藤島建設(川口市)の評判と坪単価は?口コミも紹介

藤島建設(埼玉県川口市)の評判と坪単価

藤島建設は、埼玉県川口市に本社を置く、1959年創業の工務店です。40名以上の自社大工を抱え、自社の木材加工場と実物大で間取りを組めるショールームを持ち、創業からの累計は1万5,000棟。Google口コミには建てて10年、20年たった施主の声が複数あり、埼玉南部で長く建て続けてきた会社です。ホームページには施工事例が69件公開されていて、坪数が分かるものだけで64件あります。

藤島建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。

相談者

川口で家を建てたくて、地元の藤島建設を調べています。展示場も多いし累計1万5,000棟というのは大手みたいですが、工務店なんですか?

編集部

累計1万5,000棟は、創業60年で川口・さいたま・戸田に絞って建て続けた数字です。展示場は多いのですが、自社大工40名以上、自社の木材加工場、全棟の気密測定という、工務店の中身を大きくした会社と読んでください。C値・UA値・耐震等級の数字を全部出しているので、性能は他社と並べて比べられます。口コミ62件には10年、20年たった施主の声もあります。

相談者

なるほど! 大きさではなく、大工と工場を自分で持っているかどうかで見るんですね。長く住んでいる人の声があるなら安心材料になります♪

目次

藤島建設はどんな規模の工務店?

商号株式会社藤島建設
本社埼玉県川口市南前川2丁目14番12号
設立1962年6月(昭和37年6月)。創業は1959年(昭和34年5月)、東京都北区の佐藤工務店
資本金5,000万円
代表者代表取締役社長 佐藤 善之
建設業許可埼玉県知事許可(特-4)第1150号
建築士事務所一級建築士事務所 埼玉県知事登録(8)第2001号
宅建業免許埼玉県知事(1)第25112号
事業住宅・店舗の設計・施工・監理、不動産の売買・仲介・管理。貸金業登録もあり
施工エリア埼玉県、東京都の一部、千葉県の一部(本社から車で1時間半以内)
拠点本社(川口市)、モデルハウス4棟(川口市安行領根岸のCUBE・F、さいたま市コクーンシティの家暮PREMIUM、緑区中尾の堆のすみ家ほか)、体感型ショールーム「Fit in Plaza」、実物大の家「F-studio」(生産管理センター)
所属団体ZEHビルダー登録(ZEH28B-00199-C)、住宅性能保証制度登録業者、気密測定技能者従事事業所登録、埼玉県建築士事務所協会、NPO環境住宅研究会。創業からの累計1万5,000棟
編集部からコメント:藤島建設という工務店の立ち位置

埼玉知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から64年で、1959年に東京都北区の佐藤工務店として始まり、1971年に川口へ本店を移して藤島建設になりました。資本金5,000万円、モデルハウス4棟と2つのショールームを持ち、埼玉南部では最大級の工務店です。年間の棟数はホームページにありませんが、創業からの累計1万5,000棟と、施工エリアを「本社から車で1時間半以内」に絞っていることを書いています。1998年に高性能住宅「ユトリロ365」を出してから断熱・気密の技術開発を続けていて、断熱構造パネルの実用新案、地中熱利用の新事業認定、木質断熱材パネル「フジシマウッドファイバー」の発売、全館冷暖房「ゼンカン」の販売と、自社で製品を作ってきた沿革です。岩手県葛巻町に自社の森「くずまき高原ふじしまの森」を持ち、奥州市で太陽光発電事業もしています。

藤島建設のGoogle口コミの傾向

評価口コミ数対象
★4.362件本社(川口市南前川)
  • ★52 年前
    今回は内窓を設置してもらいました。20数年前に藤島さんに建てて頂いた住宅ですが、設備関係の交換・修理も藤島さん経由で行っています(今でも現有機器や設置内容が分かるので説明が簡単に済む)。
  • ★11 年前
    最低です。リフォームを依頼しましたが、クッションフロアは剥がれ、壁紙も剥がれ、修理を依頼しても数ヶ月連絡がありません。 そもそもコストも軽く見積を軽く超え、納期はずるずる(2ヶ月→半年以上)。
  • ★51 年前
    職人さん達も皆さん明るく仕事も確かで現場も整理整頓されており、ご近所さんからも好評で施主として大変満足しております。

出典:Googleマップ「株式会社藤島建設」の口コミより引用(原文はGoogleマップ

編集部からコメント:藤島建設の口コミはどう読む?

