川木建設は、埼玉県川越市に本社を置く、1869年(明治2年)創業の総合建設会社です。材木店から始まり、ビルや学校を建てる建設事業と不動産事業を持ちながら、注文住宅は「dan haus(ダンハウス)」というブランドで建てています。ホームページには施工事例が31件公開されていて、坪数が分かるものだけで6件あります。
川木建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者川越で家を建てるなら地元の老舗、と思って川木建設を調べたら、Google口コミが★3.1で★1が15件もあって驚きました…



★3.1は会社全体の口コミで、賃貸の入居者や不動産の客も同じ場所に書いています。中身を分けると、新築の施主の声は★5が3件・★1が1件で、★1の多くは賃貸管理への不満と本文なしです。だから工務店としての評判は、口コミの星ではなく、dan hausの性能の数字(全棟の気密測定と許容応力度計算)と、施主の★1に書かれた不具合の中身で判断します。



なるほど! 総合建設会社だと口コミの相手が混ざるんですね。数字を出している会社なら、そこは他社と並べて比べられますし♪
川木建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 川木建設株式会社(注文住宅ブランド「dan haus」) |
|---|---|
| 本社 | 埼玉県川越市広栄町4番地16 |
| 設立 | 1965年9月(昭和40年9月)。創業は1869年(明治2年)の材木店 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 鈴木 健二 |
| 建設業許可 | 特定建設業 埼玉県知事許可 |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 埼玉県知事許可(一級建築士12名・二級建築士14名) |
| 宅建業免許 | 埼玉県知事許可 |
| 事業 | 総合建設・リニューアル、注文住宅・リフォーム、土地活用・賃貸管理、不動産売買仲介 |
| 施工エリア | 川越市を中心に、ふじみ野・鶴ヶ島・狭山・坂戸・富士見など埼玉県西部 |
| 拠点 | 本社(川越市広栄町)とモデルハウス(川越市神明町57-14。SE構法の2階建て) |
| 所属団体 | ISO9001認証、損害保険代理店登録。関連会社に株式会社カワモク(材木) |
埼玉知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から61年で、創業157年、資本金7,000万円、一級建築士12名・一級建築施工管理技士17名を抱える、川越では最大級の建設会社です。総合建設(ビル・学校・歴史的建築物)、注文住宅、リフォーム、土地活用・賃貸管理、不動産仲介、相続相談まで事業部が分かれていて、住宅は「住宅事業部」が担当します。年間の住宅棟数は出ていませんが、dan hausの施工事例は2026年だけで5件追加されています。1998年に住宅断熱パネル工法で県内初の建築基準法38条の大臣認定を取り、「joyパネル」の特許も持つなど、住宅の技術開発を自社でやってきた会社です。
川木建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★3.1 | 35件 | 本社(川越市)。賃貸・不動産の客も同じ登録に書いている |
- ★52 か月前
オススメの会社です。 スタッフの皆さんも職人の方々も、最初から最後までとても親身に対応してくださいました。 自分たちの理想が叶った大満足の家になりました。 - ★111 か月前
設計施工管理、全てがいい加減の建設会社です! 一流ハウスメーカー並の坪単価で三流の建設会社です! 吊戸棚は落ちてくるし風呂のコーキングが新築時から剥がれても心配無いから大丈夫としらを切られます! - ★55 か月前
すでに住宅は購入後で、吹抜けがあり暖房が効きにくく冬は寒いからどうしたら良いかと相談をしてみました。 川木さんにとっては新規のお客にはならないはずなのに、いやな顔をせず時間をかけて色々とアドバイスを下さいました。
出典:Googleマップ「川木建設株式会社」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
35件の内訳は★5が13件、★4が6件、★3が1件、★1が15件で、★2はありません。本文があるのは17件です。
平均は★3.1と低めですが、本文がある17件を読むと相手が混ざっています。新築の施主は★5が3件(「理想が叶った」「打ち合わせから丁寧」「新築1か月、快適」)と★1が1件(吊戸棚とコーキングの不具合への対応)。賃貸の入居者は★5・★4が各1件と★1が2件。空き家の売却を頼んだ人の★5、新社屋を見た人の★4もあります。
★1の15件のうち本文があるのは6件で、うち2件は賃貸管理、1件は新築の不具合、残りは会社全体への不満で具体的な事実が書かれていません。工務店としての評判は、新築の施主の声4件で読むと★5が3件・★1が1件です。★1の1件は引き渡し後の不具合への対応を問題にしているので、相談のときは不具合が出たときの窓口と対応の流れを聞いておいてください。
不動産仲介や賃貸管理、リフォームも手がけている会社は、Googleマップの口コミに家を建てた人以外の声が混ざります。賃貸の入居者、物件を売った人、近隣の人の投稿が同じ星の平均に入るので、本文を読んで「新築を建てた人」の投稿だけを抜き出してから評判を判断してください。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
川木建設の坪単価はいくら?
川木建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 川木建設 | 埼玉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 31.2坪(施工事例6件の中央値) | 35.5坪(117.4㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,979万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約112万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 631万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.2歳 |
| もとになった件数 | 31件(ホームページの施工事例) | 216件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが31.2坪で、県平均の35.5坪より小さいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?



