杉並区永福のハウステックスは1993年に大工の佐藤義明氏が設立した工務店で、従業員30名、売上11億6,000万円(2022年9月期)、新築800棟の実績があります。
木造在来・SE構法・RC造・重量鉄骨造を1社で施工し、全棟構造計算で耐震等級3が標準。社長は東京大工塾の理事長として本社地下の加工場で若手大工を育てています。施工事例85件に竣工・所在地・延床・工法が付き、3階建てや地下ありが30件超。
ホームページには施工事例が85件公開されていて、坪数が分かるものだけで83件あります。
ハウステックスの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者杉並のハウステックス、SE構法もRC造も鉄骨造もできるのはすごいですが、Googleの★1に「最低のリフォーム会社」とあるのが気になります…



耐震等級3は全棟標準と明記していますが、UA値・C値の数字はなく「HEAT20 G2・G3に対応」と書くだけ。保証は最長35年で無料点検は5年・10年の2回と少なめです。価格は完全自由設計のため坪単価を出しません。
口コミ7件は★1が2件あり、新築を建てた人の投稿がないので評判はまだ定まっていない段階。



工法の選択肢が多いのは狭小地や3階建てには心強いですね。断熱の数字と保証の延長条件を聞いてきます!
ハウステックスはどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社ハウステックス |
|---|---|
| 本社 | 東京都杉並区永福4-13-3(杉並ショールーム「くらもとBASE」、永福町駅北口徒歩6分、2021年移転)。小金井オフィス(小金井市梶野町4-16-10、東小金井駅北口徒歩10分、ギャラリー) |
| 設立 | 1993年(平成5年)1月27日、東村山市で有限会社ハウステックスを設立(1996年に株式会社化) |
| 資本金 | 2,000万円(売上高 2022年9月期 11億6,000万円) |
| 代表者 | 代表取締役 佐藤 義明(棟梁大工出身、一般社団法人 東京大工塾 理事長) |
| 建設業許可 | 東京都知事許可(特-5)第114999号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 東京都知事登録 第47041号(2001年) |
| 宅建業免許 | 東京都知事免許(6)第77333号(1999年〜、不動産仲介と建売住宅の設計施工販売) |
| 事業 | 注文住宅設計施工、分譲住宅設計施工販売、戸建・マンションのリフォーム(年間300件)、耐震診断・耐震補強、RC事業部(2013年〜)、くらもとテラス・カフェや映画上映などの運営 |
| 施工エリア | 杉並区永福と小金井市の各拠点から車で1時間以内。事例は杉並区12件、小金井市11件、練馬区10件、三鷹市・世田谷区各8件、武蔵野市5件、新宿・西東京・小平・中野各3件、北・府中・立川各2件、所沢市2件など |
| 拠点 | 本社・杉並ショールーム(くらもとBASE、地下イベントホール=大工の加工場、屋上テラス・地下シアター)、小金井オフィス・ギャラリー、くらもとテラス(杉並区、2023年)。建築中の現場見学可 |
| 所属団体 | JBN・全国工務店協会、TBN・東京ビルダーズネットワーク、一般社団法人 東京大工塾(理事長)、SE構法登録施工店「重量木骨の家」プレミアムパートナー、ZEHビルダー(2018年)、住宅性能保証制度業者登録、JIO登録。LIXILメンバーズコンテスト13年連続受賞(新築部門で全国準大賞の実績) |
東京都知事の許可で、営業所が東京都内にある地元の会社です。設立から33年で、杉並・小金井・練馬を中心に年に数十棟を建てる中堅の工務店で、リフォームも年300件を受けています。資本金2,000万円、従業員30名、一級建築士事務所。
SE構法のプレミアムパートナー(約600社中70社)に入り、協力業者120組の会と大工会を持つ、大工出身の社長が率いる会社です。
ハウステックスのGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★3.1 | 7件 | 本社(杉並区永福4-13-3) |
- ★34年前
本社兼展示場なのか、木造SE構造で建てられた本社ビル? は素晴らしいです。屋上も入れると5階建てに匹敵するのではないでしょうか。地域のコミュニケーションを考慮したつくりにこちらの社長の思いが伝わってきました。 - ★111か月前
☆ひとつもつけたくない最低のリフォーム会社 - ★510か月前
実家を丁寧にリフォームしていただきました。
出典:Googleマップ「株式会社ハウステックス」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
7件の内訳は★5が2件、★4が1件、★3が2件、★1が2件で、★2はありません。本文があるのは4件です。
7件しかなく、★5が2件・★4が1件・★3が2件・★1が2件と散らばって平均は★3.1になっています。本文があるのは4件で、SE構法の本社ビルを見学した人の★3と★5、実家リフォームの★5、「最低のリフォーム会社」の★1です。
新築を建てた施主の投稿は1件もなく、年300件のリフォームを受ける会社としては口コミが少なすぎます。会社の返信もなし。家の判断材料にはまだ使えない件数です。
口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
ハウステックスの坪単価はいくら?
ハウステックスはホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
東京都で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | ハウステックス | 東京都の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 36.32坪(施工事例83件の中央値) | 36.1坪(119.2㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 4,866万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約135万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 774万円 |
| 申込者の年齢 | — | 49.7歳 |
| もとになった件数 | 85件(ホームページの施工事例) | 212件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さは36.32坪と36.1坪でほとんど同じですよね。でも値段が非公開だと、比べる意味あるんですか?



