・工務店・リフォーム専門店の3つを1社で担うと説明しています。

年間棟数は「下妻市だけで年間5棟以上の建て替え」という相談会の案内から読むしかなく、実例集27件のうち数字付きの18件が2015〜2019年の建設で、年に3〜5件のペースです。

営業マンを置かず一級建築士が直接打合せをする体制なので、同時に進む現場の数は多くなく、現場ブログでも守谷・ひたちなか・下妻市内の家が1〜2件ずつ順番に載っています。

商品名にシングルマザー向けの「ママの家」、敷地内に建てる若夫婦向けの「セカンドコンパクト」、親子2人やシニア夫婦向けの「オトナの平屋」と、下妻周辺の家族構成に合わせた小さめの家(実例の施工面積は26.4〜34.75坪)を得意にしている会社と読めました。

マツオ設計のGoogle口コミの傾向

評価口コミ数対象
★3.02件本社(下妻市下妻丁)
編集部からコメント:マツオ設計の口コミはどう読む?

2件の内訳は★5が1件、★1が1件で、★4と★3と★2はありません。本文があるのは1件です。

Googleの口コミは本社のリスティングに2件だけで、★5が1件(8年前、本文なし)、★1が1件(3年前)です。

★1の内容は、頼んだ設備が付かず会社側の選んだものが付いた、代金を全額払った後の対応が悪かった、という施主の不満で、設計事務所が主導する家づくりで、仕様の決め方が施主と会社で噛み合わなかったときに出やすい不満といえます。

2件しかないので会社の評価を口コミで決めることはできませんが、★1の指摘は打合せの記録と仕様書の残し方に関わるので、見積もりの席で仕様書と打合せ議事録を毎回もらえるか、引き渡し後の連絡窓口が誰になるかを確かめておくと、同じ食い違いを避けられます。

ホームページの「お客様の声」12件は土間や吹き抜け、テラスの使い心地を語るインタビューで、価格や性能の話はありません。

Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。

マツオ設計の坪単価はいくら?

商品ラインナップに30坪を想定した本体価格が税抜・税込で載っています。

注文住宅1,500万円(税込1,650万円)〜、D’s style 1,300万円(税込1,430万円)〜、オトナの平屋1,980万円(税込2,178万円)〜とシニア向け2,178万円(税込2,396万円)〜、セカンドコンパクトとママの家が1,870万円(税込2,057万円)〜で、地盤調査・仮設・屋外給排水・外構などは別、価格は2018年1月時点という注記があります。

実例集の18件は1,430〜2,420万円(26.4〜34.75坪)で、ママの家は月々4〜5万円からの支払い例も添えています。

3020181
商品(30坪想定・2018年1月価格)本体価格(税抜)税込
注文住宅(完全自由設計)1,500万円〜1,650万円〜
D’s style(間仕切りのない自由な空間)1,300万円〜1,430万円〜
オトナの平屋(親子2人向け)1,980万円〜2,178万円〜
オトナの平屋(シニア夫婦向け)2,178万円〜2,396万円〜
セカンドコンパクト(敷地内に建てる若夫婦向け)1,870万円〜2,057万円〜
ママの家(シングルマザー向け)1,870万円〜2,057万円〜

茨城県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?

項目マツオ設計茨城県の平均
家の広さ29.6坪(施工事例18件の中央値)35.3坪(116.8㎡)
家の値段1,300〜2,178万円(税抜・30坪想定)/実例1,430〜2,420万円3,738万円(付帯工事などを含む建設費)
坪あたり約57.1万円(実例18件の価格÷施工面積の中央値(53.6〜69.6万円、税表記なし)。商品価格は30坪想定で本体1,300〜2,178万円(税抜))約106万円(建設費÷坪数)
建てた人の世帯年収605万円
申込者の年齢48.3歳
もとになった件数27件(ホームページの施工事例)156件(フラット35利用者調査 2024年度)
相談者

広さが29.6坪で、県平均の35.3坪より小さいんですね。値段が本体だけだと、どう比べればいいんですか?

編集部

県平均より5.7坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より下に出やすい会社です。

会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。

工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。

一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。

たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。

本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。

県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。

マツオ設計の性能・仕様はどこまで公開されている?

工法木造軸組。構造材は「緑の柱」(防腐防蟻薬剤を加圧注入した国産無垢材、塩化ベンザルコニウムと銅が主成分)。断熱はセルロースファイバー「ファイバーエース」を密度55kg/㎥で充填し、外側にEPSビーズ法ポリスチレンフォームを張るダブル断熱(外壁45分準耐火構造認定)。内装は塗り壁と無垢材が標準
耐震等級自社の等級の記載なし。構造見学会の案内で「耐震等級3で建てるから大丈夫と安心されている方も…長期的に等級3を維持できるか」と問いかけ、緑の柱で耐震性能の低下を防ぐという説明のみ
断熱等級記載なし
C値(気密)記載なし
UA値(外皮)記載なし(ZEHのページで外皮計算・一次エネルギー計算を自社内で行うと記載)
断熱材セルロースファイバー(ファイバーエース、密度55kg/㎥、ホウ素系薬剤含有率20%)+外断熱EPS。厚みの記載なし
記載なし
ZEHZEHビルダー登録。2020〜2023年度の実績は0%、2024年度70%・2025〜2027年度75%を目標と記載。ZEH仕様の規格化と自社での外皮計算でコストダウンを図ると説明
長期優良住宅「長期優良住宅をご検討の方」向けの構造見学会を案内(標準対応かどうかの記載なし)
保証・点検保証の年数・内容の記載なし。家づくりの流れに「お引渡しから1か月・1年・3年・5年・10年でアフターメンテナンスに伺う」とあるのみ
編集部からコメント:数字の見方

