藤代工務店は神栖市の工務店で、1932年に初代が大工棟梁として請負を始め、1963年に波崎町で創業、いまは資本金2,000万円の特定建設業と一級建築士事務所、宅建業を持ち、自社ブランドの注文住宅Meister’s(マイスター)、LIXIL住宅研究所の2×4ブランドGLホームのFC、綿半林業の天然木規格住宅「夢ハウス 郷の家」の3つを扱っています。
会社としての耐震等級やUA値・C値の標準仕様はホームページに書かれていませんが、施工事例64件のCustomer Profileに完成日・場所・構造・延床が付き、2020年以降の事例には実測のUA値が12件(0.33〜0.59、中央値0.48)、C値が22件(0.2〜1.0、中央値0.43)並んでいて、数字は事例のほうで読める会社です。
延床は59件で22.2〜68.7坪、中央値35.1坪、40坪以上が14件と大きめの家が多く、構造は2×4・2×6の枠組壁工法が52件を占めます。
価格の記載はなく、保証は構造躯体・屋根防水の10年と引き渡し後6・12・24か月の点検で、Googleの口コミはマイスター事業部に7件で3.3、本文は9年前の1件だけです。
ホームページには施工事例が64件公開されていて、坪数が分かるものだけで59件あります。
藤代工務店の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者神栖の藤代工務店、GLホームの看板も出てますよね。地元の工務店なのかFCなのか、性能はどのくらいなんでしょう?



1963年創業の地元工務店が、1985年からGLホームのFCで2×4を建て、1998年に自社ブランドのマイスターを立ち上げた形です。
会社としてUA値や等級の標準は書いていませんが、施工事例64件に完成日・延床・構造が付き、2020年以降の家には実測UA値12件(中央値0.48)とC値22件(中央値0.43)が載っています。
延床の中央値は35.1坪で40坪超えが14件と大きめ、価格は非公開、保証は10年と2年点検まで、Googleの口コミは7件で3.3です。



実測値が事例に付いてるのは安心ですね。自分の家も測ってもらえるか、あと保証が10年で終わるのか聞いてみます!
藤代工務店はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社 藤代工務店 |
|---|---|
| 本社 | 茨城県神栖市波崎2695(マイスター事業部:神栖市知手2929-25) |
| 設立 | 1963年創業(1932年に初代 藤代俽嗣氏が大工棟梁として建築請負を開始)、1981年に株式会社へ改組 |
| 資本金 | 2,000万円(2017年に1,000万円から増資) |
| 代表者 | 藤代 俊保(2001年就任) |
| 建設業許可 | 茨城県知事許可(特-08)第1826号、(般-08)第1826号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 茨城県知事登録 第A3694号 |
| 宅建業免許 | 茨城県知事(11)第2967号 |
| 事業 | 住宅・商業施設の設計・施工・監理、増改築・リフォーム、インテリア・エクステリアの企画、賃貸建物の企画・設計・施工、宅地開発企画・販売代理(フルーツテラス知手26区画、ザ・パームテラス息栖25区画)、土木工事 |
| 施工エリア | よくある質問に「基本的には茨城県と千葉県」。施工事例64件の場所は神栖市48件・鹿嶋市3件・鉾田市3件・潮来市1件、千葉県は銚子市4件・香取市2件・成田市2件 |
| 拠点 | 本社(神栖市波崎)とマイスター事業部(神栖市知手)、知手モデルハウス・息栖モデルハウスの2棟。総合展示場には出ていない |
| 所属団体 | GLホーム(LIXIL住宅研究所)FC加盟(1985年〜)、夢ハウス(綿半林業)ビジネスパートナー(2002年〜)、JIO住宅瑕疵保険、ZEHビルダー登録(2024年度実績39%・2025年度目標50%) |
茨城県知事の許可で、営業所が茨城県内にある地元の会社です。設立から63年で、波崎の本社と知手のマイスター事業部を持ち、1932年の大工棟梁から数えて4代目にあたる社長のもと、2023年に創業60周年を迎えた会社です。
特定建設業許可と一級建築士事務所、宅建業免許を揃え、事業内容には住宅のほか商業施設、賃貸建物、宅地開発と土木まで並び、2016年と2021年には自社で建築条件付きの分譲地(26区画・25区画)を売り出しています。
従業員数と年間棟数の記載はなく、スタッフ紹介は一級建築士2名とインテリアコーディネーター2名、マネージャー、現場監督の6名で、施工事例64件のうち完成日が付く42件は2017年から2026年、2023年以降だけで17件と年に4〜8件のペースでした。
事例の場所は神栖市が48件と大半で、鹿嶋・鉾田・潮来と利根川を挟んだ千葉県の銚子・香取・成田が続き、鹿行地域と千葉県北東部が商圏と読めます。ZEHビルダーとしての2024年度実績は39%で、注文住宅の半数弱がZEH仕様という数字です。
藤代工務店のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★3.3 | 7件 | マイスター事業部(神栖市知手・GLホーム神栖店) |
- 59年前
新築を建てていただきました。こちらの要望をよくきいていただき、お気に入りのマイホームが出来ました。
出典:Googleマップ「株式会社 藤代工務店 (GLホーム神栖店)」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
7件の内訳は★5が4件、★1が3件で、★4と★3と★2はありません。本文があるのは1件です。
マイスター事業部(GLホーム神栖店)のリスティングに7件で3.3、★5が4件と★1が3件に割れていますが、文章が付いているのは9年前の★5(要望をよく聞いてくれた)1件だけで、★1の3件(3年前・5年前・9年前)はどれも本文がなく理由が分かりません。
波崎の本社にも別のリスティングがあり、そちらは本文のない★1が1件です。
口コミから会社の対応を読める材料はほぼないので、判断材料はホームページのお客様の声5件(建てた人のインタビュー)と施工事例の実測値になります。
★1が理由なしに3件ある点は、相談の席で引き渡し後の連絡窓口と点検の運用(2026年に体制強化と沿革にある内容)を聞き、対応の実態を自分で確かめるのが確実です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
藤代工務店の坪単価はいくら?
価格については、3つの商品のどれにも坪単価や本体価格の目安がなく、事例にも金額が付いていません。
資金計画のページに「総工事費の80%を借入」「2,400万円を金利3%・30年固定で月々約10万円」という一般的な計算例があるだけで、自社の価格ではありません。建築条件付き分譲地の土地価格は土地・物件情報のページに個別に出ています。
茨城県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 藤代工務店 | 茨城県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 35.1坪(施工事例59件の中央値) | 35.3坪(116.8㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,738万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約106万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 605万円 |
| 申込者の年齢 | — | 48.3歳 |
| もとになった件数 | 64件(ホームページの施工事例) | 156件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さは35.1坪と35.3坪でほとんど同じですよね。でも値段が非公開だと、比べる意味あるんですか?



