柏市北柏の木の国工房は1989年に大手住宅メーカーのフランチャイズとして設立され、1997年に独立した工務店で、「土台と一階の構造材は全て桧」「薬剤を一切使用しない」を掲げ、押入れやクローゼットにも杉板、内装はコットンクロスと珪藻土。
長期優良住宅を最低の標準とし、全棟で気密測定・室内空気(VOC5種)・基礎コンクリートの圧縮強度を測定して、基準未達なら補修して再測定します。
セミオーダーのSシリーズは平屋1,700万円〜、自由な箱の家1,800万円〜と本体価格の下限を明記。長期優良住宅先導事業やゼロエネルギー化推進事業に3回採択。
ホームページには施工事例が10件公開されていて、坪数が分かるものだけで10件あります。
木の国工房の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者北柏の木の国工房、全棟で気密測定って書いてあるのにC値の数字がどこにもなくて…本当に測ってるんでしょうか?



測定はするのに数字を出さない会社で、C値は全棟測定でも基準値・実測値の公開なし、UA値・断熱等級も記載なし、耐震等級は「3以上」と「2以上」の2通りの記述。
保証は瑕疵10年に10年目の有償メンテで最長20年、地盤保証は仮住居費用も対象、点検の回数は未記載。事例は10件で延床17.75〜36.12坪、価格は載っていません。口コミ5件は本文がなく評判は読めません。



材料と厚みは書いてあって、C値は自分の家で測ってもらう会社なんですね。基準値を先に聞いてきます!
木の国工房はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社木の国工房 一級建築士事務所 |
|---|---|
| 本社 | 千葉県柏市北柏4-2-2 |
| 設立 | 1989年(平成元年)。1997年(平成9年)にフランチャイズを解消して現社名 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役 遠藤 又四郎 |
| 建設業許可 | 千葉県知事許可(般-2)第27600号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 千葉県知事登録 第1-2206-8854号 |
| 宅建業免許 | 千葉県知事(1)第18290号 |
| 事業 | 注文住宅、セミオーダー住宅(Sシリーズ)、建築条件付き宅地分譲(北柏・流山江戸川台・取手井野)。関連会社に株式会社万代 |
| 施工エリア | 千葉県(柏・我孫子・流山・野田・松戸・鎌ケ谷・白井・印西・市川・船橋・栄町・成田・佐倉・四街道・千葉市花見川区/美浜区/稲毛区)、茨城県南部(取手・守谷・つくば・龍ケ崎・牛久・土浦・古河ほか)、埼玉県東部(三郷・八潮・吉川・越谷・草加・春日部ほか)。「責任持った施工をお約束させていただくために施工エリアを限定しています」 |
| 拠点 | 本社(柏市北柏4-2-2、会社は土日祝休、営業担当は水木休)。2005年に宿泊体感施設を完成(モデルハウスは準備中と案内) |
| 所属団体 | ZEHビルダー登録。国土交通省の長期優良住宅先導事業(2010年)、住宅のゼロ・エネルギー化推進事業(2012年度・2014年度)に採択 |
千葉県知事の許可で、営業所が千葉県内にある地元の会社です。設立から37年で、柏・流山・我孫子と茨城の取手・守谷で年に数棟を建てる、資本金3,000万円の工務店です。代表は遠藤又四郎氏、関連会社に万代、一般建設業・一級建築士事務所・宅建業。
従業員数も年間棟数もホームページには見当たりません。2005年に宿泊体感施設を作り、土台敷きの段階から「雨に濡らさない工法」で養生する理由を写真付きで説明する会社です。
木の国工房のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.0 | 5件 | 本社(柏市北柏4-2-2) |
5件の内訳は★5が2件、★4が2件、★2が1件で、★3と★1はありません。本文があるのは0件です。
Googleマップの登録は5件で★4.0(★5が2件・★4が2件・★2が1件)ですが、5件すべて本文がなく会社の返信もありません。何を評価し何に★2を付けたのかは読めない状態。
ホームページにお客様の声のページもなく、施主の言葉で読める材料は今のところなし。評判は構造見学会や完成見学会で建てた人の家を見て、担当者に直近の引き渡しの話を聞く形になります。
1989年から続く会社で5件というのは投稿を頼んでいない会社と読めます。
口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
木の国工房の坪単価はいくら?
木の国工房はセミオーダー住宅「Sシリーズ」の4商品に建物本体価格の下限を書いています。下の表はその4件で、坪数の記載がないため坪単価は出せません。注文住宅の価格と付帯工事・外構・諸費用は別で、分譲地で建てる場合は土地代が加わります。
| 商品 | コンセプト | 建物本体価格 |
|---|---|---|
| シンプルな平家 | 小さくても、豊かに暮らす | 1,700万円〜 |
| 自由な箱の家 | 暮らしに合わせて間取りを変化させる家 | 1,800万円〜 |
| 耐久の家 | 100年を考えた家 | 2,600万円〜 |
| Wood Maison | ランニングコストを抑える家 | 2,700万円〜 |
千葉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 木の国工房 | 千葉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 30.0坪(施工事例10件の中央値) | 35.4坪(117.1㎡) |
| 家の値段 | セミオーダー本体1,700万〜2,700万円〜(4商品の下限、坪数の記載なし) | 3,840万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開(坪数の記載がなく坪単価に直せない) | 約108万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 675万円 |
| 申込者の年齢 | — | 47.1歳 |
| もとになった件数 | 10件(ホームページの施工事例) | 182件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが30.0坪で、県平均の35.4坪より小さいんですね。値段が本体だけだと、どう比べればいいんですか?



