おうち工房は栃木市平柳町の株式会社おうち工房で、一級建築士の代表が最初の出会いから住宅ローン、設計、施工、引き渡し後まで一人で担当するフルオーダー専業の小さな設計事務所兼工務店です。
設立年も資本金も従業員数もホームページにはなく、ZEHの実績を2016年度から年ごとに公表しているのが会社の輪郭を知る手がかりで、2019年度と2020年度は67%、2025年度は50%でした。
性能のページは強気で、ハイグレードタイプは断熱等級7を基準にHEAT20 G3を目指し、耐震等級3を標準にして全棟で許容応力度計算、全棟気密測定でC値の平均は0.4と書いていますが、UA値の数字はなく、等級7もG3も「ハイグレードタイプのみ」の注記が付きます。
保証は地盤20年、建物10年、シロアリ・防水10年に耐震補償10年で、価格は「ご希望価格内でつくる」と書くだけで坪単価も本体価格もありません。
施工事例は10件で題名と部屋ごとの説明だけ、所在地も延床もなく、お客様の声は6社を回って他社と設計契約を結んだあとに乗り換えた施主の1件です。
Googleの口コミは8件で4.6、本文がある4件はすべて★5で、大手より安い坪単価で完成度が高いという声と、打ち合わせ中に子どもと遊んでくれたという声でした。ホームページには施工事例が10件公開されていますが、延床面積の記載はありません。
おうち工房の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者栃木市のおうち工房、断熱等級7とかG3とか性能のページがすごいんですが、小さい会社ですよね?坪単価はどのくらいですか?



一級建築士の代表が一人で全部担当する会社で、設立も従業員数も価格も載っていません。等級7やG3、許容応力度計算は「ハイグレードタイプのみ」の注記付きなので、自分の家がどのタイプかで数字が変わります。
C値は全棟測って平均0.4と具体的ですが、UA値は出ていません。県平均の3,729万円に対してどこに落ちるかは、希望の性能タイプを決めて見積をもらうまで分からない会社です。



