小金井市の小嶋工務店は1965年創業、社員54名で年間70棟ほどを建てる多摩の老舗で、多摩産の檜・杉「TOKYO WOOD」と外断熱・二重通気のソーラーサーキット工法を全棟に使う会社です。
柱1本ずつを含水率20%以下・ヤング係数E90以上で検査した木材だけを構造材にし、長期優良住宅は図面だけの設計評価で終わらせず建設性能評価まで全棟で取り、気密測定は中間と完成の2回で平均C値0.3。
小金井には泊まって夏冬の室温を確かめられるモデルハウスがあり、多摩の山と製材所を回るバスツアーを年3回開いています。ホームページには施工事例が39件公開されていて、坪数が分かるものだけで39件あります。
小嶋工務店の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者小金井の小嶋工務店、東京の木で建てる会社と聞きました。木にこだわる工務店は性能が弱いイメージがあるんですが、ここはどうですか?



木と性能の両方を数字で出している会社です。気密は自社基準0.9に対して全棟測定の平均が0.3、耐震等級3と長期優良住宅の建設性能評価を全棟で取り、口コミにUA値0.29や0.36を書いた施主が2人。
ただUA値の標準値と家ごとのC値は載せておらず、坪単価も出していません。



数字は宿泊体感と相談で確かめる、ですね。打ち合わせが30回という口コミも気になります。
小嶋工務店はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社小嶋工務店 |
|---|---|
| 本社 | 東京都小金井市前原町5-8-15(本社2階がショールーム、10:00〜18:00、水曜定休。バス停「前原交番西」下車すぐ) |
| 設立 | 1968年(昭和43年)12月23日に法人化(創業は1965年7月1日) |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 小嶋 智明(2009年就任、創業者は小嶋算氏) |
| 建設業許可 | 特定建設業 東京都知事許可(特-3)第24129号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 東京都知事登録 第22264号 |
| 宅建業免許 | 東京都知事(5)第82316号 |
| 事業 | 注文住宅の設計・施工(TOKYO WOOD+ソーラーサーキット工法)、リフォーム・定期メンテナンス(リフォームコジマ事業部)、土地探し・建て替えの相談、園舎や店舗などの木造建築。グループ会社の小嶋産業(土地買取・不動産)とコトリ |
| 施工エリア | 東京都の23区と多摩地域の全市(西多摩郡瑞穂町・日の出町を含む)、神奈川県横浜市・川崎市・相模原市、埼玉県所沢市・飯能市・朝霞市 |
| 拠点 | 本社ショールーム(小金井市前原町)、宿泊体感モデルハウス(小金井市貫井南町、2016年、BELS5つ星のZEH)、小金井・府中ハウジングステージ 小金井展示場(2021年、エアコン2台のベース空調)、ハウジングプラザ三鷹 三鷹展示場(2018年、東京都の多摩産材事業で建てた3階建てと2階建ての2棟)、ハウジングワールド立川の立川第一展示場とForest Family展示場(2019年) |
| 所属団体 | 一般社団法人TOKYO WOOD普及協会(2012年に林業家・製材所・プレカット工場と設立)、ソーラーサーキット会、カネカSC特約工務店(2001年登録)、FSC・SGEC森林認証(2018年) |
東京都知事の許可で、営業所が東京都内にある地元の会社です。設立から58年で、小金井を中心に多摩と23区で年間70棟ほどを建てる、特定建設業許可を持つ社員54名の会社です。
展示場は小金井・三鷹・立川に4棟、別に泊まれるモデルハウスが1棟で、累計は4,800棟。2014年にリフォーム会社を吸収してリフォームコジマ事業部とし、グループの小嶋産業が2018年に不動産、2019年に土地買取を始めています。
小嶋工務店のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.5 | 114件 | 本社(小金井市前原町5-8-15) |
- ★52か月前
自宅を建替えていただいて5年が経過しました。建替え前の家は冬に朝起きた時に息が白く見えるほどでしたが、今は真冬でも1階はエアコン1台とホットカーペットで充分な温かさです。リビングにガス栓を設けましたが一度も使用していません。 - ★46か月前
完全自由設計で「そんな所まで自分で決める!」という感じで打ち合わせはどっと疲れました。契約後に詳細を決めていくので見積もりが打ち合わせのたびに上下し、金額を管理するのが大変でした。断熱性は期待以上で真冬でも2階リビングはかなり暖かい一方、陸屋根のせいか夏は一番暑い時間帯に30度を切れませんでした。 - ★14週間前
小嶋工務店で建てていただき築40年近くになります。リフォーム部門にベランダ腐食の補修を依頼し、塗装は他社で相見積もりすることも伝えていましたが、塗装業者の日程を伝えた数日後、突然補修は全て出来ませんと連絡がきました。
出典:Googleマップ「(株)小嶋工務店」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
114件の内訳は★5が80件、★4が23件、★3が5件、★1が6件で、★2はありません。本文があるのは85件です。
114件★4.5で、20年・18年・8年・5年と住んでから書いた施主が目立ち、断熱の話が具体的です。
「息が白く見える家から真冬に1階エアコン1台」「電気代が4割下がった」「マンション時代の1/7」と数字入りの投稿が多く、会社は101件に返信しています。
弱点は★4以下の23件に集まっていて、打ち合わせが30回で疲れる、契約後に見積が上下する、打ち合わせ内容が現場に伝わらない、夏の2階はエアコン1台で足りない、外構は自分で手配、の5つ。
★1は6件で本文があるのは2件、うち4週間前の築40年の施主によるベランダ補修の断りには返信がありません。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
小嶋工務店の坪単価はいくら?
小嶋工務店はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
東京都で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 小嶋工務店 | 東京都の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 31.4坪(施工事例39件の中央値) | 36.1坪(119.2㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 4,866万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約135万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 774万円 |
| 申込者の年齢 | — | 49.7歳 |
| もとになった件数 | 39件(ホームページの施工事例) | 212件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが31.4坪で、都平均の36.1坪より小さいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?