広さがほぼ同じということは、茨城県で平均的な大きさの家を建てている会社だ、ということです。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
藤代工務店の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 2×4・2×6(枠組壁工法)が中心で、木造軸組の事例も少数。GLホームはGTSウォール(地震の衝撃・振動を吸収)とGL2×4工法。Meister’sは「ほとんど全ての施工を自社で行う」と記載。全棟地盤調査のうえ基礎計画 |
|---|---|
| 耐震等級 | 会社としての等級の記載なし(「強靱な耐震技術」「建築材・接合・構造の基準を高い水準で定める」との説明のみ)。長期優良住宅の申請は設計期間の説明に登場 |
| 断熱等級 | 記載なし |
| C値(気密) | 施工事例22件に実測値 0.2〜1.0㎠/㎡(中央値0.43)。会社としての基準値や全棟測定の記載なし |
| UA値(外皮) | 施工事例12件に 0.33〜0.59W/㎡K(中央値0.48)。会社としての標準値の記載なし |
| 断熱材 | 記載なし |
| 窓 | 記載なし。標準装備の計画換気と熱交換換気システムの提案あり |
| ZEH | ZEHビルダー登録(2024年度実績39%、2025年度目標50%)。「レジリエンス」をキーワードに再生可能エネルギーを導入したZEHの普及に取り組むとスタッフ紹介に記載。太陽光発電・エコキュートの提案 |
| 長期優良住宅 | 「長期優良住宅に適したマイスター品質」と記載、設計の流れに長期優良住宅申請(1か月)を明記。標準で認定を取るかどうかの記載なし |
| 保証・点検 | 構造躯体・屋根防水の保証10年(JIOの住宅瑕疵担保責任保険)。引き渡し後6か月・12か月・24か月の点検巡回。延長保証や地盤保証・シロアリ保証の年数の記載なし。2026年に施工・アフター体制強化(点検・相談窓口)と沿革に記載 |
この会社の数字は会社案内ではなく施工事例に出てきます。
2020年以降の事例に付いたUA値12件は0.33〜0.59で中央値0.48、C値22件は0.2〜1.0で中央値0.43なので、2×4・2×6の枠組壁工法で断熱等級5〜6相当、気密は0.5前後が実力の帯でしょう。
ただしUAが載る事例と載らない事例が混じり、C値は1.0の家から0.2の家まで幅があるので、全棟で測っているのか、測った家だけ載せているのかは確かめる必要があります。
会社としての耐震等級・断熱等級・UA・Cの標準値はどこにも書かれておらず、「高い水準で定める」という言葉だけなので、自分のプランの外皮計算書と耐震等級の計算方法、気密測定をするかどうかを書面でもらうのが先決です。
保証は構造躯体・屋根防水の10年と2年目までの点検で、茨城の工務店で増えている20年・30年の延長保証や地盤保証の年数が書かれていないため、10年目以降の点検の有無と費用、地盤保証・シロアリ保証の有無を同じ席で聞いてください。
GLホームで建てる場合はFC本部の仕様と保証が別に付くので、Meister’sとGLホームのどちらで建てるかで仕様書と保証書を分けて出してもらうと比べやすくなります。
藤代工務店の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例64件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 25坪未満 | 3件 | 5% |
| 30〜35坪 | 17件 | 29% |
| 25〜30坪 | 9件 | 15% |
| 40坪以上 | 14件 | 24% |
| 35〜40坪 | 16件 | 27% |
坪数が分かる59件のうち、いちばん多いのは30〜35坪の17件(29%)。最小22.2坪から最大68.7坪まであり、中央値は35.1坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 延床面積の記載 | 59件 |
| 完成日の記載 | 42件 |
| 場所(市)の記載 | 63件 |
| UA値の記載 | 12件 |
| C値の記載 | 22件 |
| 2×4・2×6(枠組壁工法) | 52件 |
施工事例は64件で、Customer Profileの欄に完成日・場所・構造・敷地面積・延床面積、2020年以降はUA値とC値が並ぶ形式です。
延床は59件で22.2〜68.7坪、中央値35.1坪、30〜35坪が17件・35〜40坪が16件・40坪以上が14件と、県平均の35.3坪より大きい家が半分を占め、25坪未満は3件しかありません。
場所は神栖市が48件、千葉県の銚子・香取・成田が8件で、構造は2×4・2×6が52件、木造軸組が3件でした。価格はどの事例にも付いていないので、延床とUA・Cの実測値で比べる事例集で、坪単価の見当は付きません。
藤代工務店ならではの特徴は?
1932年に初代が大工棟梁として請負を始め、1963年に波崎町で創業、1985年からGLホーム(LIXIL住宅研究所)のFCで2×4を建ててきた会社です。
施工事例のCustomer Profileに完成日・場所・構造・敷地・延床を載せ、2020年以降の家には実測のUA値とC値を1件ずつ付けています。
自社ブランドMeister’s・GLホーム・夢ハウス「郷の家」(綿半林業の天然木規格住宅)の3商品を、同じ会社で選べる構成です。
2016年に「フルーツテラス知手」26区画、2021年に「ザ・パームテラス息栖」25区画と、自社で建築条件付き分譲地を開発しています。
スタッフ紹介に一級建築士2名とインテリアコーディネーター2名の顔と考え方を載せ、設計者の名前が施工事例ごとに記されています。
藤代工務店の坪単価はいくら?



