相模原市矢部のサートンホームは、元大工の代表が2006年に興した工務店で、年間48棟(月4棟)を上限の目安に2×4か在来工法に制震システムを足して建てます。
施工事例8件には延床と本体価格(税別・付帯工事別)が全部載っていて、中央値は37.7坪で2,150万円、坪単価に直すと53.2万円です。ただ断熱と気密の説明はホームページになく、UA値・C値・断熱等級・耐震等級はどれも書かれていません。
Google口コミは22件が付いて平均4.1ですが、実際に建てた人が書いた本文は4件にとどまります。ホームページには施工事例が8件公開されていて、坪数が分かるものだけで8件あります。
サートンホームの評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者矢部のサートンホーム、事例に坪45万円台の本体価格が載ってて安いんですけど、断熱の話がどこにもなくて…



8件の本体価格は税別で付帯工事別、坪単価は43.5〜71.8万円で中央値53.2万円と確かに低めです。
性能ページは2×4と在来の耐震と制震の説明だけで、断熱材・サッシ・UA値・C値・等級は1つも書かれておらず、ZEH登録はあっても実績は未です。
口コミは22件で4.1、建てた人の本文は4件、1★は近隣の路上駐車と連絡が返らなかった検討者の声です。



値段は見えて断熱は見えない会社なんですね。モデルハウスで断熱材とサッシと自分のプランのUA値を聞いてきます。
サートンホームはどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社サートンホーム |
|---|---|
| 本社 | 神奈川県相模原市中央区矢部1-6-13(本社・ショールーム・モデルハウス、横浜オフィスは西区北幸2-3-19) |
| 設立 | 2006年5月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 代表者 | 加藤 智(代表取締役。1989年に大手ハウスメーカーに入り、大工職人も経験、25年以上の現場経験と会社は書く) |
| 建設業許可 | 神奈川県知事許可(般-8)第71032号 |
| 建築士事務所 | 記載なし |
| 宅建業免許 | 神奈川県知事免許(3)第28117号(不動産の仲介・売買、相模原の売地11区画や新築分譲住宅を自社サイトに掲載) |
| 事業 | 注文住宅・輸入住宅・一般建物の設計施工(2×4と在来)、総合リフォーム、不動産の仲介・売買(売地・新築分譲住宅)。経済産業省ZEH登録メーカーと表記 |
| 施工エリア | 記載なし。施工事例8件の所在地は横浜市2件、相模原市・川崎市・厚木市・鎌倉市・八王子市・町田市が1件ずつ、お客様の声は厚木・横浜・海老名など |
| 拠点 | 本社・ショールーム(矢部、9〜18時)、相模原モデルハウス(本社敷地内、リアルサイズ、シミュレーションゴルフ、駅から送迎)、横浜オフィス(横浜駅徒歩5分)、オンラインミーティング |
| 所属団体 | ZEHビルダー登録(実績未)。プロゴルファーとのスポンサー契約 |
神奈川県知事の許可で、営業所が神奈川県内にある地元の会社です。設立から20年で、矢部の本社と横浜オフィスから、月4棟・年48棟を目安に相模原と横浜・県央、東京の町田・八王子に建てる小さな工務店です。
2006年5月設立、資本金1,000万円、建設業許可は一般(般-8)で、従業員数の記載はなく、こだわりのページに「年間48棟(月4棟ペース)をベースに施工、大手のような何百棟分の1棟にしたくない」と書いています。
宣伝広告費・営業費・豪華なモデルハウスを省いて必要経費を通常の5分の1に抑えたと主張し、材料の仕入れと業者手配を直接行うと説明しています。
施工事例8件の所在地は横浜市2件、相模原・川崎・厚木・鎌倉・八王子・町田が1件ずつで、不動産ページには相模原市緑区大島の11区画をはじめ売地と新築分譲住宅が並び、本社敷地内のモデルハウスではシミュレーションゴルフのイベントを開いています。
サートンホームのGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.1 | 22件 | 本社・モデルハウス(相模原市中央区矢部) |
- ★59か月前
土地が急斜面なため地盤改良が必要で不安な事ばかり言われ、社長が現場も経験している事を知りお話しを聞きに行きました。地盤改良も土台もとても丁寧。大工さんは1人で最初から最後までやって頂き、仕事が丁寧。手すりの位置などはなんども現場にきて確認してくれた。 - ★51か月前
柔軟なご対応は、大手メーカーさんには無い地場工務店ならではの良さだと思います。一点、工事請負契約の締結以降、社長とのやり取りが無くなってしまったのは寂しかったですね。 - ★11年前
こちらが電話してもメールしても中々連絡が返ってきません。会う約束の日の前日だけ必ずキャンセルの連絡だけしてきます。2回続けて。今ではこんな工務店に決めなくて良かったねって夫婦で話してます。
出典:Googleマップ「(株)サートンホーム」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
22件の内訳は★5が16件、★3が2件、★1が4件で、★4と★2はありません。本文があるのは13件です。
★5の16件のうち本文がある11件は、建てた人が4件(急斜面の建て替えで大工1人が最後まで担当、契約後に社長との接点が減った、建売で2年不具合なし、担当と職人に満足)で、残りはモデルハウスのシミュレーションゴルフのイベントや見学の感想が5件と短い感謝が2件です。直近1年に投稿が集中し、会社の返信はありません。
★1の4件は本文が2件で、交差点内の路上駐車を訴える近隣住民の11か月前の声と、電話もメールも返らず約束の前日キャンセルが2回続いたという検討者の声です。
イベント参加者の★5が多い構成なので、建てた人の評価はお客様の声と見学で補い、連絡の頻度と担当者を契約前に決めておくのが読み方です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
サートンホームの坪単価はいくら?
施工事例8件に「延床面積」と「価格」を1件ずつ載せ、価格は税別・付帯工事別の数字と注記しています。
延床27.42坪の横浜市Y様邸が1,460万円、45.52坪の八王子市O様邸が2,440万円、34.8坪の町田市K様邸が2,500万円で、8件の中央値は2,150万円、坪単価に直すと最小43.5万円から最大71.8万円、中央値53.2万円です。
ホームページの他のページに価格や坪単価の説明はなく、モデルハウスや商品の定価もありません。お客様の声には「予算内で想像以上の間取り」「価格は設備に若干かかったが納得」という記述があります。
| 事例 | 延床 | 本体価格(税別・付帯別) | 坪あたり |
|---|---|---|---|
| 横浜市Y様邸 | 27.42坪 | 1,460万円 | 約53.2万円 |
| 鎌倉市F様邸 | 31.51坪 | 1,575万円 | 約50.0万円 |
| 町田市K様邸 | 34.8坪 | 2,500万円 | 約71.8万円 |
| 川崎市K様邸 | 35.94坪 | 1,607万円 | 約44.7万円 |
| 横浜市M様邸 | 39.5坪 | 2,345万円 | 約59.4万円 |
| 相模原市T様邸 | 43.49坪 | 2,313万円 | 約53.2万円 |
| 八王子市O様邸 | 45.52坪 | 2,440万円 | 約53.6万円 |
| 厚木市S様邸 | 45.65坪 | 1,986万円 | 約43.5万円 |
神奈川県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | サートンホーム | 神奈川県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 37.7坪(施工事例8件の中央値) | 35.3坪(116.6㎡) |
| 家の値段 | 2,150万円(事例8件の中央値・本体) | 4,277万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 約53.2万円(施工事例8件の本体価格(税別・付帯工事別)÷延床の中央値、編集部計算) | 約121万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 692万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.1歳 |
| もとになった件数 | 8件(ホームページの施工事例) | 176件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが37.7坪で、県平均の35.3坪より大きいんですね。値段が本体だけだと、どう比べればいいんですか?



