門目建設は宇都宮市氷室町の1978年設立の工務店で、硬質ウレタン断熱パネルを使う「FPの家」を専門にし、口コミには家族で経営していると書かれています。
ホームページの施工事例ギャラリーには「掲載数139軒」とあり、リクルートの『SUUMO注文住宅 栃木で建てる』に載った家を転載した「お宅拝見」が31件、延床の中央値は42.0坪でした。
性能で目を引くのは気密で、完成した全棟で第三者機関が測定し、過去5年間の平均C値を0.21と公開しています。一方でUA値は「究極のUA値」という言葉だけで数字がなく、耐震等級も載っていません。
価格は造作家具や照明まで含めて広さで決まる「丸込み価格」を打ち出していますが、坪単価の金額は出ておらず、口コミに「入居時にローンを組むまで料金が発生しない」「追加料金なし」という体験談があるだけです。
保証はFPグループの住宅完成保証と瑕疵10年、工事中の火災や物損の補償で、Googleの口コミは7件で3.9、★1の1件は問い合わせメールに返信がなかったという内容でした。
ホームページには施工事例が31件公開されていて、坪数が分かるものだけで30件あります。
門目建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者宇都宮の門目建設、FPの家で丸込み価格っていうのを見ました。家具も込みって本当ですか?それで金額はどのくらいになるんでしょう。



口コミには食器棚や学習机を大工が造って追加料金なしだったとあり、ホームページも「できたらいいな、が標準仕様」と書いています。ただ坪単価の金額はどこにもなく、県平均の3,729万円と比べるには自分の坪数で見積を取るしかありません。
気密は全棟測定で平均C値0.21と具体的ですが、UA値と耐震等級は数字がないので、そこは相談の席で聞いてください。



C値0.21は頼もしいですね。UA値と耐震等級を聞いて、丸込みの範囲も書面でもらいます!
門目建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 門目建設(カドノメケンセツ。株式会社などの法人表記なし) |
|---|---|
| 本社 | 栃木県宇都宮市氷室町557-2 |
| 設立 | 1978年(昭和53年)2月 |
| 資本金 | 記載なし |
| 代表者 | 門目 謙二(代表者) |
| 建設業許可 | 栃木県知事許可(般-27)第23592号(建築工事業) |
| 建築士事務所 | 二級建築士事務所 栃木県知事(Bト)第2739号 |
| 宅建業免許 | 栃木県知事(9)第3003号 |
| 事業 | 高断熱・高気密「FPの家」を主とする住宅の設計・施工。関連事業として宅地建物取引業(氷室町の宅地を自社販売)。気密測定技能者従事事業所登録(1640) |
| 施工エリア | 栃木県と茨城県の一部(問い合わせフォームの注記)。お宅拝見の各記事に所在地の記載はなし |
| 拠点 | 本社(宇都宮市氷室町557-2)のみ。モデルハウスや総合展示場の出展はなく、構造見学会と完成見学会の案内。氷室町にLRT清原市民センター駅行きバス停前の自社分譲地(87.9坪880万円) |
| 所属団体 | 全国FPグループ会員(FPの家)、栃木県建築士会、宅建協会、「住宅性能保証制度」登録業者。FPグループ総合補償制度・住宅完成保証制度 |
栃木県知事の許可で、営業所が栃木県内にある地元の会社です。
設立から48年で、従業員数と資本金の記載がなく、法人表記もない屋号の工務店で、会社案内の資格欄は二級建築士が4名分、FPの家技術指導員が4名分、福祉住環境コーディネーターと整理収納アドバイザーが2名分ずつ並び、口コミにある「家族で経営」と合う規模です。
年間棟数はありませんが、ギャラリーの「掲載数139軒」と、お宅拝見31件がリクルートの雑誌の2006年5月号から2020年春夏号まで毎号のように続いていることから、年数棟を長く積み上げてきた会社と読めます。
お宅拝見の延床は33.68〜82.04坪で中央値42.0坪、40坪台が15件、30坪台が9件でした。施工エリアは栃木県と茨城県の一部と書いていますが、各事例に所在地はなく、本社の氷室町は宇都宮市の東端で芳賀町に近い場所です。
門目建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★3.9 | 7件 | 本社(宇都宮市氷室町) |
- 54年前
門目建設さんは、広さに応じて坪単価が決まり、入居時にローンを組むまで、一切料金が発生しません。しかも食器棚や本棚、子供の学習机などを大工さんが手作りで作ってくれて、すべて丸込み価格です。 - 54週間前
価格も良心的でしたが、それ以上に仕上がりの質が高く、とても満足しています。造作家具もいろいろと作っていただき、家にぴったり合う素敵な仕上がりになりました。
出典:Googleマップ「門目建設」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
7件の内訳は★5が5件、★1が2件で、★4と★3と★2はありません。本文があるのは4件です。
本文付きは7件中4件しかなく、そのうち建てた人が書いた★5が3件でした。
4年前の2件は、要望をA4や3枚の紙に書いて出し図面の打ち合わせを何度も重ねた進め方、造作家具を丸込み価格で作ってもらい追加料金がなかったこと、FPの家の暖かさ、築5年で不満のないアフターを挙げ、4週間前の1件は仕上がりの質と造作家具を評価しています。
★1で本文があるのは1か月前の1件で、依頼しようとしたメールに返信がなく、催促したあとに断りの返事が来たという内容です。建てた人の評価は高いものの件数が少なく、連絡の取りやすさは最初の問い合わせで自分で確かめる必要があります。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
門目建設の坪単価はいくら?
門目建設は「丸込み価格」を看板にしていて、造作家具や照明を含めて広さに応じた坪単価で決まると口コミにありますが、その坪単価の金額はホームページのどこにも載っていません。
お宅拝見31件にも価格はなく、数字があるのは自社分譲地の土地(氷室町87.90坪で880万円)だけです。追加料金が出にくい仕組みだからこそ、最初の見積で丸込みに含まれる範囲と、付帯・外構・諸費用など含まれないものを分けてもらってください。
栃木県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 門目建設 | 栃木県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 42.0坪(施工事例30件の中央値) | 35.1坪(116.0㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,729万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約106万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 619万円 |
| 申込者の年齢 | — | 47.4歳 |
| もとになった件数 | 31件(ホームページの施工事例) | 98件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが42.0坪で、県平均の35.1坪より大きいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?



