Blue Style(ブルースタイル)は、埼玉県入間郡毛呂山町に本社を置く、自然素材の注文住宅を建てる工務店です。1881年(明治14年)に大工棟梁として始まり、1978年に株式会社荻野工務店として法人化、2019年に今の社名になりました。ホームページには施工事例が175件公開されていて、坪数が分かるものだけで166件あります。
Blue Styleの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者坂戸のモデルハウスに行ってみようと思っているんですが、Google口コミが★4.8で39件もあって、逆に出来すぎな気がして…



件数と星だけを見ると、文句のつけようがない工務店に見えます。ただ39件のうち30件以上は3年前の同じ時期に書かれた見学者の声です。だから星の高さより、建てた人の口コミが何を褒めて、何を残念がっているかを読みます。それと、この工務店は付帯工事込みの価格を7プラン分公開しているので、県平均の建設費とそのまま並べられる珍しい会社です。



なるほど! 星の数じゃなくて、誰がいつ書いたかまで見るんですね。値段が出ているなら、県平均と比べれば高いか安いかも分かりそうです♪
Blue Styleはどんな規模の工務店?
| 商号 | Blue Style 株式会社(2019年に株式会社荻野工務店から社名変更) |
|---|---|
| 本社 | 埼玉県入間郡毛呂山町西大久保10-1(本社スタジオ YDH) |
| 設立 | 1978年5月(昭和53年5月)に法人化。創業は1881年(明治14年) |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役 荻野 勇樹(5代目。大工・現場監督を経て31歳で就任) |
| 建設業許可 | 埼玉県知事(般-8)第14744号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 埼玉県知事登録 第10340号 |
| 宅建業免許 | 埼玉県知事(6)第18857号 |
| 事業 | 注文住宅の設計施工、リフォーム・リノベーション、店舗工事、エクステリア工事、耐震診断、不動産仲介・売買 |
| 施工エリア | 埼玉県全域と東京都の一部(坂戸・鶴ヶ島・川越・上尾・さいたまが中心) |
| 拠点 | 本社スタジオ(毛呂山町)と常設モデルハウス3か所(川越・坂戸・上尾) |
| 所属団体 | 住宅性能保証協会(登録番号21015603) |
埼玉知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から48年で、創業からは145年目。5代目の社長が大工出身という点で、埼玉県の工務店では最も古い部類に入ります。人口約3万人の毛呂山町に本社を置きながら、川越・坂戸・上尾に常設モデルハウスを3か所持ち、事業地域は埼玉県全域と東京都の一部まで広げています。設計・大工・現場監督・不動産仲介を社内に持っているので、土地探しから引き渡しまで1社で通せる体制です。年間の建築棟数はホームページに出ていません。
Blue StyleのGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.8 | 39件 | 本社スタジオ(毛呂山町) |
- ★41 か月前
社長との打ち合わせでも、私たちの生活スタイルにあった提案をしていただきました。特にパントリーのママコーナーや、お風呂場を広くするのではなく、洗面所を広くしたほうがよかったりと生活に必要な空間を提案してくだり初めて家造りをする自分たちにとってはとても助かりました。 - ★21 年前
一つ一つ現場で計測して、木材を加工していったり、枠組みを作ったりしてくれていて、1人で一棟、手間暇かけて造ってくれています。(中略)追記 アフターが、なんか残念でした。アフターメンテナンスの人は来なくて、営業の人がきて、点検口とか開けて見ないし、気になるところのみ、見て、脚立でドアぶつけられて、かけたところは、直せないって言われて終わりました。 - ★53 年前
親の世代からお世話になっています。自然素材にこだわり、かつそれぞれの家庭の生活に合った間取りを自由に決められたり、打ち合わせも丁寧でわかりやすかったりと、細部に渡って素晴らしい工務店さんです。
出典:Googleマップ「Blue Style 株式会社」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
39件の内訳は★5が32件、★4が6件、★2が1件で、★1と★3はありません。ただし30件以上が3年前の同じ時期に集中していて、中身は「本社スタジオYDHを見学した」「スタッフの対応が親切だった」という見学者の短い声がほとんどです。協力業者からの投稿も1件混ざっています。建てた人・建てている最中の人の声は5件ほどで、間取りの提案の中身と、大工の仕事ぶりを褒める点が共通しています。
唯一の低評価(★2)は、建築中は「1人で一棟、手間暇かけて造ってくれている」と褒めていた施主が、1年点検のあとに追記したものです。点検に来たのが営業担当で点検口を開けなかった、脚立でドアを欠けさせたのに直せないと言われた、という内容で、施工そのものではなくアフターの運用への不満です。相談するなら、定期点検に誰が来て何を見るのかを先に聞いておく価値があります。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
Blue Styleの坪単価はいくら?
Blue Styleは「カスタマイズできる家」(平屋のb-FLATと2階建てのb-CASA)のベースプラン7種の価格をホームページに出しています。この価格は設計費・本体工事費・設備・照明・TVアンテナ・ソファ・工事保険・仮設工事・確認申請まで含んだ「総額表示」で、付帯工事を別にした本体価格ではありません。完全自由設計のFORESTとfunは価格を出していません。
| プラン | 延床 | 価格(税抜) | 税込 | 坪あたり(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| b-FLAT #1(平屋1LDK) | 18.03坪 | 1,700万円 | 1,870万円 | 約94万円 |
| b-FLAT #2(平屋2LDK) | 20.53坪 | 1,870万円 | 2,057万円 | 約91万円 |
| b-FLAT #3(平屋) | 22.54坪 | 2,060万円 | 2,266万円 | 約91万円 |
| b-FLAT #4(平屋) | 24.54坪 | 2,200万円 | 2,420万円 | 約90万円 |
| b-CASA #1(2階建て3LDK) | 24.0坪 | 1,620万円 | 1,782万円 | 約68万円 |
| b-CASA #2(2階建て3LDK) | 30.0坪 | 1,860万円 | 2,046万円 | 約62万円 |
| b-CASA #3(2階建て3LDK) | 31.0坪 | 1,930万円 | 2,123万円 | 約62万円 |
埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | Blue Style | 埼玉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 29.0坪(施工事例166件の中央値) | 35.5坪(117.4㎡) |
| 家の値段 | 税抜1,620〜2,200万円(付帯工事込み) | 3,979万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 約62〜94万円(付帯工事込みの価格÷坪数) | 約112万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 631万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.2歳 |
| もとになった件数 | 175件(ホームページの施工事例) | 216件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが29.0坪で、県平均の35.5坪より小さいんですね。値段が付帯工事込みだと、どう比べればいいんですか?



