マルニホームは鹿沼市樅山町の丸二産業株式会社で、1936年に床柱や床板を作る小田部銘木店として始まり、約30年前に先代が住宅事業を本格化させた社員9人の工務店です。
年間の施工は15〜18棟で、FAQに「生産力と営業力は大手に劣る」と自分で書き、営業の専任を置かず、社長と専務の建築士が最初の相談から現場管理、引き渡し後まで一人で担当します。
施工事例は86件で題名に「平屋」が付く家が21件、二世帯や同居の家が6件あり、2021年以降は年8〜10件のペースでした。
性能は軸組に構造用OSB合板を貼るマルニSP工法、フェノールフォームか発泡ポリスチレン65mmの断熱と基礎断熱、Low-E複層ガラスと書き、2026年6月の見学会の平屋は断熱等級6とトリプルガラスでしたが、UA値・C値・耐震等級の数字はありません。
保証は地盤保証と瑕疵保険に10年アフターと1年点検で、価格は非公開のままです。Googleの口コミは11件で4.2、築10年と築3年の施主が社長の一人担当を褒める一方、2週間前に打ち合わせ通りに建たなかったという★1が1件ありました。
ホームページには施工事例が86件公開されていますが、延床面積の記載はありません。
マルニホームの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者鹿沼のマルニホーム、銘木屋さんが始めた工務店って聞いて木の家が気になってます。小さい会社みたいですが坪単価は?



社員9人で年間15〜18棟の会社で、社長か専務の建築士が最後まで一人で担当します。価格は載っておらず、事例86件も題名と写真だけなので、県平均の3,729万円との差は見積をもらってから測るほかない会社です。
断熱はフェノールフォーム65mmと基礎断熱、2026年の平屋は等級6にトリプルガラスですが、UA値もC値も出ていないので、自分の家の数字は相談の席で聞いてください。