広さがほぼ同じということは、東京都で平均的な大きさの家を建てている会社だ、ということです。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
ハウステックスの性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造在来工法、木造SE構法(重量木骨の家プレミアムパートナー、地下RC併用あり)、RC造(RC事業部)、重量鉄骨造(3〜5階建ての賃貸・店舗併用)、スーパーウォール工法の事例1件。耐震・制震・免震を提案。パッシブデザイン |
|---|---|
| 耐震等級 | 3を標準(「全棟で構造計算を実施し、耐震等級の最高レベル『3』を標準仕様」、2階建てを含む全棟で構造計算) |
| 断熱等級 | 記載なし(「ZEH対応はもとよりHEAT20 G2・G3レベルに対応」) |
| C値(気密) | 記載なし |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 記載なし |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー登録(2018年)、対応可。実績の記載なし |
| 長期優良住宅 | 長期優良住宅の調査・修繕・改良を前提とした第三者保証のアフターサポート(標準化の記載なし) |
| 保証・点検 | 第三者保証(構造耐力上主要な部分・雨水の侵入を防止する部分・給排水設備)で5年・10年の無料点検、延長保証の継続で最長35年。地盤瑕疵保証10年。カスタマーサポート室が対応、拠点から車で1時間以内に施工エリアを限定 |
耐震は全棟構造計算で等級3が標準と明記し、制震・免震の提案もあります。断熱はZEHとHEAT20 G2・G3に「対応」と書くだけで、UA値・C値・断熱等級の数字がなく、ZEHビルダー登録(2018年)はあっても実績の記載はありません。
保証は長期優良住宅の第三者保証を延長して最長35年、無料点検は5年・10年の2回、地盤10年。商談ではプランのUA値の計算値と、G2・G3にした場合の追加費用、気密測定をするか、点検2回の後は何が有料になるかを確認してください。
ハウステックスの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例85件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 23件 | 28% |
| 30〜35坪 | 16件 | 19% |
| 35〜40坪 | 13件 | 16% |
| 40坪〜 | 31件 | 37% |
坪数が分かる83件のうち、いちばん多いのは40坪〜の31件(37%)。最小15.81坪から最大121.45坪まであり、中央値は36.32坪です。
施工事例100件のうち工法欄のある新築85件を集計すると、延床の中央値は36.32坪、15.81〜121.45坪。工法はSE構法40件・在来38件・RC3件・S造2件・SW1件で、3階建て以上や地下ありが30件超あります。
所在地は杉並12・小金井11・練馬10が上位。各件に竣工・敷地・延床・工法・階数がありますが、価格・UA値・C値・耐震等級の欄はありません。
ハウステックスならではの特徴は?
社長は棟梁大工出身で、東京大工塾の理事として本社地下の加工場で若手大工を育成。工業高校での職種説明会も開催。
木造在来・SE構法・RC・重量鉄骨を1社で施工し、SE構法のプレミアムパートナー(約600社中70社)。事例85件の内訳はSE40・在来39・RC3・鉄骨2。
協力業者120組の会「レッツ会」と大工会「伝匠会」で年1回の安全大会と年3回の現場勉強会を実施。配筋と電気配線の立ち会いを施主と行います。
保証は長期優良住宅の第三者保証を延長して最長35年、無料点検は5年・10年の2回と少なめ。施工エリアは拠点から車1時間以内に限定。
LIXILメンバーズコンテストを13年連続受賞(新築部門の全国準大賞歴あり)。完全自由設計のため坪単価は出さない、という説明です。
ハウステックスの評判はどう読めばいい?



口コミが7件で★3.1、しかも★1が「最低のリフォーム会社」だけ。新築を頼む判断はどうすればいいですか?



口コミは判断材料にならない件数です。7件のうち新築の施主はゼロで、★1は理由が書かれていません。
代わりに見るべきは施工事例85件で、竣工・所在地・延床・工法・階数が全部載り、SE構法40件・在来39件・RC3件・鉄骨2件、3階建て以上が22件、地下付きが8件と、狭小地や多層階の実績が数で確認できます。
全棟構造計算で耐震等級3が標準というのも根拠のある書き方です。



弱いのは断熱の数字と保証の点検回数です。「HEAT20 G2・G3に対応」とありますがUA値・C値は載っておらず、無料点検は5年・10年の2回、坪単価もありません。
大工出身の社長で構造と施工に強い会社なので、断熱等級と気密測定を自分の家の条件として先に決め、見積もりで確かめてから判断してください。
ハウステックスで後悔しないために、相談時に確認することは?



杉並ショールーム(くらもとBASE、永福町駅徒歩6分)か小金井オフィスのギャラリー、建築中の現場見学(施主の了解のうえ)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



坪単価を出さない会社なので、自分と同じ工法(在来かSE構法か)で近い坪数の事例の本体価格と、地下や3階建てにした場合の追加分を聞いてください。SE構法は構造計算費用と性能報告書の費用が別に出るかも確認を。



性能はプランのUA値の計算値と、HEAT20 G2・G3にする場合の仕様差と費用、気密測定の有無を書面で。保証は最長35年の延長条件(10年目以降の有料メンテナンスの内容と目安額)と、5年・10年の2回の後の点検が有料かを確かめてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



東京都で注文住宅を建てた人の平均は36.1坪・建設費約4,866万円、坪あたり約135万円です。ハウステックスは工法の幅と構造で選ぶ会社なので、断熱の数字を自分で決めて見積もりを取り、総額を都平均の建設費と並べてから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
