竹並建設は、埼玉県本庄市に本社を置く、1930年創業の総合建設会社です。学校や工場、病院を建てる会社ですが、注文住宅の部門があり、建築家と一緒に設計する「R+house」の加盟店として本庄と伊勢崎に展示場を出しています。ホームページには注文住宅の施工事例のページがありません。
竹並建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者本庄の展示場で竹並建設を見ました。地元の大きな建設会社なので安心な気はするんですが、住宅の情報がホームページにほとんど無くて…



そのとおりで、この会社のホームページは総合建設のサイトです。住宅の施工事例も、坪単価も、耐震・断熱の数字も載っていません。だから会社の規模と歴史は分かるが、家の中身はホームページからは分からない会社です。代わりに、Google口コミには建築中の施主の声が9件あるので、そこから打ち合わせの様子を読みます。



なるほど! 会社は古くて大きいけど、家のことは展示場で聞くしかないんですね。何を聞けばいいか整理してから行きます♪
竹並建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 竹並建設株式会社 |
|---|---|
| 本社 | 埼玉県本庄市西富田303-1 |
| 設立 | 1960年9月(昭和35年9月)。創業は1930年(昭和5年)の竹並工務店 |
| 資本金 | 7,500万円 |
| 代表者 | 代表取締役 竹並 達也 |
| 建設業許可 | 国土交通大臣許可(特定建設業)。1973年に特定建設業の大臣許可(特 第1388号) |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所(埼玉県知事登録) |
| 宅建業免許 | 埼玉県知事免許 |
| 事業 | 総合建設業(公共施設・工場・福祉施設・医療施設・店舗・マンション)、注文住宅、リフォーム、土木、設備工事、不動産 |
| 施工エリア | 埼玉県北部と群馬県南部が中心(本庄・深谷・伊勢崎)。茨城営業所あり |
| 拠点 | 本社(本庄市)、群馬支社(伊勢崎市)、本庄展示場(本庄ハウジングステージ内)、伊勢崎展示場(TBSハウジング伊勢崎会場内)、深谷営業所、茨城営業所(桜川市) |
| 所属団体 | ISO9001認証(全拠点)、埼玉県SDGsパートナー、健康経営優良法人2023、SBT認定 |
国土交通大臣の許可を持っているので、複数の都道府県に営業所を置いて営業している規模です。設立から66年で、本庄市で1930年に竹並工務店として始まり、1973年に特定建設業の大臣許可を取った老舗の総合建設会社です。資本金7,500万円、拠点は埼玉2か所・群馬2か所・茨城1か所。ホームページの実績は工場、配送センター、市庁舎の改修、中学校の体育館など一般建築が中心で、住宅は「竹並の家づくり」という1コーナーです。年間の住宅棟数はありませんが、ZEHの普及目標を「2025年度50%→2030年度100%」と公表していて、住宅部門を持っていることは確かです。九州支社や東京支社を出して閉じた歴史もあり、今は北関東に絞っています。
竹並建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.1 | 20件 | 本社(本庄市)。本庄展示場の登録は別に★4.6(5件) |
- ★510 か月前
こちらの難しい要望にも資金の中でできる限りの提案をしてくださり、叶えてくださっています! 建築家の先生の間取りは、子育て〜老後までをしっかりと考えてくださり、可変性のある無駄のないお家となり満足しています! - ★42 週間前
現在、来年完成予定で進行中です。打ち合わせの際に営業さんをはじめ、スタッフの皆様が毎回温かく迎えてくれ、細かい要望や資金計画にも真摯にご対応いただきとても心強いです。 - ★38 年前
老舗の大型建設業です‼
出典:Googleマップ「竹並建設株式会社」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
20件の内訳は★5が10件、★4が4件、★3が5件、★1が1件で、★2はありません。本文があるのは10件です。
本文がある10件のうち9件は「家づくり進行中」「完成が楽しみ」という建築中の施主の声です。2025年の1月ごろに4件、2026年の9月に3件とまとまって投稿されていて、打ち合わせの途中で口コミを書いている形です。住んでからの感想はまだ1件もありません。
★3の5件と★1の1件は本文がなく、7〜8年前のものが多いので、総合建設の取引先や近隣からの評価と思われます。建築中の9件が揃って褒めているのは「営業がガツガツしない」「資金計画に真摯」「建築家との打ち合わせが楽しい」の3点で、契約から設計までの段階の評判としては良い方です。
「完成が楽しみです」「打ち合わせ中です」と書かれた口コミは、契約直後や工事中に書かれたものです。担当者の提案や対応の評価としては参考になりますが、住んでからの断熱の体感や、引き渡し後の不具合対応はまだ評価されていません。星の平均が高くても、その分は差し引いて読んでください。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
竹並建設の坪単価はいくら?
竹並建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 竹並建設 | 埼玉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開 | 35.5坪(117.4㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,979万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約112万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 631万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.2歳 |
