ラクジュ(横浜市)の評判と坪単価は?口コミも紹介

ラクジュ(神奈川県横浜市)の評判と坪単価

ラクジュは横浜市栄区の桂台に本社を置く一級建築士事務所兼工務店で、代表の本橋哲幸氏が一級建築士と不動産コンサルティングマスターを持ち、不動産の売買・設計・施工・ホームインスペクションを1社でまとめる「多機能型の建築士事務所」を名乗っています。

標準仕様も決まった間取りも持たず、全棟を許容応力度計算で耐震等級3、全棟をパッシブ設計で光熱費を算出し、断熱材は性能以外にこだわらず1棟ごとに選ぶと書き、作品集の新築11件は全件に「断熱仕様:UA」「気密性能:C値」が付いてUA値は0.24〜0.53、C値は0.2〜0.5です。

付加断熱の北ノイエとG-Lapは断熱等級7を目指す仕様で、ZEHビルダーの2024年度実績は75%ですが、価格と保証の年数はホームページのどこにもありません。

Googleマップにはリスティングだけで口コミは0件、お客様の声のページもなく、資本金500万円という数字以外に会社の規模を示す記載がない会社です。ホームページには施工事例が13件公開されていますが、延床面積の記載はありません。

ラクジュの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。

相談者

栄区のラクジュ、UA値0.24とかC値0.2とか事例に全部書いてあってすごいんですけど、値段が1つも出てないし会社の規模も分からなくて…

編集部

作品集の新築11件すべてにUA値とC値が載り、中央値はUA0.32・C値0.3、付加断熱の北ノイエとG-LapがUA0.24〜0.34、基本のType-SがUA0.52・C値0.5です。

全棟許容応力度計算の耐震等級3と全棟パッシブ設計を書く一方、価格・保証年数・設立年・従業員数はなく、資本金500万円と代表の資格が分かる規模の手がかりです。Googleの口コミは0件、施工エリアは神奈川と東京城南に限っています。

相談者

性能は数字で見せて、値段と保証は聞かないと出てこないタイプなんですね。見学会で聞いてきます…!

目次

ラクジュはどんな規模の工務店?

商号株式会社ラクジュ(設計工房ラクジュ、株式会社ラクジュ一級建築士事務所。不動産サイトrakujyu.jp、ホームインスペクションhomeinspect.jp)
本社神奈川県横浜市栄区桂台中1-12
設立記載なし
資本金500万円
代表者本橋 哲幸(代表取締役。一級建築士、不動産コンサルティングマスター、相続士)
建設業許可神奈川県知事許可(般-2)第88352号(建築工事業)
建築士事務所株式会社ラクジュ一級建築士事務所 神奈川県知事登録 第15423号(意匠・構造計算・熱計算を自社で行うと記載)
宅建業免許神奈川県知事(3)第28463号(売買・査定、土地探し)
事業新築注文住宅の設計・施工(Type-S、北ノイエ、G-Lap、つなぐ家)、高性能リノベーション「ラクジュR住宅」(耐震等級3改修・長期優良化リフォーム・BELS)、ホームインスペクション(住宅診断、常時微動測定・気密測定・サーモカメラ)、不動産の売買・仲介・コンサルティング、建築資材の製造販売、インテリア
施工エリア施工は神奈川県(一部エリア外)と東京都城南エリア、設計のみは神奈川・東京・埼玉・千葉(エリア外の資料請求・見学・相談は対応しないと明記)。作品集の所在地は鎌倉市2件・葉山町・横浜市・東京都町田市など
拠点本社(横浜市栄区桂台中、10時開始)。モデルハウスの常設はなく、建築中の見学会や築4年の高性能住宅の体感会(2025年)、代表の自邸「究極の自邸」の建築中見学会(2024年)を開催
所属団体ZEHビルダー(2024年度実績75%、2025年度目標75%)
編集部からコメント:ラクジュという工務店の立ち位置

神奈川県知事の許可で、営業所が神奈川県内にある地元の会社です。横浜市栄区桂台中の本社1か所で、設計工房ラクジュと株式会社ラクジュ一級建築士事務所の名前を使い分ける小さな会社です。

会社概要には商号・所在地・代表者・許認可・資本金500万円・取引銀行・事業内容が載り、設立年と従業員数、年間棟数はどこにも書かれていません。

代表の本橋哲幸氏は一級建築士に不動産コンサルティングマスターと相続士を加えた資格を持ち、許認可は一級建築士事務所、神奈川県知事の一般建設業(般-2)、宅建業(3)の3つで、意匠・構造計算・熱計算を外注せず自社で行うと書いています。

事業は新築とラクジュR住宅と名づけたリノベーション、ホームインスペクション、不動産で、営業エリアを施工は神奈川と東京城南、設計は1都3県と区切り、エリア外の相談は受けないと明記しているのが小規模ゆえの割り切りです。

作品集は13件で2018年から2023年の投稿、新築が11件、リノベーションが2件、2024年には代表の自邸を建築中に公開しています。

ラクジュのGoogle口コミの傾向

評価口コミ数対象
★—0件本社(横浜市栄区桂台中)
編集部からコメント:ラクジュの口コミはどう読む?