担当が変わらないのは安心ですね。等級6の仕様で見積とUA値をお願いしてみます!
マルニホームはどんな規模の工務店?
| 商号 | 丸二産業株式会社(屋号:マルニホーム) |
|---|---|
| 本社 | 栃木県鹿沼市樅山町45-1 |
| 設立 | 1936年(昭和11年)1月に小田部銘木店として創立、1946年(昭和21年)5月に丸二産業株式会社として法人化、1981年に建築部・不動産部を設立 |
| 資本金 | 2,400万円 |
| 代表者 | 小田部 敏也(代表、大手住宅メーカー出身の一級建築士) |
| 建設業許可 | 栃木県知事許可(般-2)第13106号 |
| 建築士事務所 | 記載なし(一級建築士1名・二級建築士1名が在籍) |
| 宅建業免許 | 栃木県知事(11)第2275号 |
| 事業 | 建築請負(注文住宅、リフォーム・増改築)、土地売買・仲介(自社分譲地は建築条件付き、中古住宅・貸地・貸家・アパートも扱う) |
| 施工エリア | 鹿沼市を中心に宇都宮市・日光市など県央(お客様の声は鹿沼市と日光市、過去の売却型モデルハウスは宇都宮市鶴田町)。施工事例に所在地の記載はなし |
| 拠点 | 本社(鹿沼市樅山町45-1)と事務所2階のモデルルーム「2階アウトドアリビング」、モデルハウス「musubi」(1日1組の夜の内覧会)。総合展示場への出展はなく、完成見学会は完全予約制 |
| 所属団体 | ジャパンホームシールド(地盤保証)、住宅瑕疵担保保険。協力業者の会「マルニ建心会」(約30年) |
栃木県知事の許可で、営業所が栃木県内にある地元の会社です。
設立から90年で、社員9人、資本金2,400万円、年間15〜18棟という数字がホームページに出ていて、FAQでは「大工などの施工業者は協力会の職人なので年間に施工できる棟数に限りがある」と理由まで書いています。
イベントページの「創業40年以上・施工実績500棟以上」は住宅事業を本格化した約30年前からの累計と読むのが自然です。
施工事例86件は2020年6月に過去分45件をまとめて載せ、2021年4件、2022年8件、2023年9件、2024年9件、2025年8件と続くので、年間棟数の半分ほどを事例にしている計算でした。
所在地は事例に書かれていませんが、お客様の声は鹿沼市と日光市、売却型モデルハウスは宇都宮市鶴田町で、鹿沼を中心に県央が商圏と読めます。
営業専任がいない、担当は社長と専務の一人制、月に一度スタッフ全員で食事会という書き方は、家族経営に近い小さな工務店の姿そのものです。
マルニホームのGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.2 | 11件 | 本社(鹿沼市樅山町) |
- 51か月前
担当が変わることなく最初から最後まで、社長さんに担当していただいたので、不安なく進めることができました。 - 51か月前
私たち夫婦の意見がいろいろと変わっていく中でも、その都度丁寧に対応していただき、最初の打ち合わせから施工開始まで1年近くかかったように思います。ですが、その分とても満足のいく家が出来上がりました。
出典:Googleマップ「マルニホーム」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
11件の内訳は★5が8件、★3が1件、★2が1件、★1が1件で、★4はありません。本文があるのは4件です。
★5が8件で平均4.2ですが、文章を書いているのは11件中4人だけです。
★5の2件は築3年と築10年の施主で、担当が社長のまま変わらなかったこと、大工や電気の職人まで丁寧だったこと、意見が変わるたびに対応してもらい打ち合わせから着工まで1年近くかけたことを挙げていて、ホームページの一人担当制がそのまま評価になっています。もう1件の★5は子供服などを無料で配るイベントの話でした。
★1の1件は2週間前の投稿で、打ち合わせ通りに建たず建った後の対応がないという内容ですが、具体的な経緯は書かれていません。
本文のない7件は6〜10年前が中心で★3と★2も1件ずつあるので、担当が一人であることの良さと、その人が忙しいときにどうなるかの両面を、見学会で施主に聞いてみてください。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
マルニホームの坪単価はいくら?
マルニホームのホームページに坪単価や本体価格は載っておらず、施工事例86件も題名と写真だけで金額はありません。
FAQには「大手注文住宅メーカーなみの提案を、それよりもお求めやすい単価で施工できる」とあるだけで数字はなく、唯一の金額は2021年に販売した宇都宮市鶴田町の売却型モデルハウス(延床34.94坪、土地・建物・外構・家具一部込みで3,887万円)と、鹿沼市の自社分譲地の坪4.5万〜10万円です。
造り付けの収納や棚を標準的に提案する会社なので、見積では造作家具の分がどこに入るかを確かめてください。
栃木県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | マルニホーム | 栃木県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開(施工事例に延床面積の記載なし) | 35.1坪(116.0㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,729万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約106万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 619万円 |
| 申込者の年齢 | — | 47.4歳 |
| もとになった件数 | 86件(ホームページの施工事例) | 98件(フラット35利用者調査 2024年度) |
会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
マルニホームの性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | マルニSP工法(木造軸組工法に構造用OSB合板を貼り、軸の強さと2×4の面構造を併せたハイブリッド。増改築にも対応)。基礎断熱。銘木店出身で床柱・床板・無垢フローリング・板張りの樹種が豊富。造作収納・造り付け棚を標準的に提案 |
|---|---|
| 耐震等級 | 記載なし(構造用OSB合板による面構造と金物の説明のみ) |
| 断熱等級 | 2026年6月の完成見学会の平屋が「断熱等級6、トリプルガラス」。標準仕様としての等級の明記はなし |
| C値(気密) | 記載なし(隙間を発泡ウレタンで補修して気密性を高める、と説明) |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 壁・天井に発泡ポリスチレンフォーム65mmまたはフェノールフォーム65mm、隙間は発泡ウレタンで補修。床断熱ではなく基礎断熱(床下を室内と同じ環境に) |
| 窓 | アルゴンガス入りLow-E複層ガラス(断熱タイプと遮熱タイプを窓の向きで使い分け)。2026年の見学会の平屋はトリプルガラス |
| ZEH | 記載なし(問い合わせフォームの関心項目にZEHの選択肢) |
| 長期優良住宅 | 記載なし(問い合わせフォームの関心項目に長期優良住宅の選択肢) |
| 保証・点検 | 地盤保証(ジャパンホームシールドの調査・解析・対策・保証)、住宅瑕疵担保保険。イベントページに「10年アフターサポート」。1年点検の際にお客様の声を取材。協力会「マルニ建心会」が年に一度の夏祭りと住まいの健康診断を主催 |
構造・断熱・保証のページは工法と材料の説明が中心で、数字はフェノールフォーム65mmと発泡ポリスチレン65mmという厚みだけです。
基礎断熱を採用し、隙間を発泡ウレタンで埋めると書いていますが、UA値もC値も測定の記載もなく、耐震も構造用OSB合板の面構造という説明で耐震等級は出てきません。
2026年6月の見学会で「断熱等級6、トリプルガラス」の平屋を公開しているので、等級6の家を建てられることは分かりますが、それが標準か施主の希望かは書かれていない点に注意が必要です。
担当が建築士で最初から最後まで同じという体制は、性能の相談を営業を介さずにできる利点があります。
相談の席では、自分のプランを断熱等級6・トリプルガラスにした場合の仕様と費用、UA値の計算書、気密測定を実施するか、耐震等級3を認定で取れるかと費用、10年アフターサポートの点検回数と内容を書面でもらってください。
マルニホームの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例86件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 題名のみ(所在地・延床の記載なし) | 86件 |
| 平屋(題名) | 21件 |
| 二世帯・同居(題名) | 6件 |
| 価格・UA値・C値の記載 | 0件 |
平屋は21件で、階数が分かる事例の0.24%です。
施工事例は「邸別」に86件、「部屋別」にも同じ家が並び、各ページは題名と部屋ごとの写真に設備のメーカー名(LIXIL・タカラスタンダードなど)や造作棚の説明が付く形で、所在地・延床・価格・性能値はありません。
題名に「平屋」が付く家は21件で、2021年以降の41件では15件が平屋で、「70代で建てる平屋」「60代と80代で暮らすバリアフリー2世帯平屋」「2人暮らしの平屋」のように施主の年代や暮らし方を題名にした家が目立ちます。
延床が分かるのは題名に「23坪 3LDKの平屋」とある1件だけで、ボルダリングウォール、釣り専用部屋、ゴルフ部屋、囲炉裏、通り土間など趣味を題材にした家が多いのも特徴です。
数字が欲しければ、過去の売却型モデルハウス(宇都宮市鶴田町、34.94坪、土地・建物・外構・家具一部込みで3,887万円、2021年)が唯一の手がかりになります。
マルニホームならではの特徴は?
1936年に床柱や床板を製造する小田部銘木店として始まった会社で、無垢フローリングや板張りの樹種を好みで選べることをFAQで銘木店出身の強みとして書いています。
営業の専任を置かず、社長と専務の建築士が最初の相談から設計・現場管理・引き渡し後まで一人で担当する体制で、FAQに「生産力と営業力は大手に劣る」と自ら書いています。
年間の施工は15〜18棟で、協力業者の会「マルニ建心会」と約30年付き合い、着工式で施主と業者が顔を合わせ、建心会が年に一度の夏祭りと住まいの健康診断を主催しています。
断熱はフェノールフォームか発泡ポリスチレン65mmに基礎断熱を組み合わせ、2026年6月の完成見学会では断熱等級6・トリプルガラスでエアコン1台の平屋を公開しました。
施工事例の題名に「70代で建てる平屋」「60代と80代で暮らす2世帯平屋」「2人暮らしの平屋」が並び、モデルルームには砂浜を作ったナチュラルリゾート風の部屋があります。
マルニホームは断熱等級6が標準?社長一人担当で年15棟は待たされない?