県平均より4.3坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より下に出やすい会社です。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
川木建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法(自社開発の「joyパネル」を使う断熱パネル工法)。モデルハウスと一部事例はSE構法(重量木骨のラーメン構造) |
|---|---|
| 耐震等級 | 等級3を全棟で取得。許容応力度計算を自社と第三者の構造設計事務所の両方で実施 |
| 断熱等級 | 等級6(HEAT20 G2)を推奨仕様 |
| C値(気密) | 標準値0.5(全棟で気密測定を実施) |
| UA値(外皮) | 非公開(等級6相当) |
| 断熱材 | 木繊維断熱材(蓄熱性が高く、川越の夏の暑さに効くとして採用)。気密シート、ホウ酸の防蟻処理 |
| ZEH | ZEH普及目標を公表(2025年度までに50%以上) |
| 長期優良住宅 | 長期優良住宅を標準認定 |
| 保証・点検 | 瑕疵保険10年、地盤保証10年。定期点検はアフター専任担当制(担当者が変わらない) |
耐震は、等級3を全棟で取り、しかも許容応力度計算を自社と外部の構造設計事務所の二重で行うと書いています。気密は全棟で測定して標準値0.5、断熱は等級6を推奨仕様、換気は第一種の熱交換型。数字の出し方は埼玉の工務店の中でもかなり具体的です。保証は法律どおりの10年で、延長の仕組みは書いていません。20年・30年の保証を売りにする工務店と比べるときは、ここが差になります。
ホームページに「推奨」と書かれた性能は、その工務店が勧めている仕様であって、見積に最初から入っているとは限りません。「標準」は追加費用なしで付く仕様、「推奨」は選ぶと費用が上がることがある仕様です。断熱等級や気密の数字が「推奨」と書かれていたら、標準の見積に入っているか、入れるといくら上がるかを相談のときに聞いてください。
川木建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例31件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 2件 | 33% |
| 30〜35坪 | 3件 | 50% |
| 35〜40坪 | 0件 | 0% |
| 40坪〜 | 1件 | 17% |
坪数が分かる6件のうち、いちばん多いのは30〜35坪の3件(50%)。最小22.0坪から最大63.6坪まであり、中央値は31.2坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 吹き抜け | 6件 |
| ガレージ | 3件 |
| 中庭 | 2件 |
| パッシブ設計 | 2件 |
| 店舗兼用 | 1件 |
| 二世帯 | 1件 |
平屋は5件で、階数が分かる事例の16%です。
延床面積が書いてある7件の中央値は31.2坪で、22坪の平屋から63坪の6LDKまで幅があります。価格帯も同じ7件に載っていて、「2,500万〜3,000万円」が3件、「3,000万円以上」が2件、「3,000万円台」が1件、63坪の家が「5,000万円以上」です。価格帯が本体か総額かは書いていません。31件の所在地は川越市が24件で、鶴ヶ島・入間・坂戸・狭山・所沢・さいたま・三郷が1〜2件ずつ。タイトルで平屋と分かるのが5件、16坪の狭小地に建てた屋上付き3階建て、車3台のビルトインガレージの二世帯ZEH住宅、店舗兼用住宅もあります。川越市内で、変わった条件の土地に建てている事例が多い工務店です。
川木建設ならではの特徴は?
断熱材に「木繊維断熱材」を使っているのが、この工務店のいちばんの特徴です。理由の説明が具体的で、川越周辺はヒートアイランドで夏の暑さが厳しいので、冬の寒さに効く熱伝導率だけでなく、夏の暑さを室内に伝えにくい蓄熱性(比熱容量)の大きい断熱材が要る、と書いています。断熱材の選び方を地域の気候から説明している工務店は多くありません。
