足立区の清菱建設は1954年創業、社員6人の家族経営の工務店です。大工出身の会長が施工、三代目の社長が設計と営業を兼ね、UA値0.46・耐震等級3(許容応力度計算)・制振を標準にして、全棟の気密測定結果を報告書で施主に渡します。
ZEHは2018年度以降ほぼ100%で、2024年に東京都のエコビルダーズアワードで最高位。事例には家ごとのUA値(0.34〜0.48)とC値(0.2〜0.56)があり、ZEHの施主の1年分の光熱費まで公開しています。坪単価は非公開。
Google口コミは19件★4.7で、性能で選んだ施主の声が中心です。ホームページには施工事例が28件公開されていて、坪数が分かるものだけで8件あります。
清菱建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者足立区の清菱建設、社員6人って聞くと小さすぎて心配なんですが…性能の数字はしっかり出ているみたいで、どう見ればいいですか?



数字で選べる会社です。標準がUA0.46・耐震3(許容応力度計算)、気密は全棟測定で事例にC値0.2〜0.56、ZEH実績も年度別に公開。弱いのは価格で、坪単価も価格帯もありません。
社員6人なので工期が5か月と長め、営業もコーディネーターもいない、と★4の施主が書いています。



小さくても数字で見せる会社なんですね。体感モデルハウスに行って、報告書のC値と工期を聞いてきます!
清菱建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社清菱建設(清菱建設工務店) |
|---|---|
| 本社 | 東京都足立区扇2-11-6(日暮里舎人ライナー扇大橋駅徒歩5分) |
| 設立 | 1954年(昭和29年)4月に高橋工務店として創業、1992年11月に株式会社清菱建設として法人化 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 高橋 俊行(三代目。二代目の父・高橋俊雄氏が会長として施工を担当、妹がデザイン担当) |
| 建設業許可 | 東京都知事許可(般-22)第91221号 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 第58418号(2013年登録。東京都木造住宅耐震診断事務所 第478号、足立区木造住宅耐震改修施工者 第70号) |
| 宅建業免許 | 東京都知事(2)第83560号(2004年登録、土地探しに対応) |
| 事業 | 総合建築請負・設計・施工。注文住宅(スーパーウォール工法・Ecomodo)、断熱・耐震リノベーション、スケルトンリフォーム、耐震診断・補強、ZEH |
| 施工エリア | 足立区を中心に車で1時間以内(新築事例は足立区14件、北区3件、文京区・板橋区各1件、埼玉県川口市2件・上尾市1件、千葉県館山市2件) |
| 拠点 | 本社事務所(足立区扇)。豪華な展示場は持たず「体感モデルハウス」と施主宅の見学、館山の「スーパーウォール体感ハウス-海辺の家」 |
| 所属団体 | ZEHビルダー登録(2016年〜)、JIO届出事業者、JIOリフォームかし保険登録、東京都木造住宅耐震診断事務所、足立区木造住宅耐震改修施工者、LIXILスーパーウォール工法。第12回TH大賞敢闘賞(2002年)、東京エコビルダーズアワード リーディングカンパニー賞(2024年) |
東京都知事の許可で、営業所が東京都内にある地元の会社です。設立から72年で、社員6人・資本金1,000万円の家族経営で、借入なし・展示場なし・広告なしを明記しています。
年間棟数は非公開ですが、事例28件と足立区中心の所在地から年に数棟の規模。3代で頼む家や妹の家の紹介が口コミにあり、地元の紹介で回る工務店です。
清菱建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.7 | 19件 | 本社(足立区扇2-11-6) |
- ★52年前
自宅の新築にあたり、高気密高断熱の建築をしているところを探して、ZEHビルダーでもあるこちらに辿り着きました。後から要望を伝えても対処して頂いたり、補助金についても手配して頂きました。建てた自宅は、エアコンが無くても夏はそこまで暑くならず、冬もものすごく冷えるという感じは無いので、こちらにお願いして良かったと感じています。 - ★44年前
2階建ての建て替えを依頼しましたが、希望通り3点の気密、断熱、耐震が適正価格で実現できて満足です。大手ハウスメーカーさんでは付加価値がつき過ぎて高額になってしまうと思います。工期が5ヶ月と長くなりましたがそれはメリットとの引き換えになると思います。もう少し現場で躯体の部分を見学すればよかったと思ってます。営業さんやコーディネーターは不在でしたが…特に不満はありません。 - ★57か月前
二世帯住宅を2025年九月に新築しました。とても住み心地がよいです。うちは、リビングにボルタリングをつけてもらい、子どもが毎日習慣で登ってます。完全に地域密着型工務店なのでとてもいいです。普通なら無理な事でも何とか考えてくれます。
出典:Googleマップ「㈱清菱建設(清菱建設工務店)」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
19件の内訳は★5が17件、★4が1件、★1が1件で、★3と★2はありません。本文があるのは10件です。
19件のうち★5が17件。読めた10件は新築の施主が6件で、「気密・断熱・耐震が適正価格で実現」「夏はエアコンなしでも暑くならない」と性能で選んだ話が並びます。
★4の施主は工期5か月と営業・コーディネーター不在を弱点として具体的に書き、会社は読めた10件すべてに返信。1件だけの★1は本文が開けず、理由は分かりません。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
清菱建設の坪単価はいくら?
清菱建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
東京都で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 清菱建設 | 東京都の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 29.05坪(施工事例8件の中央値) | 36.1坪(119.2㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 4,866万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約135万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 774万円 |
| 申込者の年齢 | — | 49.7歳 |
| もとになった件数 | 28件(ホームページの施工事例) | 212件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが29.05坪で、都平均の36.1坪より小さいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?