都平均より4.7坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は都平均より下に出やすい会社です。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
小嶋工務店の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造在来軸組工法+カネカ「ソーラーサーキット工法」(基礎・壁・屋根を板状断熱材で包む基礎外断熱と、外壁側・断熱材内側の二重通気層。床下ダンパーを夏は開け冬は閉める)。構造材は多摩産の檜・杉「TOKYO WOOD」(天然乾燥・四面背割り・グレーディングマシン検査)。施工事例に「外断熱・木造在来軸組工法」表記の家が8件 |
|---|---|
| 耐震等級 | 3を標準仕様で取得(第三者機関の性能評価)。制震のKダンパーはオプション。型式認定の劣化対策等級3(2011年) |
| 断熱等級 | 記載なし(宿泊体感モデルハウスはBELS5つ星のZEH、東京ゼロエミ住宅の最高水準Aに対応と記載) |
| C値(気密) | 自社の合格基準0.9c㎡/㎡に対し、全棟の中間・完成2回測定の平均0.3。家ごとの測定値は未公開(口コミに「機密性が高い」の声は多いが数字の投稿なし) |
| UA値(外皮) | 標準値の記載なし。Google口コミに「HEAT20 G2でUA=0.29」(2025年入居)、「UA値0.36・BEI0.6・東京ゼロエミ水準B」(2026年2月竣工)と書いた施主が2件 |
| 断熱材 | カネライトフォーム(押出法ポリスチレンフォーム)の板状断熱材で基礎・壁・屋根を外側から包む外断熱。継ぎ目は気密テープ |
| 窓 | オール樹脂サッシ+Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)。口コミに「ハイブリッドサッシで冬はガラス下部に若干結露」と書いた施主が1件(準防火地域などで変わる) |
| ZEH | ZEH・BELSの基準に対応と記載(宿泊体感モデルハウスと2017年の小金井分譲は全棟BELS5つ星)。ビルダー実績の割合は未記載。全館除湿のRefrair、エアコン1台のベース空調システムはオプション |
| 長期優良住宅 | 全棟で長期優良住宅を取得(床面積などで取れない場合あり)。設計性能評価に加え、施工後の検査を受ける建設性能評価も全棟。2010年に国交省の長期優良住宅先導事業に採択、2013年に東京都初の長寿命住宅供給システム認定、2014年に長期優良住宅250棟 |
| 保証・点検 | 構造・雨漏りの保証年数はホームページに記載なし(1972年に業界初の15年保証制度を始めた沿革あり)。定期点検は6か月・1年・2年・5年、以降5年ごとに永年無料で、リフォームコジマ事業部が担当。シロアリはターミメッシュ(薬剤不使用のステンレスメッシュ)で10年保証+10年目の有償点検で計20年、損害賠償上限1,000万円 |
気密と耐震は全棟で確かめる形ができていて、断熱の数字だけが施主の口コミ頼みです。C値は基準0.9に対し平均0.3で、中間と完成の2回測定、長期優良住宅は建設性能評価まで全棟で取り、耐震等級3も標準。
UA値は標準値の記載がなく、HEAT20 G2のUA0.29とゼロエミ水準BのUA0.36を書いた施主投稿から家によって幅があると読めます。
相談では自分のプランのUA値の計算値と、夏の2階の室温をどう抑えるか(口コミに夏の2階が暑かった投稿が2件)を聞いてください。
小嶋工務店の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例39件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。
施工事例は42件で、うち住宅39件の延床は中央値31.4坪(21.8〜53.8坪)です。各件に土地と建物の面積、工法(ソーラーサーキット32件・外断熱在来8件)、施主の家づくりストーリーが付く一方、UA値・C値・価格・竣工年はありません。
所在地は東京都36件(八王子3件、調布・世田谷・杉並2件ずつ)、埼玉県川口市と神奈川県相模原市が1件ずつ。二世帯4件(大田区の三世帯3階建てを含む)のほか、府中の保育園、パン屋、中野区の留学生シェアハウスも載っています。
小嶋工務店ならではの特徴は?
構造材は含水率20%以下・ヤング係数E90以上(杉はE70)を1本ずつ機械で測った多摩産材だけで、合格は山の木の約3分の2。落ちた材は床や階段に回します。
長期優良住宅を図面の設計評価で終わらせず、施工後の検査を受ける建設性能評価まで全棟で取得。2014年時点で建設評価を取る戸建ては1割と沿革に書いています。
小金井市貫井南町に泊まれるモデルハウスがあり、契約前の夏と建築中の冬に2回泊まったという施主の口コミも。多摩の山と製材所を回るバスツアーは年3回です。
気密は自社基準0.9に対し全棟の中間・完成2回測定で平均0.3。ただ家ごとの値と標準UA値は未公開で、口コミに施主がUA値0.29と0.36を書いています。
1990年代の低価格競争で受注が落ち、2010年の長期優良住宅先導事業の採択と2014年のガイアの夜明けで持ち直したと沿革に明記。2024年に現預金10億円以上とも書いています。
小嶋工務店の評判はどう読めばいい?