Googleマップには栄区桂台中の本社のリスティングがありますが、口コミは0件でクチコミのタブ自体がなく、「ビジネスオーナーですか?」と出るので会社側も登録を確認していません。

ホームページにもお客様の声のページはなく、作品集の文章はすべて会社側の解説です。

建てた人の言葉が読めない代わりに、この会社は数字を公開しているので、判断材料は作品集のUA値とC値、代表が2024年に建築中を公開した自邸、2025年の築4年の高性能住宅体感会です。

入居して数年たった家を体感会で見て、光熱費の実績を住んでいる人に聞くのが評判を確かめる近道です。

口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。

Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。

ラクジュの坪単価はいくら?

ラクジュはホームページに坪単価と本体価格を出していません。

「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。

神奈川県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?

項目ラクジュ神奈川県の平均
家の広さ非公開(施工事例に延床面積の記載なし)35.3坪(116.6㎡)
家の値段非公開4,277万円(付帯工事などを含む建設費)
坪あたり非公開約121万円(建設費÷坪数)
建てた人の世帯年収692万円
申込者の年齢50.1歳
もとになった件数13件(ホームページの施工事例)176件(フラット35利用者調査 2024年度)

工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。

一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。

たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。

本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。

県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。

ラクジュの性能・仕様はどこまで公開されている?

工法木造軸組構法、全棟許容応力度計算(耐震等級3・耐風等級2)、省令準耐火仕様、制震構造(Type-P M邸)。断熱は付加断熱フェノールフォーム45mm+高性能グラスウール105〜120mm、天井高性能グラスウール300mm、気密シートはタイベックスマート(北ノイエ・G-Lap)。サッシはYKK APW330が基本でAPW430、樹脂トリプルLow-E(つなぐ家)。全棟パッシブ設計(日射取得・遮蔽・通風・蓄熱のシミュレーション、光熱費算出)、パッシブハウス設計の住環境シミュレーションソフト、第三種換気で実現した例あり
耐震等級全棟許容応力度計算で等級3(耐風等級2)。作品集の横浜M邸(Type-P)は等級2+制震
断熱等級G-Lap7は等級7を目指す仕様、つなぐ家・北ノイエは等級6相当(UA約0.3)、Type-Sは「HEAT20 G2程度」。築4年の体感会の家は等級6・C値0.3
C値(気密)作品集の新築11件に気密測定値:0.2〜0.5、中央値0.3。北ノイエは0.5以下を目標(パッシブハウス基準0.3以下)と記載
UA値(外皮)作品集の新築11件に記載:0.24(G-Lap7 House S・鎌倉T邸)〜0.53(横浜O邸)、中央値0.32。北ノイエの想定は0.28〜0.38
断熱材「性能(熱抵抗と劣化度)以外はこだわらず1棟ごとに検討」と記載。作品集ではフェノールフォーム45mm付加断熱+高性能グラスウール105〜120mm、天井300mm
YKK AP APW330(基本仕様)/APW430、ガラスは三層・二層アルゴンLow-E(遮熱か断熱を選択)、つなぐ家は樹脂サッシのダブルLow-Eトリプル(アルゴン、樹脂スペーサー)。玄関ドアは高断熱仕様(鋼板・鋼板樹脂・木製)
ZEHZEHビルダー登録。2024年度の実績75%、2025年度の目標75%。G-Lap7 House SはZEH認定を取得、横浜M邸は高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)
長期優良住宅作品集のType-S・Type-Pに長期優良住宅認定、G-Lap7に認定取得と記載。ラクジュR住宅は長期優良化リフォーム(補助250万円の例)。全棟取得の明記はなし
保証・点検記載なし(「定期点検を行っています」「耐用年数はおよそ90年(長期優良住宅)」の記載のみ。瑕疵保険・地盤・シロアリの年数なし)
編集部からコメント:数字の見方

性能を1棟ごとの実測と計算値で見せる、数字の会社です。

作品集の新築11件はすべて「断熱仕様:UA」「気密性能:C値」の行を持ち、UA値は0.24から0.53、気密測定によるC値は0.2から0.5で、こだわりのページには全棟許容応力度計算で耐震等級3、全棟パッシブ設計で光熱費を算出、断熱材は性能以外にこだわらず1棟ごとに選ぶとあります。

仕様は年を追って上がっていて、2018年のType-SがUA0.52・C値0.5、2021年以降の北ノイエとG-LapがUA0.24〜0.34・C値0.2〜0.4、2023年のG-Lap7は等級7を目指す付加断熱です。

一方で瑕疵保険・地盤・シロアリの保証年数、点検の年次、標準サッシの確定、価格はどこにも書かれていません。

相談では、自分のプランで狙う仕様(Type-S・つなぐ家・北ノイエ・G-Lap)ごとのUA値と光熱費のシミュレーション、気密測定の目標値、保証と点検の年次、長期優良住宅を取るかを書面でもらってください。

ラクジュの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?