県平均より5.4坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より下に出やすい会社です。
会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
木の国工房の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法。土台と一階の構造材はすべて桧(薬剤不使用)、胴縁などの調整材まで桧。雨に濡らさない工法(土台敷きから養生) |
|---|---|
| 耐震等級 | 長期優良住宅を最低の標準(サイトの記載は「耐震性(等級3以上または免震建物)」と「等級2以上」の2通り) |
| 断熱等級 | 記載なし(長期優良住宅の省エネ対策等級4を最低とし、ZEH仕様を用意) |
| C値(気密) | 全棟で気密測定を実施し、基準未達なら補修して再測定。基準値・実測値の公開なし |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 外張り断熱:硬質ウレタンフォーム(キューワンボード)天井50mm・壁30mm・基礎30mm/充填断熱:セルロースファイバー(タンパック)天井160mm・壁90mm、基礎は押出法ポリスチレンフォーム55mmまたはキューワンボード40mm |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー。住宅のゼロ・エネルギー化推進事業に2012年度・2014年度採択。「更に高性能なゼロエネルギー住宅(ZEH)のご用意もしています」 |
| 長期優良住宅 | 最低でも長期優良住宅を標準仕様(劣化対策等級3+α、維持管理等級3) |
| 保証・点検 | 構造上主要な部分の瑕疵10年保証書+10年目の点検と有償メンテナンスで最長20年、地盤保証(仮住居費用も対象)、工事途中の火災・台風・盗難の保証。担当スタッフによる定期点検(回数・年数の記載なし) |
数字の公開がありません。耐震は長期優良住宅を最低の標準とし、サイトの記載が「等級3以上または免震建物」と「等級2以上」の2通りで、標準の等級が確定していません。
断熱は長期優良住宅の省エネ対策等級4を最低とし、外張り(キューワンボード)と充填(セルロースファイバー)の2工法、ZEH仕様を用意と書くだけで、断熱等級・UA値の記載なし。
C値は全棟で測定し基準未達なら補修して再測定と書きますが、基準値も実測値も非公開。
保証は構造上主要な部分の瑕疵10年に10年目の点検と有償メンテナンスで最長20年、地盤保証(仮住居費用も対象)、工事中の火災・台風・盗難の保証、定期点検は回数・年数の記載なし。
商談では耐震等級3で確定できるか、C値の基準値と自分の家の実測、プランのUA値、点検の時期を聞いてください。
木の国工房の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例10件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 5件 | 50% |
| 30〜35坪 | 4件 | 40% |
| 35〜40坪 | 1件 | 10% |
| 40坪〜 | 0件 | 0% |
坪数が分かる10件のうち、いちばん多いのは〜30坪の5件(50%)。最小17.75坪から最大36.12坪まであり、中央値は30.0坪です。
施工事例は10件で、所在地・延床・階数が付き、延床は17.75〜36.12坪で中央値30.0坪、30坪以下が5件、平屋が6件と小さめの平屋が多い会社です。所在地は茨城県6件(取手・守谷・東茨城郡)、千葉県4件(流山2・柏・我孫子)。
写真ごとに「ケヤキの一枚板カウンターとチーク材のヘリンボーンの床」と説明が付きますが、価格・UA値・C値・耐震等級の欄はありません。
木の国工房ならではの特徴は?
1階の構造材を全部桧にして防蟻剤を使わず、押入れやクローゼットにも杉板、内装はコットンクロスと珪藻土。
全棟で室内空気(VOC5種)・気密・基礎コンクリートの圧縮強度を測定。基準未達なら補修して再測定(数値の公開はなし)。
土台敷きの段階から「雨に濡らさない工法」で養生し、木材の割れや反りを防ぐ理由を写真付きで説明。
セミオーダーのSシリーズに本体価格の下限(平屋1,700万円〜、自由な箱の家1,800万円〜、耐久の家2,600万円〜)を明記しています。
長期優良住宅先導事業やゼロエネルギー化推進事業に3回採択され、長期優良住宅が最低標準です。
千葉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 木の国工房 | 柏市 | 10件(新サイト) | 30.0坪 | 長期優良を最低標準(2以上または3以上の2通り) | 記載なし(省エネ等級4を最低・ZEH仕様あり) | 全棟測定・数字は非公開 | Sシリーズ本体1,700万円〜 |
| 助川工務店 | 柏市 | 47件(延床32件) | 32.8坪 | 記載なし | 5相当(注記) | 全棟測定・比較表に0.26(保証値でない) | 古い事例13件に500万円刻みの費用帯 |
| 山秀 | 柏市 | 3邸(写真のみ) | 非公開 | 3(見学会の案内に記載) | 記載なし(ZEH仕様・樹脂トリプル標準) | 記載なし | キャンペーンのみ(2,026万円税抜) |
| 日建ホーム | 我孫子市 | 111件 | 非公開 | 3標準(許容応力度計算) | 非公開(prime仕様UA値0.42〜0.52) | 全棟測定・prime平均0.30、premium平均0.18 | 非公開 |
柏市の3社を並べると、全棟で気密測定をするのは木の国工房と助川工務店で、木の国工房は数字を出さず、助川工務店は比較表に0.26を出しています。山秀は2021年設立で事例3邸の写真だけ、性能の数字はありません。
我孫子の日建ホームは仕様別のC値平均(0.30/0.18)と許容応力度計算の耐震等級3を出しているので、数字の裏付けは日建ホームが最も厚く、柏の3社はその次です。
価格は木の国工房のSシリーズ本体1,700万円〜が唯一の恒常的な目安で、助川工務店は古い事例の費用帯、山秀はキャンペーン価格だけです。
木の国工房は長期優良住宅を最低の標準にしている点が3社の中で独自で、桧の構造材と長期優良で選ぶなら木の国工房、樅の木の内装で選ぶなら助川工務店、数字で選ぶなら日建ホームを先に見て、木の国工房には「気密測定の結果を見せてもらえるか」を聞くと、非公開の数字が自分の家では分かります。
木の国工房の評判はどう読めばいい?