62件の内訳は★5が45件、★4が6件、★3が2件、★2が1件、★1が8件です。本文があるのは52件です。

投稿の時期は1〜3年前に51件が集中していて、会社が返信を付けているので本文の欄に会社側の文章も混ざります。目立つのは建ててから10年・15年・20年以上たった施主の声が複数あることで、「20数年前に建てた家の内窓を今も同じ会社に頼んでいる」「実家が20年以上、メンテナンスのおかげで快適」「堆のすみ家を建てて15年以上」と、長く住んだあとの評価が読めます。建築中の声は「工場でのメモリアルサイン」「F-studioの実寸確認」「大工の現場が綺麗」に集まります。

★1の8件のうち本文があるのは4件で、内容はリフォームの仕上がりと連絡の遅れ(1年前)、10数年前のダブルブッキングと図面違い、相談途中で音沙汰がなくなった(★2)、社用車らしき運転への苦情です。新築の家そのものへの低評価は本文からは読み取れず、不満はリフォーム部門と連絡の遅れに出ています。年間の棟数が多い会社なので、担当者の返事の速さは契約前に確かめておく点です。

Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。

藤島建設の坪単価はいくら?

藤島建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。

「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?

項目藤島建設埼玉県の平均
家の広さ38.0坪(施工事例64件の中央値)35.5坪(117.4㎡)
家の値段非公開3,979万円(付帯工事などを含む建設費)
坪あたり非公開約112万円(建設費÷坪数)
建てた人の世帯年収631万円
申込者の年齢50.2歳
もとになった件数69件(ホームページの施工事例)216件(フラット35利用者調査 2024年度)
相談者

広さが38.0坪で、県平均の35.5坪より大きいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?

編集部

県平均より2.5坪大きい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より上に出やすい会社です。

値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。

工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。

一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。

たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。

本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。

県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。

藤島建設の性能・仕様はどこまで公開されている?

工法木造軸組工法。自社の生産管理センター(浦和美園)で木材を加工し、自社大工が施工。断熱構造パネル(実用新案)と木質断熱材パネルを自社開発
耐震等級等級3を標準仕様
断熱等級等級6相当(UA値0.46以下を全棟の基準)
C値(気密)平均0.7以下(実測0.7±0.2)。全棟で気密測定を実施
UA値(外皮)0.46以下(全棟の基準値)
断熱材自社開発の木質断熱材パネル「フジシマウッドファイバー」、グラスウール16K+付加断熱、気密シート・テープ
樹脂サッシ・トリプルガラス(商品により)
ZEHZEHビルダー登録(2016年)。ZEH基準のUA値0.6を下回る0.46以下が標準
長期優良住宅対応の記載あり(LCCM・CASBEE認定取得の沿革あり)
保証・点検主要構造部は最長30年の長期保証。定期点検は3か月・1年・2年・5年・10年、20年目と30年目に定期診断
編集部からコメント:数字の見方

耐震等級3、UA値0.46以下、C値平均0.7以下と、3つの数字を全部出しています。気密は全棟で測定していて、会社自身が気密測定技能者の従事事業所として登録されているので、測る側の技術を社内に持っています。C値0.7は「平均」で実測の幅が±0.2と書いてあるので、自分の家の実測値を引き渡し時にもらえるかを聞いてください。断熱材は自社開発の木質繊維パネルとグラスウールの付加断熱で、商品(ユトリロ365、F-SELECT、F-FLATなど)によって仕様が違います。検討する商品の断熱材と窓の仕様を、商品名で聞くのが確実です。

20年・30年・35年といった長い保証は、ほとんどの場合、10年目や15年目に工務店が指定する有償の点検や補修を受けることが条件です。「更新型」「延長保証」と書かれていたら同じ意味です。保証の年数だけでなく、延長のときに何が有償で、いくらかかるのかまで聞いて、初めて他社と比べられます。

藤島建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?

ホームページの施工事例69件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。

藤島建設の施工事例の坪数の分布(埼玉県平均との比較)
延床の坪数件数割合
〜30坪6件9%
30〜35坪17件27%
35〜40坪15件23%
40坪〜26件41%

坪数が分かる64件のうち、いちばん多いのは40坪〜の26件(41%)。最小23.0坪から最大48.0坪まであり、中央値は38.0坪です。

特徴該当する事例
中庭10件
ガレージ6件
二世帯4件
平屋4件
3階建て2件
愛犬・ペット2件
編集部からコメント:藤島建設の得意分野

施工事例69件のうち坪数帯が書いてある64件を集計すると、41坪以上が26件、36〜40坪が15件、31〜35坪が17件で、坪数帯の中央は38坪前後。埼玉県の平均35.5坪より大きい家が中心です。事例に書いてある特徴は中庭10件、ガレージ6件、二世帯4件、平屋4件、3階建て2件、愛犬と暮らす家2件。所在地が書いてあるものは川口市8件、越谷市2件、戸田・所沢・白岡・北本・富士見・足立区が1件ずつで、本社周辺の埼玉南部が中心です。商品は完全自由設計の「F-SELECT」、平屋の「F-FLAT」、提案型の「Scene25」「Cube40」、3階建て、二世帯、愛犬と暮らす家と分かれていて、事例もその商品ごとに載っています。

藤島建設ならではの特徴は?