県平均より6.5坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より下に出やすい会社です。
会社側の数字は付帯工事込みの総額なので、県平均の建設費とそのまま並べて見られます。ただし外構と諸費用(登記・ローン手数料・火災保険)は総額にも入っていないので、その分を足した金額で判断してください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
Blue Styleの性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法(柱・土台は国産無垢桧、ベタ基礎) |
|---|---|
| 耐震等級 | 等級3(全棟で許容応力度計算。第三者機関の住宅性能評価書を取得) |
| 断熱等級 | 等級5以上(住宅性能評価書を取得)。FORESTはHEAT20 G2グレード対応 |
| C値(気密) | 非公開 |
| UA値(外皮) | 非公開 |
| 断熱材 | 壁はセルロースファイバー、1階床は押出法ポリスチレンフォーム「ミラフォーム」65mm、外壁は37mm厚のALC「パワーボード」 |
| 窓 | Low-Eアルゴンガス入りペアガラスの高断熱複合サッシ。リビングは高さ2.4mのハイサッシ |
| ZEH | ZEH水準の断熱仕様が標準 |
| 長期優良住宅 | 長期優良住宅の仕様が標準 |
| 保証・点検 | 住宅瑕疵保険による20年保証(構造・防水・地盤、第三者機関)。無料の定期点検あり |
耐震等級3と断熱等級5は、社内の計算ではなく第三者機関の住宅性能評価書で取っていると書いてあるので、数字の裏付けは強いほうです。ただし気密のC値と、自社の家のUA値は出していません。ホームページの断熱のページには「UA値0.60」「0.46」といった数字が並んでいますが、あれは等級ごとの基準値の一覧で、Blue Styleの家の実測値ではないので読み違えないでください。断熱材にセルロースファイバー、外壁に37mmのALCを使うのは、断熱だけでなく蓄熱と防音まで狙った仕様です。
ホームページに数字が出ていないのはC値(気密)・UA値(外皮)の2項目です。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
Blue Styleの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例175件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 110件 | 66% |
| 30〜35坪 | 38件 | 23% |
| 35〜40坪 | 8件 | 5% |
| 40坪〜 | 10件 | 6% |
坪数が分かる166件のうち、いちばん多いのは〜30坪の110件(66%)。最小24.0坪から最大59.0坪まであり、中央値は29.0坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 自然素材 | 174件 |
| 高断熱 | 136件 |
| 平屋 | 25件 |
| ガレージ | 12件 |
| 二世帯 | 7件 |
| 子育て | 6件 |
平屋は25件で、階数が分かる事例の62%です。
166件のうち30坪未満が110件で3分の2を占め、県平均の35.5坪より一回り小さい家が主力です。階数が分かる40件では平屋が25件と多く、b-FLATという平屋のベースプランを持っていることが数字に出ています。事例の特徴はほぼ全件に「自然素材」が付き、「ガレージ」12件、「二世帯」7件が続きます。コンパクトな自然素材の家、それも平屋を得意にしている工務店です。40坪を超える大きな家は10件しかないので、広い家を建てたい人は事例を先に見てから相談したほうがいいでしょう。
Blue Styleならではの特徴は?
いちばんの特徴は「一邸一大工制」です。自社の技術テストに合格した大工が1棟を最初から最後まで担当する仕組みで、社長自身が大工と現場監督を経て31歳で代表になった人です。ホームページには5代目が大工時代に使っていた道具の写真まで載せています。Google口コミにも「1人で一棟、現場で計測しながら木材を加工してくれる」という施工中の施主の声があり、この制度が実際に回っていることが口コミ側からも確認できます。