口コミ5件が全部本文なし。★2もあって、何が起きたのか分からなくて不安です…



本文がない★2は理由を読めないので、その1件で判断しないでください。この会社の評判を測る材料は、ホームページで「全棟」と書いている3つの測定(気密・VOC・コンクリート強度)を、自分の家でどう報告してくれるかにあります。
測る手順は具体的に書かれているのに数字を公開していないので、最初の相談で「気密の基準値はいくつか」「直近の家のC値はいくつだったか」を聞くと、約束の実体がすぐ分かります。



そのほかに確かめるのは、耐震等級(サイトに等級3以上と等級2以上の2通りの記述があるので、自分の家の等級と計算方法)、断熱工法の標準がキューワンボードかセルロースファイバーか、UA値の計算値、Sシリーズの本体価格に含まれる仕様と付帯工事です。
事例の6割が茨城県なので、千葉で建てる場合の現場監督の訪問頻度と、定期点検の回数・年数(サイトに記載なし)も聞いておいてください。
木の国工房で後悔しないために、相談時に確認することは?



北柏の本社(相談は予約制)か構造見学会・完成見学会、建築条件付き分譲地の現地に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



Sシリーズの本体価格の下限(平屋1,700万円〜など)は坪数の記載がないので、自分の坪数で本体価格と、付帯工事・外構・諸費用、長期優良住宅の申請費を足した総額を出してもらってください。
外張りと充填の2工法でどちらが標準か、差額はいくらかも一緒に。



耐震等級を3で確定できるか、C値の社内基準と自分の家の実測を報告書でもらえるか、UA値の計算値を書面で。保証は10年目の有償メンテナンスの目安額と、定期点検の時期・回数、地盤保証の仮住居費用の条件を契約前に確認してください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



千葉県で注文住宅を建てた人の平均は35.4坪・建設費約3,840万円、坪あたり約108万円です。
木の国工房は測る項目が多いのに数字を出さない会社なので、気密の基準値と実測の報告書を先に見せてもらい、Sシリーズの本体価格を県平均の建設費と付帯工事込みで並べてから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
