練馬区の太平建設は1972年に不動産仲介として創業した総合住宅会社で、注文住宅(木造・鉄骨・RC)から官公庁工事、分譲、賃貸管理まで手がけます。
木造はHS金物構法とSE構法、スーパーウォール、無垢材の「郷の家」から選び、事例の大半に耐震等級3(相当)と長期優良住宅の記載があります。ただし坪数・価格・UA値・C値・保証の記載はありません。
Google口コミは19件★2.2と低く、★1の13件はほぼ賃貸部門の電話対応の話で、施主の投稿はほとんどありません。ホームページには施工事例が28件公開されていますが、延床面積の記載はありません。
太平建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者練馬の太平建設、地元では古い会社ですが、Googleが★2.2で★1が13件もあるのはさすがに怖いです…



★2.2は主に賃貸部門の評価で、建てた人の投稿は修繕の折り返しがない1件だけです。会社は1件も返信していません。
性能は事例ごとに耐震等級3(相当)と省エネ等級4が付きますが、標準仕様としての明記はなく、UA値・C値・価格・保証年数もありません。工程写真で断熱材の厚みが読めるのが唯一の具体的な材料です。



口コミの多くが賃貸の話なら、家の評価とは分けて考えたほうがいいですね。修繕の窓口と保証の年数を先に聞いてきます!
太平建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社太平建設 |
|---|---|
| 本社 | 東京都練馬区関町東1-10-9(1995年落成の自社ビル)。上石神井駅前店(練馬区上石神井1-17-12、西武新宿線上石神井駅徒歩2分) |
| 設立 | 1972年(昭和47年)3月に金山泰治氏が不動産仲介業として創業、同年11月に有限会社太平建設を設立、1980年に株式会社化 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役 金山 友也(2014年9月就任。創業者の金山泰治氏は前会長) |
| 建設業許可 | 特定建設業 東京都知事許可(特-4)第065754号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 東京都知事登録 第38256号(1994年) |
| 宅建業免許 | 東京都知事(14)第23221号 |
| 事業 | 建築設計・監理、一般住宅の企画・設計・施工(木造・鉄骨・RC)、事務所・店舗・保育施設、土地の造成と分譲住宅の施工・販売、不動産の売買・賃貸の仲介と管理、耐震診断・耐震補強・リフォーム、土木工事、官公庁工事 |
| 施工エリア | 記載なし(練馬区を中心に、事例のタイトルに西東京・国分寺・高松、分譲は関町南・関町東・石神井台・下石神井) |
| 拠点 | 本社(練馬区関町東)、上石神井駅前店(相談会・イベント会場)。常設モデルハウスなし、分譲住宅の完成内覧会と構造見学会、TOTO石神井ショールームでの相談会、住まいづくり&税務セミナー、Zoom相談 |
| 所属団体 | SE構法登録施工店(No.129、1997年)、LIXILスーパーウォール加盟店、夢ハウス ビジネスパートナー(2011年)、ZEHビルダー(2016年)、地域型住宅グリーン化事業 採択施工店(2018年)、都民住宅指定法人(2007年)。東京都都市整備局 優良工事等局長賞(2018年、都営住宅工事)、東京建築士会 住宅建築賞2022(石神井S邸、設計:武田清明建築設計事務所)、旭化成建材パワーボードフォトコンテスト ダイヤモンド賞(2010年) |
東京都知事の許可で、営業所が東京都内にある地元の会社です。設立から54年で、資本金3,000万円・社員16名で、特定建設業許可と一級建築士事務所を持ち、不動産・分譲・賃貸管理まで一つの窓口で受けています。年間棟数は非公開。
営業と設計士が一組で進める体制と、練馬の地主向けの税務・土地活用セミナーが特徴で、住宅専業というより地域の総合不動産会社です。
太平建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★2.2 | 19件 | 本社(練馬区関町東1-10-9) |
- ★14か月前
家の修繕について問い合わせしても、受付の女性に、担当から折り返すと言われたまま数日なんの連絡もない。会社としてもはや運営が危ういのではないかと思ってしまう - ★13年前
電話対応と会社の対応が昭和でバブルが弾ける前までの尊大な不動産屋(家族経営)を味わえます。幸か不幸か管理物件は問い合わせタイミングにもよりますが悪くはないと思います。なお、創業以来のスローガンである「太平建設の8つの精神」のうち、お客に対する感謝・気配り・改革は希薄です。 - ★51年前
対応が丁寧で好印象だった。
出典:Googleマップ「株式会社太平建設」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
19件の内訳は★5が5件、★4が1件、★1が13件で、★3と★2はありません。本文があるのは9件です。
19件のうち★1が13件と★5の5件を大きく上回ります。読めた★1の6件は賃貸の入居者や問い合わせた人の電話対応・退去精算の話で、施主と読めるのは修繕の折り返しがない1件だけです。
★5の3件は7〜8年前の短文。会社は1件も返信しておらず、賃貸管理と建築を同じ電話で受ける構造が点数に出ています。契約前に自分で並べ替えて確認を。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
太平建設の坪単価はいくら?
太平建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
東京都で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 太平建設 | 東京都の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開(施工事例に延床面積の記載なし) | 36.1坪(119.2㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 4,866万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約135万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 774万円 |
| 申込者の年齢 | — | 49.7歳 |
| もとになった件数 | 28件(ホームページの施工事例) | 212件(フラット35利用者調査 2024年度) |
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
太平建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法(HS金物構法=耐震化HSフレームシステム、SE構法、LIXILスーパーウォール、夢ハウス「郷の家」の天然無垢材)、鉄骨造、RC造。外壁は旭化成パワーボード(ALC)の事例が多い |
|---|---|
| 耐震等級 | 事例28件のうち20件に「耐震等級3」または「耐震等級3相当」(長期優良住宅の認定14件)。標準仕様としての明記はなし。構造計算による耐震基礎 |
| 断熱等級 | 事例により「省エネ等級4(相当)」14件、「HEAT20 G1相当」2件、「新断熱等級5」1件、「HEAT20 G2グレード対応」1件(二重断熱の家)。標準仕様の明記なし |
| C値(気密) | 記載なし |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 事例に床下断熱80mm・壁天井105mm(省エネ仕様)、外張り断熱+内断熱の二重断熱、外張り断熱・遮熱工法、外壁下地に遮熱透湿シート(タイベックシルバー)。防蟻はホウ素系「エコボロン」 |
| 窓 | ペアガラス+Low-E、断熱樹脂サッシの事例あり。標準仕様の記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー登録(2016年)。実績の記載なし |
| 長期優良住宅 | 事例28件のうち14件が長期優良住宅。標準化の記載なし |
| 保証・点検 | 記載なし(「住いづくりのご相談から完成、入居後のアフターフォローまで、一貫したトータルシステム」とあるだけで、保証年数・点検時期の記載なし) |
標準仕様の明記がなく、事例ごとに「耐震等級3(相当)」20件、「省エネ等級4(相当)」14件、HEAT20 G1・G2の家が数件と書かれています。UA値・C値・気密測定・断熱等級の統一した基準はありません。
工程写真から床下断熱80mm・壁天井105mm・防蟻エコボロンと部材は読めます。保証はアフターフォローの一文だけで年数と点検時期が不明。
商談ではプランのUA値と断熱等級、耐震等級3を取る計算方法、気密測定の可否、保証年数と点検の時期を書面で聞いてください。
太平建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例28件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。
事例28件(2014〜2024年)は工程写真の連番で構成され、工法・階数・等級は書かれていますが延床・所在地・価格の欄はありません。郷の家、SE構法の3階建て店舗併用、外張り断熱の家と工法の幅が見える一方、数字で比べる材料はなし。省令準耐火で火災保険が約半額と書いた事例が2件あります。
太平建設ならではの特徴は?
施工事例は工程写真の連番で、床下断熱80mm・壁天井105mm・防蟻エコボロン・タイベックシルバーと部材が読めます。省令準耐火で火災保険料が約半額と書いた事例が2件。
構造は規格住宅「郷の家」(無垢材・樹齢1000年ヒバの土台)、金物工法、SE構法、RCの4択。外張り断熱の家で旭化成建材のフォトコンテスト受賞歴あり。
営業と設計士が一組で進め、社内に設計士が多数いると強調。施主の声2件とも社長の提案で即決した話。
税務・贈与・生産緑地のセミナーや補助金セミナーを定期開催し、地域型グリーン化事業の採択店・ZEH登録業者。練馬の地主向けに土地活用と相続を絡めた営業をしています。
Googleの★1はほぼ賃貸部門の電話対応と退去精算の話で、施主と読めるのは修繕の折り返しが来ない1件だけ。会社の返信ありません。
太平建設の評判はどう読めばいい?