見学会の平屋が断熱等級6でトリプルガラスって書いてありました。普通に頼んでもその仕様になりますか?



ホームページの標準の説明はフェノールフォームか発泡ポリスチレン65mmと基礎断熱、Low-E複層ガラスで、等級6とトリプルガラスは2026年6月の見学会の平屋に書かれた仕様です。
標準なのか施主の希望なのかは書かれておらず、UA値もC値も出ていないので、等級6にしたいなら最初にそう伝えて、その仕様での見積とUA値の計算書をもらう必要があります。



担当は社長と専務の建築士の一人制で年間15〜18棟なので、口コミにも打ち合わせから着工まで1年近くかけた話があります。急ぐ人には向きませんが、じっくり決めたい人には合う体制です。
相談の席では、着工までの目安期間、担当が不在のときの連絡先、気密測定の実施、耐震等級3の認定の可否を同じ席で聞いてください。
マルニホームで後悔しないために、相談時に確認することは?



鹿沼市樅山町の本社(2階モデルルーム)、または完全予約制の完成見学会・モデルハウスmusubiの内覧会に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は非公開なので、自分の坪数で本体に付帯・外構・諸費用と造作家具の分を足した総額を見積でもらい、県平均の3,729万円と、2021年の売却型モデルハウス(34.94坪で土地込み3,887万円)の両方と並べてください。



性能はUA値・C値・耐震等級が非公開なので、断熱等級6・トリプルガラスにした場合の仕様と費用、UA値の計算書、気密測定の有無、耐震等級3の認定と費用、10年アフターサポートの点検内容と、担当の建築士が不在のときの連絡体制を書面で確かめてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



栃木県で注文住宅を建てた人の平均は35.1坪・建設費約3,729万円、坪あたり約106万円です。
マルニホームは建築士の一人担当と銘木店ゆかりの木の家が持ち味で、性能の数字と価格を出していない会社なので、等級6の仕様での見積とUA値、着工までの期間を確かめてから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