県平均より2.4坪大きい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より上に出やすい会社です。
会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
サートンホームの性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 2×4(枠組壁工法、モノコック構造、ファイヤーストップ構造)または在来軸組工法(国産杉柱、ヒノキ土台、接合金物+構造用壁パネルのハイブリッド、通し柱はPSコネクターのピン工法、狭小地・ガレージにはパルテノン工法で壁倍率7倍相当)。どちらにも制震システムを組み合わせると記載 |
|---|---|
| 耐震等級 | 記載なし(2×4は3階建て実大実験で818gal・2036galの加振に損傷ほぼなしと説明、等級と構造計算の記載なし) |
| 断熱等級 | 記載なし |
| C値(気密) | 記載なし |
| UA値(外皮) | 記載なし |
| 断熱材 | 記載なし |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー登録(経済産業省ゼロ・エネルギー・ハウス登録メーカーと表記)。実績は2024年度「未」(ZEHビルダー一覧)、目標50% |
| 長期優良住宅 | 記載なし |
| 保証・点検 | 無料の定期点検を1年・5年・8年・10年・15年・20年・25年・30年に実施と記載。瑕疵保険・地盤保証・完成保証の記載なし |
耐震の説明だけで、断熱と気密は何も書いていない会社です。
性能・構造のページは2×4のモノコック構造と実大耐震実験、在来のヒノキ土台・接合金物・PSコネクター・パルテノン工法、制震システムの説明で構成され、耐震等級の数字と構造計算の方法は出てきません。
断熱材の種類、サッシ、換気方式、UA値、C値、断熱等級はホームページ全体を通して1つもなく、事例8件にも性能の記載はなく、ZEHビルダー一覧の2024年度実績は「未」です。
価格が坪43〜72万円と低めに読める会社なので、その価格にどの断熱仕様が含まれるかが読みどころになります。
相談では、標準の断熱材と厚み、サッシとガラスの仕様、換気方式、自分のプランのUA値、気密測定をするか、耐震等級3を認定で取るか、制震システムが標準か否かを書面でもらってください。
C値(気密の数字)は、実際に建てた家で測定して初めて出る数字です。「気密測定はオプション」と書かれている工務店では、ホームページの平均値は測定を付けた家の数字で、測定を付けなかった家のC値は誰にも分かりません。数字を確かめたいなら、測定の費用と、測定しない場合に施工が変わるのかを聞いてください。
サートンホームの施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例8件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 1件 | 12% |
| 30〜35坪 | 2件 | 25% |
| 35〜40坪 | 2件 | 25% |
| 40坪〜 | 3件 | 38% |
坪数が分かる8件のうち、いちばん多いのは40坪〜の3件(38%)。最小27.42坪から最大45.65坪まであり、中央値は37.7坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 本体価格の記載 | 8件 |
| 東京都(八王子・町田) | 2件 |
相模原・横浜・県央と町田・八王子の30〜45坪の家を、本体価格つきで8件だけ見せる事例です。
全件に延床と価格があり、延床は中央値37.7坪、最小27.42坪から最大45.65坪、価格は税別・付帯工事別の本体で1,460万円から2,500万円、中央値2,150万円、坪単価は43.5万円から71.8万円で中央値53.2万円です。
所在地は横浜市2件、相模原・川崎・厚木・鎌倉・八王子・町田が1件ずつで、コーヒーショップをイメージした黒い外観、2Wayの玄関動線、吹き抜けとハイサイドライト、2階の浴室とプライベートバルコニーなど施主の要望を書いた説明が付きます。
工法(2×4か在来か)、竣工年、UA値・C値、耐震等級はどの事例にもなく、8件という数は年48棟の会社としては少ないので、お客様の声と見学で補う前提です。
サートンホームならではの特徴は?
施工事例8件の全部に延床坪数と本体価格(税別・付帯工事別)を載せ、坪単価に直すと43万円台から71万円台、中央値53万円台と、価格を隠さない書き方をしています。
こだわりのページに年間48棟(月4棟ペース)を施工の目安と書き、宣伝広告費・営業費・豪華なモデルハウスを省いて必要経費を通常の5分の1に抑えたと主張しています。
代表は1989年に大手ハウスメーカーに入り大工職人も経験したと挨拶に書き、2×4と在来の2工法から選べてどちらにも制震システムを組み合わせると説明しています。
無料の定期点検を1年・5年・8年・10年・15年・20年・25年・30年の8回と書き、本社敷地内のリアルサイズのモデルハウスにシミュレーションゴルフを置いてイベントを開いています。
在来工法では通し柱の接合にPSコネクターのピン工法、狭小地のビルトインガレージには壁倍率7倍相当のパルテノン工法を使うと、工法名を挙げて説明しています。
サートンホームの坪53万円は何が入っている?