県平均より6.9坪大きい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より上に出やすい会社です。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
門目建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法+FPの家(硬質ポリウレタンフォームの断熱パネルを柱間に組み込む工法。壁パネル105mm、素材内部の50年無結露保証)。ベタ基礎(公庫高耐久基準)、基礎スペーサーで床下全周換気、ひのきの土台、ホールダウン金物、防振ゴム、厚手の合板床。エコ楽の家(FPグループの規格)も扱う |
|---|---|
| 耐震等級 | 記載なし(ホールダウン金物とベタ基礎の説明のみ) |
| 断熱等級 | 記載なし(サイト名に「長期優良住宅・高気密・高断熱」) |
| C値(気密) | 完成した全棟で第三者機関が気密測定。過去5年間の平均C値0.21(FPの家の基準は1.0以下) |
| UA値(外皮) | 記載なし(「究極のUA値でより優れた高性能住宅を実現」と説明のみ) |
| 断熱材 | 硬質ポリウレタンフォームのFPウレタン断熱パネル(壁105mm)。独立気泡で湿気の侵入を防ぎ、素材内部を50年無結露保証。床も断熱し「床暖房いらず」と記載 |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | 記載なし(ZEHビルダー登録の表記なし。太陽光発電の提案ページあり) |
| 長期優良住宅 | サイト名と各ページの見出しに「次世代の家(長期優良住宅・高気密・高断熱)」。標準かどうかの明記はなし |
| 保証・点検 | FPグループ住宅完成保証制度(施工中に工務店が倒産しても損害保険付きで完成)。基本構造の欠陥は10年保証(住宅瑕疵担保責任保険、事業者倒産時は保険法人へ直接請求可)。工事中の火災・雪災・水災の損害と物損・人身事故を補償、引き渡し後の人や物への損害にも対応(FPグループ総合補償制度)。地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験。引き渡し後は定期的に訪問。完成時に気密測定・風量測定・室内化学物質測定(第三者機関で分析) |
数字で出しているのは気密だけで、完成した全棟を第三者機関が測り、過去5年の平均C値0.21という値はFPの家の基準1.0を大きく下回る数字です。
気密測定技能者の事業所登録を持ち、完成時に換気の風量測定とホルムアルデヒド・VOCの測定まで第三者に出す流れは、測ってから引き渡す姿勢として一貫しています。
ところが断熱はウレタンパネル105mmという厚みと「究極のUA値」という言葉だけでUA値の数字がなく、耐震等級も断熱等級も載っていないので、5地域の宇都宮でどの等級になるかは自分の家の計算書でしか分かりません。
長期優良住宅はサイト名に入っていますが、標準で認定を取るのか希望者だけかも分からない書き方でした。
相談の席では、自分のプランのUA値の計算書、耐震等級と長期優良住宅の認定を取るかと費用、気密測定の報告書を引き渡し前にもらえるか、そして丸込み価格に含まれる造作家具と照明の範囲と、含まれない付帯・外構・諸費用の内訳を書面で確かめてください。
門目建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例31件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 40坪台 | 15件 | 50% |
| 80坪台 | 1件 | 3% |
| 30坪台 | 9件 | 30% |
| 50坪台 | 2件 | 7% |
| 60坪台 | 3件 | 10% |
坪数が分かる30件のうち、いちばん多いのは40坪台の15件(50%)。最小33.68坪から最大82.04坪まであり、中央値は42.0坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 延床面積の記載 | 30件 |
| 雑誌(SUUMO注文住宅)掲載 | 24件 |
| 平屋 | 2件 |
| 所在地・価格・UA値・C値の記載 | 0件 |
施工事例は「掲載数139軒」のギャラリーと「お宅拝見」31件の2本立てで、ギャラリーは部屋ごとの写真だけ、お宅拝見は#007以降がリクルートの『HOUSING』と『SUUMO注文住宅 栃木で建てる』(2006年5月号〜2020年春夏号)の転載で、延床面積と施主のインタビューが付きます。
延床が読める30件は中央値42.0坪、最小33.68坪から最大82.04坪で、40坪台15件・30坪台9件・50坪台以上6件という分布です。
インタビューで繰り返し出てくるのは、夫婦それぞれ希望をノートに書いて持っていき社長がひとつにまとめる進め方と、造作家具を丸込み価格で作ってもらった話でした。
所在地・価格・UA値・C値はどの事例にもなく、2020年以降の家はギャラリーの「自然素材と家族団欒の家」「広々と暮らすつながりの家」など写真のみです。
門目建設ならではの特徴は?
完成した全棟で第三者機関の気密測定を行い、過去5年間の平均C値を0.21と公開しています。気密測定技能者の事業所登録(1640)も会社案内に載せています。
造作の食器棚・本棚・学習机や各室の照明まで含めて広さで価格が決まる「丸込み価格」を掲げ、口コミにも入居時のローン実行まで追加料金が発生しなかったという体験談があります。
硬質ウレタン断熱パネル105mmの「FPの家」専門で、パネル素材内部の50年無結露保証と、完成時の風量測定・室内化学物質の第三者分析を引き渡しの手順にしています。
『SUUMO注文住宅 栃木で建てる』に2006年から2020年までほぼ毎号載った家を「お宅拝見」として31件転載し、施主が希望をノートに書いて社長がまとめる進め方が繰り返し語られています。
FPグループの住宅完成保証制度と総合補償制度に加入し、工事中の火災・雪災・水災と物損・人身事故まで補償の範囲に書いています。
門目建設の「丸込み価格」はどこまで含む?C値0.21でUA値がないのはなぜ?



