横浜市港南台のせらら工房は、近代ホームグループの中でレンガ積みの家だけを建てるブランドで、木造の外側にセラミックレンガを鉄筋で固めながら手積みします。
全棟で耐震等級3と長期優良住宅の基準、BELS☆5を標準にし、平均C値0.3と書いて全棟の気密測定の成績表を渡すと明記する一方、事例70件には坪数も価格もUA値もありません。
価格は「ハウスメーカーと大きな差がない」とだけ書き、数字はどこにもありません。Googleの口コミは5.0で31件、26件が3年前に集中し、会社の返信は0件です。
ホームページには施工事例が67件公開されていますが、延床面積の記載はありません。
せらら工房の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者港南台のせらら工房、本物のレンガ積みって憧れるんですけど、値段の見当がまったくつかなくて…



ホームページに金額は1つもなく、「ハウスメーカーと大きな差がない」「普通の予算で建っている」と書くだけです。同じグループの近代ホームは本体坪100〜130万円台と会社案内に書いているので、レンガ積みはそれ以上と見ておくのが安全です。
性能は全棟耐震等級3・BELS☆5・平均C値0.3と数字がありますが、事例70件にUA値・C値・坪数は付いていません。



グループの近代ホームが坪100万円超なら、レンガ積みはその上ですね。宿泊体験で見積もりを頼んでみます。
せらら工房はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社せらら工房(近代ホームグループ) |
|---|---|
| 本社 | 神奈川県横浜市港南区港南台4-27-10(本社・デザインセンター) |
| 設立 | 2005年6月 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 代表者 | 佐藤 宏亮(代表取締役。創業者はグループの松本祐氏で「百年健康住宅」を商標登録し著書多数) |
| 建設業許可 | 神奈川県知事許可(般-3)第71029号 |
| 建築士事務所 | 記載なし(経験豊富な一級建築士が在籍と記載) |
| 宅建業免許 | 記載なし |
| 事業 | レンガ積みの注文住宅(百年健康住宅)、二世帯住宅、賃貸併用住宅、レンガの賃貸住宅、リノベーション(外壁レンガ化を含む)、モデルハウスの宿泊体験、ご紹介制度 |
| 施工エリア | 記載なし。施工事例の所在地タグは横浜市29件(港南・青葉・西・中区ほか)、川崎市4件、藤沢市3件、相模原・鎌倉・葉山各2件、横須賀・逗子・大和・伊勢原・小田原、東京都(渋谷2・世田谷2・杉並・品川・武蔵野・八王子)、静岡県清水市1件 |
| 拠点 | 本社・デザインセンター(港南台4-27-10、港南台駅徒歩5分、駐車場20台以上、キッズルーム、9:00〜18:00、火・水曜定休)と港南台のモデルハウス4棟(横濱赤レンガの家「デザインセンター」、白いレンガの家「ジュエル」4-27-3、築27年の「体験ハウス」で宿泊体験、半地下の家「ステータス」)。完成見学会は予約不要のものもあり |
| 所属団体 | 近代ホームグループ(業者会「欧瑠璃会」)、ZEHビルダー。保証は住宅完成保証・建設工事保証・瑕疵保証・地盤保証20年と記載(保証会社名なし)。横浜型地域貢献企業 |
神奈川県知事の許可で、営業所が神奈川県内にある地元の会社です。設立から21年で、近代ホームグループの中でレンガ積みを担う会社で、年に十数棟を横浜中心に建てる規模です。
せらら工房単体の従業員数はなく、グループ全体で49名(2026年5月現在)、社員大工と煉瓦積み職人、専属業者で業者会「欧瑠璃会」を組み、大工を3年間かけて育てる直営工事を掲げています。
ZEH実績報告の割合は2020年度12%、2021年度12%、2022年度8%、2023年度29%、2024年度17%、2025年度34%で、施工事例70件は2020年に44件をまとめて載せたあと2021〜2026年に26件です。
所在地は横浜市29件のほか川崎・藤沢・相模原・鎌倉・葉山・横須賀と県内に広がり、東京都に8件、静岡県清水市に1件もあります。2005年設立で、本社と港南台のモデルハウス4棟は近代ホームと同じ港南台の一角にあります。
せらら工房のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★5.0 | 31件 | 本社・デザインセンター(横浜市港南区港南台) |
- ★43年前
8年経っても新築の時と同じようにとても気持ちの良い家です。結露は無いしお風呂から出ても寒く無い。とても快適です。 - ★53年前
建ててから12年目になりますが、寒暖や湿度に強いのは勿論、細かなメンテナンスにもいまだにすぐ対応していただいて大変助かります。太陽光発電も何もメンテナンスしていないのに発電効率も落ちることなく頼もしいです。
出典:Googleマップ「株式会社せらら工房」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
31件の内訳は★5が30件、★4が1件で、★3と★2と★1はありません。本文があるのは25件です。
★5.0の31件は26件が3年前に集中し、同じグループの近代ホームも同じ時期に53件が投稿されているので、グループで施主に投稿を頼んだ形と読めます。
ただ本文は25件にあり、8年・12年住んだ人の「結露がない」「太陽光の発電効率が落ちない」、93歳の母を迎えるためにエレベーター付きで建て替えた話など、時期の割に中身は具体的です。
会社側の返信は31件とも付いておらず、1★・2★・3★は1件もありません。
本文は暖かさとレンガの見た目、アフター担当と大工の礼儀が中心で、価格や電気代への不満は出てきませんが、口コミの母数が31件でほぼ同時期のものなので、価格の実感は宿泊体験で施主OBに直接聞く前提で読んでください。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
せらら工房の坪単価はいくら?
せらら工房はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