★2.2は今まで見た中で一番低いです…地元で50年やっている会社なのに、なぜここまで悪いんでしょう?



投稿しているのが家を建てた人ではなく、賃貸の入居者だからです。読めた★1の7件のうち6件は契約更新の電話、退去時の請求、電話の態度で、注文住宅の中身には触れていません。
不動産仲介から始まった会社で、宅建免許の更新が14回、賃貸管理も同じ本社で受けているので、入居者の不満がそのまま会社の点数になっています。



ただし建てる人にも関係する点が2つあります。1つは「家の修繕について問い合わせしても折り返しがない」という4か月前の投稿で、建てた後の窓口の弱さを示していること。もう1つは19件のどれにも会社が返信していないことです。
家の性能は事例に耐震等級3と長期優良住宅が並び、SE構法やスーパーウォールも選べるので、契約前に修繕の窓口・担当者・保証年数を書面で決めておけば、口コミの弱点は補えます。
太平建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



練馬区関町東の本社、上石神井駅前店の相談会、分譲住宅の完成内覧会・構造見学会、TOTO石神井ショールームでの新築・リフォーム相談会、Zoom相談に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は一切ないので、自分の坪数で郷の家・金物工法・SE構法それぞれの本体と、付帯工事・外構・地盤改良・諸費用を分けた総額を出してもらってください。長期優良住宅にする場合の申請費も。



性能はプランのUA値と断熱等級、耐震等級3の計算方法、気密測定の可否を書面で。保証年数と点検時期、修繕の連絡窓口と返答の期限を契約前に決めておくと、口コミの不満と同じ形を避けられます。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



東京都で注文住宅を建てた人の平均は36.1坪・建設費約4,866万円、坪あたり約135万円です。太平建設は口コミの低さが賃貸部門から来ているので、家の等級と修繕の窓口を書面にし、総額を都平均の建設費と並べてから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