丸込み価格って、家具も照明も込みなんですよね?それなのに坪単価が書いてないのが不思議で…



ホームページは「できたらいいな、が標準仕様」という言い方で、塗り壁や無垢の床、造り付けのカウンターや書棚を標準に入れると説明しています。
口コミには広さに応じて坪単価が決まり、食器棚や学習机を大工が作っても追加料金がなかったとありますが、金額そのものは載っていないので、自分の坪数で見積をもらうしかありません。付帯工事や外構、諸費用が丸込みに入るかも書かれていません。



性能は気密だけが具体的で、全棟を第三者機関が測って過去5年平均C値0.21です。
UA値は「究極のUA値」という言葉だけ、耐震等級と断熱等級も数字がないので、相談の席では自分のプランのUA値の計算書と耐震等級の扱い、長期優良住宅の認定を取るかを聞き、丸込みに含まれる範囲と含まれない費用を見積に分けて書いてもらってください。
門目建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



宇都宮市氷室町の本社(構造見学会・完成見学会の案内あり、モデルハウスなし)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は丸込み価格でも金額が非公開なので、自分の坪数(お宅拝見の中央値は42坪)での丸込みの本体価格と、付帯・外構・諸費用など丸込みに入らない費用を分けた総額を見積でもらい、県平均の3,729万円と並べてください。



性能はC値0.21の全棟測定が強みでUA値と耐震等級が非公開なので、UA値の計算書、耐震等級と長期優良住宅の認定の可否と費用、引き渡し前に気密測定と風量測定の報告書をもらえるか、FPグループの完成保証の加入証を書面で確かめてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



栃木県で注文住宅を建てた人の平均は35.1坪・建設費約3,729万円、坪あたり約106万円です。
門目建設は気密の実測と丸込み価格の考え方は明確でも、UA値・耐震等級・金額を出していない会社なので、自分のプランの計算書と丸込みの範囲を書面でもらってから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