タイプで性能が変わるんですね。ハイグレードにした場合の金額とUA値を聞いてみます!
おうち工房はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社おうち工房 |
|---|---|
| 本社 | 栃木県栃木市平柳町二丁目24番26号(新栃木駅から徒歩12分) |
| 設立 | 記載なし(ホームページの著作権表記は2017年、ZEH実績の公表は2016年度から) |
| 資本金 | 記載なし |
| 代表者 | 青木 将充(代表取締役。一級建築士、一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、宅地建物取引士、CASBEE戸建評価員、住宅ローンアドバイザー。栃木市都賀町出身) |
| 建設業許可 | 栃木県知事許可(般-3)第023687号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 栃木県知事登録 Aロ第3342号 |
| 宅建業免許 | 栃木県知事(3)第4844号 |
| 事業 | フルオーダー注文住宅(新築)、土地提案、エクステリア(外構)、リフォーム(大規模・小規模)。住宅ローンの相談(事前審査が通らなかった人の相談も) |
| 施工エリア | 栃木市・佐野市・小山市・宇都宮市・壬生町・鹿沼市・下野市を中心に栃木県全域と近隣県。施工事例に所在地の記載はなし |
| 拠点 | 本社(栃木市平柳町2-24-26)のみ。モデルハウスや総合展示場の出展はなく、本社での予約制相談会と完成見学会 |
| 所属団体 | ZEHビルダー登録(2016年度からの実績を公表)、ジャパンホームシールド(地盤)、JIO(瑕疵保険) |
栃木県知事の許可で、営業所が栃木県内にある地元の会社です。設立から9年で、設立年、資本金、従業員数、年間棟数のどれもホームページにはなく、会社案内にあるのは代表の資格と許可番号だけです。
手がかりになるのはZEHの実績で、2019年度・2020年度に67%、2021年度に50%と25%、2023年度33%、2024年度20%と、3で割り切れる割合や5棟前後を思わせる数字が並ぶので、年に数棟を一人の一級建築士が回す規模と読めます。
施工事例は10件が2026年5月に一括で投稿され、所在地も延床もなく、書斎や薪ストーブ、防音室、丸窓、2方向の入口といった題材がタグで付いた形でした。
施工エリアは栃木市を中心に佐野・小山・宇都宮・壬生・鹿沼・下野と県南から県央に広く書いていますが、出会いから設計・施工・アフターまで一人担当という体制なので、同時に進められる件数は限られるはずです。
おうち工房のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.6 | 8件 | 本社(栃木市平柳町) |
- 51年前
土地探しや、打合せも丁寧に行ってくださいます。人柄も素晴らしく、出来上がった家にも満足しています。坪単価を大手メーカーより安く済ませることができ、尚且つ完成度は高水準です。 - 56年前
他社では出来ない様なことも要望を聞いてくださったり、親身になって考えてくださって気持ちよく打ち合わせが出来ました!また値段も他社と比べて安くしてくださったにも関わらず内装、設備ともに高水準のものであって大変満足でした!
出典:Googleマップ「おうち工房」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
8件の内訳は★5が7件、★2が1件で、★4と★3と★1はありません。本文があるのは4件です。
★5が7件・★2が1件の8件で、文章を書いた4人はいずれも★5、うち3人が建てた人です。
土地探しから打ち合わせまで丁寧だったこと、他社では断られた要望を聞いてくれたこと、大手や他社より安い価格で内装と設備の水準が高かったこと、打ち合わせ中に小さな子どもを見てもらえたことが書かれ、残る1件は外壁塗装の依頼でした。
本文のない4件のうち★2が1件(7年前)ありますが理由は分かりません。全体で8件と少なく、性能の数字や引き渡し後の対応に触れた投稿はないので、完成見学会で施主に会えるか、気密測定の結果を見せてもらえるかを直接聞くのが確かめ方です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
おうち工房の坪単価はいくら?
おうち工房のホームページに坪単価や本体価格はなく、施工事例10件にも金額は付いていません。
資金計画のページは「ご希望の予算をもとに、どこまで実現できるかを整理する」という説明で、お客様の声には「合わせます」ではなく「この金額にします」と言われたという一節、Googleの口コミには坪単価を大手より安く済ませられたという投稿があります。
性能がタイプで分かれる会社なので、見積は標準とハイグレードの2通りで本体・付帯・外構・諸費用を分けてもらってください。
栃木県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | おうち工房 | 栃木県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 非公開(施工事例に延床面積の記載なし) | 35.1坪(116.0㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,729万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約106万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 619万円 |
| 申込者の年齢 | — | 47.4歳 |
| もとになった件数 | 10件(ホームページの施工事例) | 98件(フラット35利用者調査 2024年度) |
会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
おうち工房の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造(工法名の記載なし)。設計と構造を同時に検討する自由設計。対応できる仕様として制震、スーパーストロング構造体、省令準耐火構造、全館空調、床下エアコン、第一種熱交換換気を列挙。キッチンや建具は希望メーカー・希望仕様で提案(どのメーカー・グレードでも取り扱い可) |
|---|---|
| 耐震等級 | 耐震等級3を標準とし、全棟で許容応力度計算を実施(ハイグレードタイプのみ、希望により変更可)。耐震補償10年 |
| 断熱等級 | 断熱等級7を基準にHEAT20 G3レベルの外皮性能を目指す設計(ハイグレードタイプのみ)。希望により等級6・等級5にも対応 |
| C値(気密) | 全棟気密測定を実施、C値0.4(平均値) |
| UA値(外皮) | 記載なし(「Ua値に基づいた断熱設計」と説明のみ) |
| 断熱材 | 記載なし |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー登録。実績は2016〜2018年度0%、2019・2020年度67%、2021年度ZEH50%+Nearly ZEH25%、2022年度ZEH基準住宅100%、2023年度33%、2024年度20%、2025年度50%、2030年度目標90%。太陽光・蓄電池の導入も設計に含める |
| 長期優良住宅 | 対応可能な仕様として長期優良住宅、GX志向型住宅、低炭素住宅、BELS、ZEH+を列挙(標準かどうかの明記なし) |
| 保証・点検 | 地盤20年保証、建物10年保証、シロアリ10年保証、防水10年保証、耐震補償10年。建設工事保険・請負賠償責任保険・生産物賠償責任保険。第三者保証はジャパンホームシールドとJIO。アフターメンテナンスの記載あり(点検の年数は明記なし) |
数字の並びは県内でも上位ですが、注記の読み方で意味が変わります。
断熱等級7・HEAT20 G3、耐震等級3+許容応力度計算はどれも「ハイグレードタイプのみ」と注記され、等級6や等級5、第三種換気にも「希望により対応」とあるので、標準仕様が等級7というわけではなく、タイプで性能を選ぶ会社です。
全棟気密測定でC値の平均0.4という書き方は具体的で、平均を出す以上は測定結果を見せてもらえると考えて差し支えないでしょう。
一方でUA値の数字はひとつもなく、断熱材も窓の仕様も書かれていないので、等級7の根拠は自分のプランの計算書でしか確かめられません。耐震補償10年という珍しい項目もありますが、補償の条件や上限は書かれていない状態でした。
相談の席では、ハイグレードタイプとそれ以外の違いと価格差、自分のプランでのUA値の計算書、許容応力度計算の計算書を引き渡しまでにもらえるか、気密測定の結果の見せ方、耐震補償10年の条件を書面で確かめてください。
おうち工房の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例10件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 題名とタグのみ(所在地・延床・年の記載なし) | 10件 |
| 価格・UA値・C値の記載 | 0件 |
施工事例は10件で、2026年5月に一括で投稿され、各ページは「安心して帰れる、わが家のかたち」「光をまとう箱」といった題名と、書斎・回遊動線・勾配天井・薪ストーブ・防音室・丸窓などのタグ、部屋ごとの短い説明で構成されています。
所在地・延床・竣工年・価格・UA値・C値はどの事例にもなく、写真と間取りの工夫を読む事例集です。
お客様の声は1件だけですが長文で、1〜2年かけて6社を回り2社に絞って設計契約まで結んだ施主が、見学会で立ち寄ったのをきっかけに約2か月で乗り換えた経緯が書かれています。
決め手は他社が断った高い勾配天井を提案されたこと、「この金額にします」と価格を先に示されたこと、設計契約に払った数十万円を捨てても惜しくないと思えたことで、この会社の営業の仕方がそのまま分かる読み物でした。
おうち工房ならではの特徴は?
一級建築士の代表が最初の出会いから住宅ローン、設計、施工、引き渡し後のアフターまで一人で担当する一貫体制で、営業担当を置かないフルオーダー専業です。
ハイグレードタイプは断熱等級7を基準にHEAT20 G3を目指し、耐震等級3を標準に全棟で許容応力度計算、全棟気密測定でC値平均0.4と、栃木市の小規模工務店では珍しい性能の書き方です。
ZEHの普及実績を2016年度の0%から2025年度の50%まで年ごとに公表し、2019・2020年度は67%、2021年度はZEH50%+Nearly ZEH25%と細かく載せています。
保証に地盤20年・建物10年・シロアリ10年・防水10年と並べて「耐震補償10年」を掲げ、建設工事保険・請負賠償・生産物賠償の3つの保険も明記しています。
お客様の声には、他社と設計契約を結んで数十万円を払った後に、高い勾配天井の提案と「この金額にします」という一言で約2か月で乗り換えた施主の経緯が載っています。
おうち工房の断熱等級7と許容応力度計算は標準?「ハイグレードタイプのみ」の意味は?