ホームページの施工事例13件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。

特徴該当する事例
UA値の記載11件
C値(気密測定)の記載11件
耐震等級3の明記9件
付加断熱(フェノールフォーム45mm)7件
北ノイエ・G-Lap(超高性能仕様)6件
延床・価格・竣工年の記載0件
編集部からコメント:ラクジュの得意分野

1棟ずつ「性能」の見出しでUA値・C値・断熱材の厚み・玄関ドアまで書く作品集です。

13件のうち新築が11件で、UA値とC値が全件に付き、耐震等級3が9件、フェノールフォーム45mmの付加断熱が7件、北ノイエとG-Lapの超高性能仕様が6件あります。

所在地は題名に鎌倉・葉山・町田・横浜とあるだけで、延床・価格・竣工年はなく、北ノイエの紹介に28坪プランの平面が載る程度にとどまります。

リノベーション2件のうち築26年のM邸はUA1.46を0.56に、C値5以上を1.1に改修して長期優良化リフォームの補助250万円を受けた家で、新築だけでなく既存住宅の性能改修を数字で見せているのがこの会社の特徴です。

ラクジュならではの特徴は?

ホームページを読んで分かったこと

作品集の新築11件すべてに気密測定によるC値と計算のUA値を載せ、C値は0.2〜0.5、UA値は0.24〜0.53と、2018年から2023年にかけて仕様が上がる過程まで読めます。

代表の本橋哲幸氏は一級建築士と不動産コンサルティングマスター・相続士を持ち、不動産サイトとホームインスペクションのサイトを別に運営して、土地の査定から住宅診断まで1社で行っています。

標準仕様も決まった間取りも持たない自由設計を掲げ、断熱材は「性能(熱抵抗と劣化度)以外はこだわらない」として1棟ごとに選び、全棟パッシブ設計で光熱費を算出すると書いています。

築26年の木造住宅をUA1.46から0.56、C値5以上から1.1に改修した「ラクジュR住宅」を作品集に載せ、常時微動測定・気密測定・サーモカメラで改修前後を確かめる方法を説明しています。

営業エリアを施工は神奈川と東京城南、設計は1都3県と区切り、「エリア外の方の資料請求、見学、相談は対応していない」と会社概要に明記しています。

ラクジュの家はいくらで建つ?

相談者

UA値0.24とかC値0.2の家って、普通の工務店よりだいぶ高いですよね?「つなぐ家」がコスパ高いって書いてありましたけど値段はなくて…

編集部

価格はどのページにもなく、事例にも金額と延床がないので、この会社の相場は数字から出せません。

分かるのは仕様がType-S(UA0.52)からつなぐ家(UA約0.3)、北ノイエ・G-Lap(付加断熱)と段階があること、神奈川の注文住宅の平均が延床35.3坪で建設費4,277万円・坪121万円ということまでで、標準仕様がない会社なので同じ坪数でも仕様で総額が変わります。

編集部

聞くべきは、希望の坪数でType-S・つなぐ家・北ノイエの3段階にしたときの本体価格の差、付加断熱と樹脂トリプルサッシの増額、設計料・構造計算費・長期優良住宅の申請費が本体に含まれるか、外構と諸費用を分けた総額の3点です。

パッシブ設計で光熱費を算出する会社なので、仕様ごとの年間光熱費の試算も同じ表に並べてもらってください。

ラクジュで後悔しないために、相談時に確認することは?

相談者

栄区桂台中の本社か、建築中・築数年の家の見学会に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?

編集部

価格がまったく載っていないので、希望の坪数で仕様の3段階(Type-S・つなぐ家・北ノイエ)ごとの本体価格、設計料・構造計算費・申請費の扱い、外構と諸費用を分けた総額を最初に書面で出してもらってください。

編集部

性能は作品集に実測で出ている一方、保証と点検の年次がありません。自分のプランのUA値と光熱費の試算、気密測定の目標値、瑕疵保険・地盤・シロアリの保証年数と点検の年次、長期優良住宅を取るかを書面で。

口コミが0件なので、築4年の体感会のような入居後の家を見せてもらえるかも同じ席で聞いてください。

相談者

見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?

編集部

神奈川県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約4,277万円、坪あたり約121万円です。ラクジュは実測の数字で選ぶ会社なので、仕様ごとの価格差と保証・点検の年次を書面でもらい、その総額を県平均の建設費と並べて判断してください。

各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?

工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。

家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!

掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。

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この記事を書いた人

工務店ずかん編集部。全国の工務店・ハウスメーカーを1社ずつ、ホームページに公開されている会社概要・価格・仕様・施工事例と、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」などの公的データをもとに、同じ項目に揃えて整理しています。工務店の評判は口コミの有無ではなく、公開している数字と公開していない数字で読みます。

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