神奈川県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | せらら工房 | 神奈川県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開(施工事例に延床面積の記載なし) | 35.3坪(116.6㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 4,277万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約121万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 692万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.1歳 |
| もとになった件数 | 67件(ホームページの施工事例) | 176件(フラット35利用者調査 2024年度) |
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
せらら工房の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組+鉄筋レンガ積みのW構造(1,200℃で焼いたセラミックレンガを手積みし、内部に縦横の鉄筋、コーナーに補強金物20か所)。断熱は硬質ウレタン吹付75mm+遮熱通気工法+レンガの二重断熱・二重遮熱・二重通気。防湿・耐震ベタ基礎、温水床暖房「癒しほっとパネル」、太陽光発電(標準は最大4kW)、EV充電設備とHEMS標準 |
|---|---|
| 耐震等級 | 3(全棟標準。レンガ積みの3次元耐震実験で阪神淡路大震災の150%加震などにヒビなしと記載) |
| 断熱等級 | 記載なし(BELS☆5=ZEH水準を全棟標準と記載) |
| C値(気密) | 平均0.3(全棟で気密測定し成績表として渡すと記載。事例ごとの数値はなし) |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 硬質ウレタンフォーム吹付75mm+断熱・耐火レンガ(屋根の日射熱を44℃カット、レンガは外の熱を95%カットと記載) |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー。実績は2020年度12%、2021年度12%、2022年度8%、2023年度29%、2024年度17%、2025年度34%。ZEH基準(Nearly含む)は2022年度47%、2023年度86%、2024年度84%、2025年度100%。目標は毎年50%、2030年度80% |
| 長期優良住宅 | レンガ積みの家はすべて長期優良住宅の9つの認定基準を満たすと記載(認定取得率の記載なし) |
| 保証・点検 | 地盤保証20年、住宅完成保証、建設工事保証、瑕疵保証。メンテナンス・定期点検は60年対応と記載(点検の時期の内訳なし)。レンガ外壁は塗り替え不要のメンテナンスフリーと記載 |
標準仕様の等級と平均値はそろい、事例ごとの実測は出さない会社です。
全棟で耐震等級3、長期優良住宅の基準、BELS☆5(ZEH水準)を標準にし、断熱はウレタン吹付75mmとレンガの二重構造、気密は平均C値0.3で全棟測定して成績表を施主に渡すと書いています。
レンガ外壁は900℃の防火試験で準耐火の大臣認定を取り、3次元の耐震実験で阪神淡路大震災の150%加震にヒビが入らなかったと実験の手順まで載せています。
一方でUA値、事例ごとのC値、断熱等級、サッシと換気の仕様はなく、ZEHの実績は2025年度でも34%です。
相談では、自分のプランのUA値と気密測定の目標値、サッシと換気方式、長期優良住宅の認定を取るか、60年点検の時期と有償になる範囲、レンガ積みで工期がどれだけ延びるかを書面でもらってください。
せらら工房の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例67件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。
事例は横浜と湘南に建てた赤レンガ・白レンガの2階建てを、写真とスタッフ名で見せる型です。
施工事例70件のうちレンガの家のタグが46件、吹き抜け48件、二世帯住宅9件、賃貸併用4件、三階建て5件で、「ジョージアン風シンメトリー」「イギリス風アンティーク」「和モダン」「黒いレンガの家」と外観の題名が並びます。
所在地は横浜市29件、川崎4件、藤沢3件、鎌倉・葉山・相模原各2件のほか、渋谷区・世田谷区など東京都8件、静岡県清水市1件まであり、湘南の事例では塩害に強いレンガの利点を書いています。
各事例には相談室・デザインセンター・インテリアコーディネーター・施工技術管理センターの担当者名が付き、写真の説明は内装と暮らし方が中心で、坪数・価格・竣工年・UA値・C値はどの事例にもありません。
せらら工房ならではの特徴は?
1,200℃で焼いたセラミックレンガを木造軸組の外側に手積みし、縦横の鉄筋とコーナー20か所の補強金物で固めるW構造で、3次元耐震実験で阪神淡路大震災の150%加震にヒビなしと載せています。
気密は平均C値0.3として全棟で測定し、成績表として施主に渡すと明記し、BELS☆5を全棟標準、太陽光4kWまでとEV充電設備・HEMSを標準にしています。
外壁のレンガは900℃の防火性能試験で準耐火構造の大臣認定を取り、試験前に検体の含水率を確認する手順まで写真で説明しています。
技術職志望の学生を社員として採用し、親方に弟子入りして3年間修行したあと棟梁として独立するか内勤に回る「社員大工の育成」と、社員大工・煉瓦積み職人・専属業者の業者会「欧瑠璃会」を直営工事の柱にしています。
港南台の一角に横濱赤レンガの家、白いレンガの家「ジュエル」、築27年の宿泊「体験ハウス」、半地下の家「ステータス」の4棟を近代ホームと共用し、築27年の家で真夏・真冬の宿泊体験を受けています。
せらら工房の評判はどう読めばいい?