都平均より7.1坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は都平均より下に出やすい会社です。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
清菱建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造在来軸組工法+LIXILスーパーウォールパネル(硬質ウレタンフォーム、制振機能付き)。自社ブランド「Ecomodo」(Q値1.9・C値0.5以下)。付加断熱(グラスウール120mm+ネオマフォーム45mm)やネオマフォーム100mm充填の例も。鉄骨鉄筋コンクリート造の2世帯住宅の事例あり |
|---|---|
| 耐震等級 | 3を標準(「構造計算の必要のない2階建て住宅でも、許容応力度計算を行い耐震等級3の耐震設計を行います」)+制振(スーパーウォールパネル自体の制震機能)。事例に「耐震等級3(許容応力度計算)」が7件、「耐震等級2(許容応力度計算)」が1件(建築家設計のスキップフロア住宅) |
| 断熱等級 | UA値0.46(HEAT20 G2グレード=断熱等級6相当)を標準。事例は0.34〜0.48、東京ゼロエミ住宅の水準3・水準Aを取得 |
| C値(気密) | 1.0以下を基準に全棟気密測定(「住宅環境測定報告書」を渡す)。Ecomodoは0.5以下。事例に0.2・0.34・0.5(足立区)・0.5(川口市)、ZEH光熱費例の家に0.56 |
| UA値(外皮) | 0.46を標準。事例に0.34/0.35/0.40/0.43/0.43/0.44/0.46/0.48(新築8件)、ZEH光熱費例の家に0.47 |
| 断熱材 | スーパーウォールパネル100mm(硬質ウレタンフォーム)、高性能グラスウール100mm+セルロースファイバー300mm(3階建ての例)、グラスウール120mm+ネオマフォーム45mmの付加断熱、ネオマフォーム100mm充填 |
| 窓 | 高断熱サッシ・複層ガラス、樹脂窓APW330(リノベーションの例)。「夏には採風窓(ウインドキャッチャー)を利用した自然の風を積極的に取り込む通風計画」 |
| ZEH | ZEHビルダー(2016年登録)。実績は2018年度100%、2019年度100%、2020年度66%、2021〜2023年度100%、2024年度0%、2025年度100%。事例に太陽光6.0〜11.8kW・蓄電池11.5kWh、東京ゼロエミ住宅の補助金を活用 |
| 長期優良住宅 | ZEH光熱費例の家(2019年新築)に「BELS取得 長期優良住宅 耐震等級3」。標準化の記載なし、認定低炭素住宅の事例あり |
| 保証・点検 | 建設工事保険・賠償責任保険・地盤保証10年(全棟地盤調査)・建物瑕疵保証10年(JIO)を全棟に付け、リフォーム瑕疵保険は任意。定期点検は3か月・6か月・1年・3年・5年・10年(無料)。「工事後に追加料金を請求されることはありません」 |
標準はUA値0.46(HEAT20 G2)、耐震等級3を許容応力度計算で取り、スーパーウォールパネルの制振付き。気密は基準1.0以下で全棟測定し、事例にC値0.2・0.34・0.5と報告書付きで出ています。
ZEHの施主の電気代・売電を月ごとに公開しているのも珍しい点。保証は地盤10年・瑕疵10年、点検は3か月〜10年の6回で無料です。
商談で聞くのは、自分のプランのUA値の計算値とC値の目標、太陽光と蓄電池の費用、東京ゼロエミ住宅の水準と補助金の見込みです。
清菱建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例28件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 5件 | 62% |
| 30〜35坪 | 1件 | 12% |
| 35〜40坪 | 0件 | 0% |
| 40坪〜 | 2件 | 25% |
坪数が分かる8件のうち、いちばん多いのは〜30坪の5件(62%)。最小20.1坪から最大47.09坪まであり、中央値は29.05坪です。
新築28件のうち新しい9件に延床・UA値・耐震等級(許容応力度計算)があり、延床の中央値は29.05坪(20.1〜47.09坪)。所在地は足立区が中心で北区・文京区・川口市も。
狭小地の3階建てや二世帯、耐震補強の評点前後を書いたリノベーションもあります。価格の欄はなく、性能の数字で比べる事例です。
清菱建設ならではの特徴は?
全棟気密測定の結果を「住宅環境測定報告書」として施主に渡し、事例にもC値0.2〜0.56を書いています(基準は1.0以下)。
ZEHの施主の1年分の電気代・売電・収支を月ごとに公開(2019〜2020年、電気代年11.7万円・売電15.8万円)。ZEH実績も年度別に載せ、2018年以降はほぼ100%。
2024年に東京都「東京エコビルダーズアワード」で最高位のリーディングカンパニー賞。事例の多くが東京ゼロエミ住宅の水準3・水準A。
社員6人・3代目の家族経営で、借入なし・展示場なし・広告なしと明記。口コミには社長と会長(施工)と妹(デザイン)で進めた施主の話もあります。
足立区の耐震改修施工者で、床・天井を壊さず壁だけ開ける耐震補強を実施。事例に評点0.22→1.05などの補強前後の数字が付いています。
清菱建設の評判はどう読めばいい?