114件で★4.5、しかも会社が101件に返信…規模が大きい分、悪い口コミも混ざっていそうで、どこを読めばいいですか?



読むべきは★4の23件です。「断熱は期待以上」と褒めたうえで、打ち合わせが30回で疲れた、契約後に見積が上下した、相談した収納が現場に伝わっていなかった、と書いていて、完全自由設計の代償がそのまま出た形。
夏に2階のエアコン1台で足りなかった投稿が2件あるのも、外断熱でも日射と屋根形状で変わるという材料です。



★1の6件は本文が2件だけで、新築の施主の投稿ではありません。4週間前の1件は築40年の家のベランダ補修をリフォーム部門に断られた話で、これだけ返信がないので、リフォームコジマ事業部に頼む場合は「どこまで受けるか」を先に聞く材料。
確かめるなら、宿泊体感モデルハウスに夏か冬に泊まり、打ち合わせの回数と見積の確定時点を最初に聞く順番です。
小嶋工務店で後悔しないために、相談時に確認することは?



本社ショールーム(小金井市前原町、水曜定休)、宿泊体感モデルハウス(小金井市貫井南町、予約制)、小金井・三鷹・立川の展示場4棟、構造見学会・完成見学会・TOKYO WOODバスツアー(年3回、イベントページで予約)に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



坪単価を出していないので、延床30坪前後の施工例の総額を本体・付帯・外構・諸費用に分けて出してもらい、口コミにある「契約後に見積が上下する」を避けるため、どの打ち合わせで金額が確定するかと変更時の精算ルールを最初に決めてください。外構は自分で業者を探す前提かも確認を。



UA値の標準値がないので、自分のプランの計算値と東京ゼロエミ住宅の水準、C値の目標を書面で。構造・雨漏りの保証年数と、永年無料点検の対象範囲、シロアリ保証の10年目の有償点検の金額も契約前に聞いてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



東京都で注文住宅を建てた人の平均は36.1坪・建設費約4,866万円、坪あたり約135万円です。
小嶋工務店は東京の木と全棟の建設性能評価で選ぶ会社なので、宿泊体感で夏か冬を確かめ、金額の確定時点とUA値の計算値を書面にしてから、その総額を都平均の建設費と並べて判断してください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