事例に延床とUA値は載ってるのに、値段が1件も出てないんですよね…。40坪の家だとどのくらい見ておけばいいですか?



価格は完全に非公開なので、目安は茨城県の平均建設費3,738万円(35.3坪、坪106万円)から置くしかありません。
事例の延床の中央値は35.1坪、40坪以上が14件と県平均より大きい家が多く、実測UAの中央値0.48・Cの中央値0.43の仕様なので、40坪なら県平均の坪単価で4,200万円前後を出発点に、GLホームの2×4か自社ブランドかで上下すると考えてください。



聞くべきは、Meister’sとGLホームそれぞれの40坪の本体価格と付帯工事・諸費用を分けた総額、標準仕様でUA・Cがどの値になるか(外皮計算書と気密測定の有無)、耐震等級の計算方法、そして10年保証の後に延長や有償点検があるかの4点です。
藤代工務店で後悔しないために、相談時に確認することは?



知手モデルハウスまたは息栖モデルハウス(マイスター事業部)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格が非公開なので、自社ブランドMeister’sとGLホームの両方で同じ坪数の本体価格と付帯・諸費用込みの総額を書面でもらい、どちらの仕様書・保証書が付くかを分けて確かめてください。



性能は事例に実測UA・Cがあるので、自分の家も測るのか、外皮計算書を出すのか、耐震等級の計算方法を聞き、保証は10年後の延長と有償点検、地盤・シロアリ保証の年数を同じ席で確認してください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



茨城県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約3,738万円、坪あたり約106万円です。
藤代工務店は事例の実測値で性能の見当が付く一方、価格と会社としての標準値・保証年数が見えない会社なので、2商品の見積もりと外皮計算書、保証書を書面でもらい、県平均の建設費と並べて判断してください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