性能のページに断熱等級7、HEAT20 G3、全棟許容応力度計算ってあるんですが、全部「ハイグレードタイプのみ」って注記があって。標準は何なんですか?



ページを素直に読むと、性能の高い仕様をまとめた「ハイグレードタイプ」があり、等級7・G3・耐震等級3+許容応力度計算はそのタイプの内容で、希望により等級6や5、第三種換気にも対応と書いてあります。
つまり標準の性能がひとつ決まっているのではなく、予算に合わせてタイプを選ぶ形で、UA値の数字が出ていないのもそのためと読めます。C値の平均0.4だけは全棟測定の実績として書かれています。



相談の席では、ハイグレードタイプの仕様書(断熱材・窓・換気)と、自分のプランでのUA値の計算書、許容応力度計算の計算書をもらえるか、そのタイプとそれ以外の価格差を先に聞いてください。
一人担当の会社なので、返事の速さや同時に抱えている件数もそのとき確かめておくと安心です。
おうち工房で後悔しないために、相談時に確認することは?



栃木市平柳町の本社(予約制の相談会。モデルハウスはなく完成見学会で実物を見る)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は非公開なので、自分の坪数で標準とハイグレードタイプの2通りの本体価格に付帯・外構・諸費用を足した総額を見積でもらい、県平均の3,729万円と並べてください。口コミにある「大手より安い」が自分の仕様でも成り立つかはそこで分かります。



性能はUA値が非公開でC値平均0.4と等級7・許容応力度計算はハイグレードタイプの話なので、自分のプランのUA値の計算書、断熱材と窓の仕様、気密測定の結果の提示、耐震補償10年の条件、アフター点検の年数を書面で確かめてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



栃木県で注文住宅を建てた人の平均は35.1坪・建設費約3,729万円、坪あたり約106万円です。
おうち工房は一級建築士の一人担当と性能タイプの選択が特徴の小さな会社なので、ハイグレードタイプの仕様と価格差、UA値の計算書を書面でもらってから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