施工品質のページに「会社は選べても大工は選べない」と書き、いつも同じ大工が建てると宣言しています。外部の一級建築士と作った自社の施工品質基準書があり、基礎配筋から構造金物まで全10回の自社検査と第三者検査を併用すると書いています。定期点検は「アフター専任担当制」で、担当者が退職しない限り点検に来る人が変わらない仕組みです。
総合建設会社なので、注文住宅のホームページとは別に、不動産(dan haus不動産)、土地活用、相続相談の窓口を持っています。住宅事業部の説明にも「住み継ぐ・売却する・貸し出す」まで支援するとあり、建てたあと家を貸す・売るところまで同じ会社で相談できます。宅地建物取引士8名、相続診断士3名、FP6名が社内にいます。
1998年に住宅断熱パネル工法で埼玉県内初の建築基準法38条の大臣認定を取り、2008年には「joyランナー・joyパネル」の特許を取って販売しています。2021年には「木質ゼネコン」を商標登録して中大規模の木造建築を進めていて、住宅の木造技術をビルの規模にも使う方向です。モデルハウス(川越市神明町)はSE構法で、大きな吹き抜け・コーナー窓・柱のないオーバーハングを構造計算で成立させたつくりです。
埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 平屋の比率 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 川木建設 | 川越市 | 31件 | 31.2坪 | 16% | 3 | 6(推奨) | 標準0.5 | 非公開(事例に価格帯) |
| Blue Style | 毛呂山町 | 108件 | 31.5坪 | 45% | 3 | 5 | 非公開 | 総額1,620万円〜(税抜) |
| おうちLABO | 所沢市 | 51件 | — | — | 3 | 明記なし | 平均0.3 | 非公開 |
| エクステージ注文住宅設計 | 越谷市 | 113件 | 34.6坪 | 0% | 3 | 6 | 非公開 | 非公開 |
性能の数字を出している埼玉の工務店同士で比べると、C値を出しているのは川木建設(標準0.5)とおうちLABO(平均0.3)、断熱等級6を掲げているのは川木建設(推奨)とエクステージ(標準)です。川木建設は「推奨」、エクステージは「標準」なので、見積に等級6が入っているかで差が出ます。同じ川越に常設モデルハウスを持つBlue Styleは付帯工事込みの価格を公開しているので、川木建設の見積の相場感はそちらの価格表で確かめてください。老舗の総合建設会社という成り立ちでは、彩ハウスやジブログデザインより本庄の竹並建設が近い相手です。
川木建設の評判はどう読めばいい?



★3.1で★1が15件。地元の老舗なのに、これは信用していいんですか…



口コミの相手を分けて読んでください。川木建設は賃貸管理と不動産もやっているので、入居者や売買の客が同じ場所に書いています。新築の施主の声だけ抜くと★5が3件・★1が1件で、老舗の総合建設会社としては普通の評判です。



気にするべきは★1の1件で、引き渡し後の不具合(吊戸棚・浴室のコーキング)への対応を問題にしています。性能の数字は出しているので、建てる前より建てたあとの対応を確かめる会社です。
川木建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



モデルハウスに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



まず断熱等級6が「推奨」なので、標準の見積に等級6が入っているか、入れるといくら上がるかを聞いてください。次に保証。10年の瑕疵保険と地盤保証10年しか書いていないので、11年目以降の点検と有償メンテの流れを確認します。



それから、口コミの★1にあった引き渡し後の不具合の対応です。誰が窓口で、何日以内に来るのか。アフター専任担当制と書いているので、担当者の名前まで聞いておくと安心です。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。川木建設の事例は31坪前後で「2,500万〜3,000万円」の価格帯が3件ありますが、本体か総額かが書いていないので、そこを聞いてからこの平均と並べてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