仕様の説明は細かく、緑の柱は薬剤の成分まで、セルロースファイバーは密度55kg/㎥とホウ素の含有率20%まで書いてあり、外断熱EPSとのダブル断熱は下妻周辺の工務店では珍しい構成といえます。

ところがその仕様で家全体がどの性能になるかを示すUA値・C値・断熱等級・耐震等級は一つも載っておらず、ZEHのページに「外皮計算を自社で行う」とある以上、計算はしているのに公開していない状態です。

耐震については「等級3を長期的に維持できるか」と問いかける形で、自社の家が等級いくつで設計されているかは書かれていません。

ダブル断熱なら断熱等級5〜6相当が出ていてもおかしくない仕様なので、相談では自分のプランの外皮計算書(UA値)と耐震等級の計算方法をまず求め、気密測定をするかどうかも聞いてください。

保証は年数の記載がなく、アフター訪問の時期だけが書かれているので、構造・防水の保証年数、シロアリ保証、地盤保証の有無と保証書の形を、契約前に書面で確かめる必要があります。

マツオ設計の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?

ホームページの施工事例27件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。

マツオ設計の施工事例の坪数の分布(茨城県平均との比較)
延床の坪数件数割合
25〜29坪11件61%
30〜34坪7件39%

坪数が分かる18件のうち、いちばん多いのは25〜29坪の11件(61%)。最小26.4坪から最大34.75坪まであり、中央値は29.6坪です。

特徴該当する事例
施工面積・価格・間取り・建設時期の記載18件
平屋(タイトル)8件
3LDK13件
4LDK3件
UA値・C値の記載0件
編集部からコメント:マツオ設計の得意分野

実例集は27件で、2015〜2019年建設の18件には施工面積・間取り・価格・建設時期が揃っています。

施工面積は26.4〜34.75坪で中央値29.6坪、間取りは3LDKが13件、価格は1,430〜2,420万円、坪単価に直すと53.6〜69.6万円で中央値57.1万円と、県平均の坪106万円より低い帯に集まりました。

ただし価格に税の表記がなく、ラインナップの表示(税抜で税込併記)と同じ基準だとすれば税抜でしょう。

2021年以降の《New》事例9件は写真だけで数字が付いていないので、直近の価格は分からず、2018年1月時点の商品価格からどれだけ上がったかは見積もりで確かめる必要があります。所在地はどの事例にもなく、平屋は8件です。

マツオ設計ならではの特徴は?

ホームページを読んで分かったこと

構造材に防腐防蟻薬剤を加圧注入した国産無垢材「緑の柱」を使い、薬剤がウエットティッシュ成分の塩化ベンザルコニウムと銅だと成分まで説明しています。

セルロースファイバーを55kg/㎥で充填し、外側にEPSを張るダブル断熱で、外壁45分準耐火構造の認定を取っている工法だと書いています。

実例集の18件に施工面積・間取り・価格・建設時期を載せていて、坪単価に直すと53.6〜69.6万円と自分で計算できる材料が揃っています。

シングルマザー向けの「ママの家」(1,870万円〜、月々4〜5万円)や母屋の隣に建てる「セカンドコンパクト」など、家族構成で名付けた商品を持っています。

モデルハウスの中にラドンを使うホルミシスルームを併設し、営業マンを置かず一級建築士が直接打合せをすると社長挨拶で説明しています。

マツオ設計の家は坪いくらで建つ?

相談者

実例の坪単価が57.1万円くらいって、県平均の106万円と比べると安すぎませんか?何か抜けてるんでしょうか。

編集部

実例の価格は本体価格で、地盤調査・仮設・屋外給排水・外構・諸費用は入っていません。しかも建設時期が2015〜2019年、商品価格も2018年1月時点なので、資材の値上がり前の数字です。

県平均の3,738万円は35.3坪の建設費総額で付帯工事も含むので、同じ土俵にするなら実例の本体価格に付帯と諸費用で数百万円を足し、そこに2018年からの値上がりを見込む必要があります。

編集部

聞くべきは、いま契約した場合の30坪の本体価格(2018年1月価格からの上昇分)、本体に含まれない付帯工事と諸費用の目安、ダブル断熱と緑の柱が標準に入っているか、そして実例で「価格」と書かれた金額が税抜か税込か、の4点です。

マツオ設計で後悔しないために、相談時に確認することは?

相談者

本社モデルハウス(下妻市下妻丁429-3、毎週土日の予約制相談会)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?

編集部

価格は2018年1月時点の商品価格しか載っていないので、いまの30坪の本体価格と付帯・諸費用込みの総額、実例の価格の税区分を最初に書面でもらってください。

編集部

性能は自社で行う外皮計算書(UA値)と耐震等級の計算方法、気密測定の有無を出してもらい、保証は年数が載っていないので構造・防水・シロアリ・地盤の保証年数と保証書の形を同じ席で確かめてください。

相談者

見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?

編集部

茨城県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約3,738万円、坪あたり約106万円です。

マツオ設計は仕様と価格の材料は多いのに性能の数字と保証年数が見えない会社なので、外皮計算書と保証書、いまの価格を書面でもらい、県平均の建設費と並べて判断してください。

各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?

工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。

家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!

掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。

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この記事を書いた人

工務店ずかん編集部。全国の工務店・ハウスメーカーを1社ずつ、ホームページに公開されている会社概要・価格・仕様・施工事例と、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」などの公的データをもとに、同じ項目に揃えて整理しています。工務店の評判は口コミの有無ではなく、公開している数字と公開していない数字で読みます。

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