★5.0で31件、でも26件が3年前で返信ゼロ…近代ホームと同じ会社なんですよね?評判はどう見ればいいですか?



近代ホームグループのレンガ積み専門ブランドで、本社もモデルハウスも港南台の同じ一角です。口コミは同時期の依頼投稿と読むのが自然ですが、8年・12年住んだ人の結露と発電効率の話は具体的で、性能面の不満は出ていません。
数字は全棟耐震等級3・BELS☆5・平均C値0.3までで、UA値と価格はゼロです。



確かめるなら築27年の「体験ハウス」で真冬か真夏に泊まり、レンガ積みの家が27年でどうなっているかを見てください。
合わせて自分のプランのUA値と気密測定の目標、サッシと換気方式、長期優良住宅の認定を取るか、レンガ積みで延びる工期、そして本体・レンガ工事・付帯・外構・諸費用を分けた総額を書面で。
グループの近代ホームが本体坪100〜130万円台と書いているので、その数字と並べて聞くと差が分かります。
せらら工房で後悔しないために、相談時に確認することは?



港南台のモデルハウス4棟(宿泊体験は築27年の体験ハウス、予約制)、本社・デザインセンター(港南台4-27-10、火・水曜定休)、完成見学会(予約不要のものあり)、オンライン相談に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格はどのページにもないので、希望の坪数で本体・レンガ工事・付帯工事・外構・地盤改良・諸費用を分けた総額を最初に出してもらってください。
同じグループの近代ホームの本体坪100〜130万円台との差、太陽光4kW・EV充電・HEMS・温水床暖房が標準に含まれるかも同時に確認を。



平均C値0.3の記載はあるので、自分のプランのUA値と気密測定の目標値、断熱等級、サッシと換気方式を書面で。
長期優良住宅の認定を取るか、地盤保証20年と完成保証の会社名、60年点検の時期と有償の範囲、レンガ積みの工期を契約前に聞いてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



神奈川県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約4,277万円、坪あたり約121万円です。
せらら工房はレンガ積みの構造と全棟の等級で選ぶ会社なので、坪数を決めた総額と自分のプランのUA値・C値を書面でもらい、その総額を県平均の建設費と並べて判断してください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