★4.7は良さそうですが、社員6人で工期5か月って書いてある人もいて…実際どうなんでしょう?



★4の人が「工期が5ヶ月と長くなりました」「営業さんやコーディネーターは不在」と書き、同じ人が「気密、断熱、耐震が適正価格で実現できて満足」と続けているのが、この会社の性格をそのまま表しています。
会社のよくある質問では工期は30坪2階建てで約3か月とあるので、時期や規模で伸びることは覚悟し、インテリアは自分で決める量が多い前提で選ぶ会社です。



口コミより判断材料になるのは、標準のUA値0.46・C値1.0以下・耐震等級3(許容応力度計算)と、事例に1棟ずつ書かれたUa値0.34〜0.48・C値0.2〜0.56、そして「住宅環境測定報告書」を渡す仕組みです。
数字を書く会社なので、自分の家の目標値(Ecomodoの0.5以下にできるか)と報告書の見本を商談でもらえば、社員6人の不安は数字で埋められます。★1の1件は読めていないので自分で確かめてください。
清菱建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



足立区扇の本社事務所での相談(LINEで無料相談も)、体感モデルハウス、施主宅の見学、館山の「スーパーウォール体感ハウス-海辺の家」に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格は非公開なので、自分の坪数でUA0.46・耐震3の標準仕様の本体と、付帯工事・外構・地盤改良・諸費用を分けた総額、太陽光と蓄電池の費用を出してもらいます。東京ゼロエミ住宅と補助金の見込み額も同じ席で。



性能はプランのUA値とC値の目標、耐震等級3の計算書、気密測定の報告書の受け取り時期を確認。社員6人なので、工期と担当者(設計・施工・アフター)が誰かを最初に聞いておくと行き違いが減ります。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



東京都で注文住宅を建てた人の平均は36.1坪・建設費約4,866万円、坪あたり約135万円です。
清菱建設は数字を1棟ずつ見せる小さな工務店なので、報告書のC値と工期を自分の家の約束にしてもらい、総額を都平均の建設費と並べてから決めてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