| もとになった件数 | — | 216件(フラット35利用者調査 2024年度) |
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
竹並建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造在来工法(一般建築の実績表に「在来」の記載。R+houseの標準仕様に準じる) |
|---|---|
| 耐震等級 | 非公開 |
| 断熱等級 | 非公開 |
| C値(気密) | 非公開 |
| UA値(外皮) | 非公開 |
| ZEH | ZEH普及目標を公表(2025年度50%、2030年度100%。実績は未記載) |
| 長期優良住宅 | 記載なし |
| 保証・点検 | 独自の「保証システム」と定期点検、365日対応のアフターサービス専用電話があると記載。年数は非公開 |
耐震等級・断熱等級・C値・UA値・保証の年数のどれも、ホームページに数字がありません。住宅の性能を説明するページ自体が無く、FAQで「高耐久・高耐震」「シックハウス対策」と言葉で触れているだけです。R+houseの加盟店なので、R+houseの標準仕様(許容応力度計算による耐震等級3、高断熱の仕様)に沿っている可能性はありますが、竹並建設のホームページにはその記載がありません。展示場では「R+houseの標準仕様のどこまでを採用しているか」を最初に聞いてください。
ホームページに数字が出ていないのは耐震等級・断熱等級・C値(気密)・UA値(外皮)の4項目です。
竹並建設ならではの特徴は?
注文住宅は「R+house」の仕組みで建てています。R+houseは全国の工務店が加盟する建築家住宅のネットワークで、施主は登録された建築家(アトリエ建築家)と直接打ち合わせをして設計します。Google口コミの建築中の施主9人は全員「建築家の先生との打ち合わせ」に触れていて、「子育てから老後までを考えた可変性のある間取り」「デザインと性能の両方」という言葉が出てきます。
住宅会社としては珍しく、FAQに「相続税・贈与税を始めとする税務上の相談に専門スタッフが対応する」と書いています。総合建設会社として土地活用やアパート建設も手がけているので、親の土地に建てる人や二世帯を考える人には、住宅だけの工務店にはない相談先になります。
工事中の変更を「注文住宅の真価を問われること」と位置づけ、大小に関わらず対応すると書いています。現場に来られない施主には、写真付きの作業報告書を書面で作って郵送か持参する、というやり方も書いてあり、共働きで現場に行けない人向けの仕組みです。
展示場は本庄(中庭のある和の家)と伊勢崎(「カフェにくらす」)の2か所で、どちらも総合展示場の中にあります。会社としては埼玉県の荻野吟子賞(いきいき職場部門)、健康経営優良法人、SBT認定など、働き方と環境の認定が多く、社員向けに軽井沢の保養所を持っています。
埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 平屋の比率 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 竹並建設 | 本庄市 | — | — | — | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| 彩ハウス | 秩父市 | 49件 | — | 56% | 3 | 明記なし | 非公開 | 非公開 |
| Vie house | 寄居町 | 41件 | — | — | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 坪単価44〜70万円(本体) |
| ジブログデザイン | 行田市 | 18件 | 37.6坪 | 6% | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
同じ埼玉県北部で総合展示場に出ているのは彩ハウスで、あちらは施工実績49件と耐震等級3の明記があり、住宅の情報量では彩ハウスの方がはるかに多い会社です。竹並建設は「建築家と建てる」点で本庄・深谷の他社と違うので、比べる相手は彩ハウスの規格性能型より、設計事務所型のジブログデザインの方が近くなります。価格を出しているのはこの4社ではVie houseだけなので、竹並建設の見積をもらったら、Vie houseの坪単価とジブログデザインの延床の傾向を物差しにしてください。
竹並建設の評判はどう読めばいい?



★4.1で20件。でも★3が5件もあるのが気になります…



★3の5件は本文がなく7〜8年前のものが中心で、総合建設としての取引先や近隣の評価と考えるのが自然です。住宅の評判として読めるのは、建築中の施主が書いた9件だけで、そこは揃って高評価です。



ただし9件とも打ち合わせ中か工事中の声で、住んでからの感想はまだありません。「契約から設計までは評判が良く、建てたあとは未知数」という読み方になります。
竹並建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



展示場に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



まず住宅の仕様です。ホームページに性能の数字が1つも無いので、耐震等級・断熱等級・UA値・C値と、R+houseの標準仕様のどこまでを採用しているかを聞いてください。次に保証。「独自の保証システム」の年数と条件、定期点検の回数を確認します。



それから、注文住宅の直近の引き渡し例を「何坪でいくら」で聞いてください。施工事例がホームページに無い会社なので、これを聞かないと大きさと値段の当たりが付きません。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。聞いてきた引き渡し例の総額を、この数字と並べてください。それが竹並建設の相場感になります。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