ホームページを読んで分かったこと

他社と分かれるのは「大工の指名制度」です。40名以上の自社大工がいて、「あのモデルハウスを建てた大工に頼みたい」という希望があれば施主が大工を指名できる、とホームページに書いています。口コミにも「自社在籍の腕利きの大工に作ってもらう安心」「大工さんのプロ意識が高く現場が綺麗」「近所からも好評」という声があり、施工の質を大工で担保している会社です。

家づくりの体験の仕組みが独特で、浦和美園の生産管理センターには実物大で壁や開口部を動かして間取りを仮組みできる「F-studio」があり、上棟前には施主が工場で棟木にサインする「メモリアルサイン」をします。口コミにも「F-Studioで実寸の間取りを確認した」「工場で棟木にサインしていい記念になった」という声があります。緑区中尾の「Fit in Plaza」は設備や素材を触って確かめる体感型ショールームです。

断熱と気密を自社で開発してきた会社で、1998年の「ユトリロ365」以来、断熱構造パネルの実用新案(1998年)、住宅気密性能評定(1999年)、木質断熱材パネル「フジシマウッドファイバー」(2016年)、直膨式地中熱ヒートポンプの県プロジェクト完了(2017年)、全館冷暖房「ゼンカン」(2019年)と続いています。ハウス・オブ・ザ・イヤーではエコアイデア賞(2008年)、グランプリ(2009年)、第3位(2010年)を受賞しています。

建てたあとの付き合いが長く、毎年の感謝祭(口コミでは「恒例の藤島建設の感謝祭」「お祭りいつも楽しみ」)、20年以上前に建てた家の設備交換や内窓の設置を今も同じ会社に頼んでいる施主の声、15年前に建てた自然素材の家「堆のすみ家」の経年変化を喜ぶ声があります。建て替えのときは仮住まいとして自社物件を貸す、200社以上の不動産会社と組んで土地探しをする、とも書いています。

埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?

工務店本社施工事例坪数の中央値平屋の比率耐震等級断熱等級C値価格の公開
藤島建設川口市69件38坪前後(坪数帯)36相当平均0.7非公開
YKホーム朝霞市79件32.9坪(施工床)0%36非公開非公開
川木建設川越市31件31.2坪16%36(推奨)標準0.5非公開(事例に価格帯)
エクステージ注文住宅設計越谷市113件34.6坪0%36非公開非公開
編集部からコメント:藤島建設をどの工務店と比べるべきか

埼玉南部で断熱等級6の水準を出している工務店を並べました。C値を会社の平均値で出しているのは藤島建設(0.7)と川木建設(0.5)で、数字だけ見れば川木建設の方が小さいですが、藤島建設は全棟測定で「実測0.7±0.2」と幅まで書いている点が違います。同じ川口市を営業エリアにするYKホームは都内の狭小地・3階建てが中心なので、普通の広さの土地に建てる人の比較相手は藤島建設とエクステージです。藤島建設の事例は38坪前後と4社の中でいちばん大きいので、35坪以下の家を考えている人は、エクステージや川木建設の事例の方が自分の計画に近い数字になります。

藤島建設の評判はどう読めばいい?

相談者

★4.3で62件。件数が多いのはいいんですが、会社が全部の口コミに返信していて、なんだか宣伝っぽく見えます…

編集部

返信は評価に影響しないので、施主の本文だけを読んでください。この会社で珍しいのは建てて10年・20年たった人が今も同じ会社にリフォームや修理を頼んでいると書いていることです。建てたあとの付き合いは、契約前の口コミでは分からない部分です。

編集部

★1は8件ありますが、新築の家への低評価ではなく、リフォームの仕上がりと連絡の遅れ、10数年前の打ち合わせのすっぽかしです。年間の棟数が多い会社なので、担当者の返事が遅くなる場面はあると思って、連絡の約束を先に決めておくのが確実です。

藤島建設で後悔しないために、相談時に確認することは?

相談者

モデルハウスに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?

編集部

まず商品名です。藤島建設はF-SELECT・F-FLAT・Scene25・Cube40と商品が分かれていて、断熱材や窓の仕様が商品で変わります。検討する商品の断熱材・窓・C値の実測値と、坪数帯ごとの直近の引き渡し例の総額を聞いてください。価格はホームページに出ていません。

編集部

次に大工の指名です。指名制度があると書いているので、モデルハウスや見学会で見た家を建てた大工を指名できるか、指名すると工期がどう変わるかを聞きます。それから30年保証の条件。20年目・30年目の定期診断で何が有償になるかまで確認しておきます。

相談者

見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?

編集部

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。藤島建設の事例は38坪前後が中心で県平均より大きいので、自分の計画の坪数に近い事例の総額を聞いて、この平均と並べてください。

各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?

工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。

家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!

掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。

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この記事を書いた人

工務店ずかん編集部。全国の工務店・ハウスメーカーを1社ずつ、ホームページに公開されている会社概要・価格・仕様・施工事例と、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」などの公的データをもとに、同じ項目に揃えて整理しています。工務店の評判は口コミの有無ではなく、公開している数字と公開していない数字で読みます。

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