着工式を15年前から続けているのも珍しい点です。工事に入る施主を数組まとめて坂戸文化会館で式を開き、大工・職人・スタッフと施主が顔を合わせる場にしています。2024年8月の回では4組が参加したとブログにあります。口コミにも「着工式で職人さんに会えて安心した」という声がありました。
価格の出し方にもこだわりがあります。ベースプランの価格に工事保険・仮設工事・材料運搬・確認申請・設計費まで含めた「総額表示」にしていて、ホームページには「付帯工事を別にして本体価格だけを表示している会社もある」と、はっきり書いています。農地や畑からの開発許可の手続きを「得意分野」と書いているのは、毛呂山や坂戸の土地事情をそのまま映しています。
自社開発の天然木キッチンと造作家具があり、全邸に高級ソファを付けて引き渡すのが標準です。イタリアデザインのキッチン「Varenna」「REGALO」も選べます。2026年は創業145周年にあたり、9月と10月の成約者に家具4点セットを付けるキャンペーンをホームページで案内しています。
埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 平屋の比率 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Blue Style | 毛呂山町 | 175件 | 29.0坪 | 62% | 3 | 5 | 非公開 | 総額1,620万円〜(税抜) |
| 彩ハウス | 秩父市 | 49件 | — | 56% | 3 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| ソラマド埼玉 | 草加市 | 91件 | 34.5坪 | 31% | 非公開 | 5 | 非公開 | 非公開 |
| エクステージ注文住宅設計 | 越谷市 | 113件 | 34.6坪 | 0% | 3 | 6 | 非公開 | 非公開 |
同じ埼玉県西部で平屋を多く建てているのは秩父市の彩ハウス(展示場は上尾など県内8か所)ですが、事例に坪数の記載がなく、C値も出していません。草加市のソラマド埼玉は中庭のある家が中心で、坪数の中央値が34.5坪と、Blue Styleより5坪以上大きい家が主力です。4社の中で付帯工事込みの価格を公開しているのはBlue Styleだけなので、他の3社と比べるときは、相手の本体価格に付帯工事を足した総額を出してもらってから並べてください。断熱等級6を標準にするエクステージと比べるなら、Blue Styleの「等級5以上」が実際にいくつのUA値なのかを聞く必要があります。
Blue Styleの評判はどう読めばいい?



★4.8で39件って、埼玉の工務店の中ではかなり多いですよね? そのまま信用していいんですか?



件数は多いのですが、3年前に見学者の声が一気に増えた形です。星の平均はその見学者の声で押し上げられているので、★4.8そのものより、建てた人の5件を読んでください。



建てた人の声は、間取りの提案と大工の仕事を評価する点で揃っています。一方で1年点検への不満が1件あるので、評判は「建てるまでは強い、建てたあとは要確認」と読むのが正確です。
Blue Styleで後悔しないために、相談時に確認することは?



モデルハウスに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



まず価格です。ベースプランは総額表示ですが、カスタマイズをどこまで足すと総額がいくら動くのかを、坪数を固定して聞いてください。完全自由設計のFORESTは価格が出ていないので、同じ坪数でb-CASAと比べた差額も聞くと分かりやすいです。



性能はC値と自社の家のUA値の2つ。あとは1年点検・2年点検に来るのが誰で、点検口を開けて何を見るのか。口コミで出ていた不満はここです。



県平均の数字があれば、もらった見積が高いのか安いのか、その場で目安がつきますね!



そうです。埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,980万円。b-CASAの30坪プランは税込2,046万円ですから、県平均と比べるときは坪数の差を頭に入れて見てください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