事例の坪単価が53万円台って、神奈川の平均121万円の半分以下ですよね。安すぎて何が抜けてるのか不安です。



事例の価格は「税別・付帯工事別」の本体価格で、外構・地盤改良・給排水・諸費用・消費税を足すと総額は上がります。それでも延床の中央値37.7坪が県平均の35.3坪より大きく、坪単価は平均の半分以下なので、本体だけを見れば低価格帯の会社です。
断熱材やサッシの仕様がホームページにないため、その価格でどの断熱等級になるかが分からないのが読みどころで、口コミには「価格は設備に若干かかったが納得」という施主の声があります。



聞くべきは、事例と同じ坪数で本体に含まれる標準仕様(断熱材・サッシ・設備)の一覧、付帯工事と諸費用・消費税を足した引き渡しまでの総額、2×4と在来で価格が変わるかと制震システムの費用、の3点です。断熱等級を6にした場合の差額も同じ席で聞いてください。
サートンホームで後悔しないために、相談時に確認することは?



相模原モデルハウス・本社ショールーム(矢部、予約制、駅送迎あり)、横浜オフィス(横浜駅徒歩5分)、オンラインミーティングに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



事例の本体価格は税別・付帯工事別なので、希望の坪数で本体・付帯工事(地盤改良・給排水・外構)・諸費用・消費税を分けた総額と、本体に含まれる標準仕様の一覧を最初に出してもらってください。2×4と在来の価格差と制震システムの費用も書面で。



断熱と気密の記載がない会社なので、断熱材の種類と厚み、サッシとガラス、換気方式、自分のプランのUA値、気密測定をするか(費用)、耐震等級3を認定で取る費用を書面で。
8回の無料点検の内容、瑕疵保険と地盤保証、契約後の担当者と連絡の頻度も契約前に確かめてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



神奈川県で注文住宅を建てた人の平均は35.3坪・建設費約4,277万円、坪あたり約121万円です。
サートンホームは事例の本体価格と年48棟の枠で選ぶ会社なので、坪数を決めた総額と自分のプランのUA値・C値を書面でもらい、その総額を県平均の建設費と並べて判断してください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
