久喜市の黒須建設は1953年に個人で始まり1973年に会社になった工務店で、2017年に小堀建設と資本提携して現在の社長に代わりました。
標準仕様を「HEAT20 G2(UA値0.46)」「耐震等級3+制震ダンパー」「全棟気密検査」「全棟BELS認定」と全棟の水準で書き、契約前から専門の設計士が付く完全フルオーダーで、契約後はコーディネーター資格者が家具選びまで同行する体制。
保証は基礎・構造の自社50年に、地震は国・自社・第三者のトリプル保証。久喜市の学校給食センターなど公共工事も行います。ホームページには施工事例が65件公開されていて、坪数が分かるものだけで25件あります。
黒須建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者黒須建設のモデルハウスを久喜住宅公園で見てきました。地元では古い会社みたいですが、社長が別の会社の人に代わったと聞いて、少し気になっています…



UA値0.46・耐震等級3・制震・BELS5つ星は全棟標準と明快ですが、C値は目標1.0以下と緩めで平均の実測は非公開。保証は瑕疵10年・地盤20年・構造50年、設備10年は回数無制限で直らなければ新品交換、点検は6か月〜10年。
価格の記載はなし。口コミの★1に建てた施主の投稿はなく、展示場の特典が独身は対象外という話が1件あります。



経営が変わった会社は仕様がどう変わったかを見ればいいんですね。数字が全棟標準なら比べやすいです♪
黒須建設はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社黒須建設 |
|---|---|
| 本社 | 埼玉県久喜市上町27-37 |
| 設立 | 1953年4月に黒須新太郎氏が個人で創業、1973年5月22日に株式会社化。2017年に小堀建設と資本提携し現社長が就任 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役 小堀 彰久 |
| 建設業許可 | 埼玉県知事許可(特-4)第4353号(特定建設業) |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 埼玉県知事登録(2)第11381号 |
| 宅建業免許 | 埼玉県知事(8)第15460号 |
| 事業 | 注文住宅の設計施工、建売住宅・分譲地の販売、不動産、公共工事(久喜市立学校給食センターのJVなど) |
| 施工エリア | 久喜市を中心に春日部・蓮田・加須・白岡・幸手・杉戸・さいたま市岩槻区・上尾・鴻巣・伊奈・越谷・川口、千葉県野田市 |
| 拠点 | 本社(久喜市上町)、久喜展示場(久喜住宅公園)、春日部展示場(春日部住宅展示場)、久喜市上内まちかどモデル「vivir」(2023年)、久喜市古久喜の平屋モデルハウス「flow」 |
| 所属団体 | 日本住宅保証検査機構(JIO)登録、埼玉県宅地建物取引業協会、ZEHビルダー登録。ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2023優秀賞、全棟BELS5つ星 |
埼玉県知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から73年で、久喜・春日部・蓮田・加須など県東部で年に十数棟から数十棟を建てる会社です。
前会長が久喜市公共事業指名建設業協会の初代会長を務め、久喜住宅公園・大宮北・春日部の展示場に出展。
2017年の小堀建設との資本提携後、2018年に久喜と春日部にモデルハウス「オルガ」、2023年に上内の「vivir」と野田市春日町の13区画の分譲地を出しています。
黒須建設のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.0 | 32件 | 本社(久喜市上町) |
- ★511 か月前
自宅が鉄筋解体で、アスベストがでたり、様々な問題も、親身の対応頂き、コーディネートの方も、家具選びまで同行して、アドバイス頂き、図面も何度も引き直しも、親切にタイムリーに対応頂き - ★44 か月前
間取りの検討時に立体的な視覚確認ができると、さらに良い経験になったかもしれません。また、契約内容の振り返りには仕様一覧のファイルがあると、全体のイメージがしやすかったかなと思います。 - ★12 年前
黒須建設の前のクライムホームでリフォームを頼んだが、10年経った今、手抜きが発覚した。(中略)貼ってある断熱材のほとんどが下に落ちており、更には貼ってない箇所が相当の面積であり
出典:Googleマップ「(株)黒須建設」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
32件の内訳は★5が19件、★4が6件、★3が1件、★1が6件で、★2はありません。本文があるのは20件です。
本文20件の大半が直近1年に付き、5〜7か月前の★5には「見積もりも適正価格」「地域密着で信頼できる」と同じ言い回しが繰り返し出るので、投稿を促した時期があると読めます。
中身が読めるのは長文の3件で、★4の「間取りを立体的に確認したかった、仕様一覧のファイルが欲しかった」が具体的。
★1の6件のうち本文4件に建てた施主の投稿はなし。
1件は前身のクライムホームに10年前に頼んだリフォームで床下の断熱材が未施工だった話(2017年の資本提携より前)、ほかは社用車や社員のマナー、展示場の予約特典が「ファミリーか夫婦」限定で独身は対象外と言われた話で、一人で建てる人には気になる点。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
黒須建設の坪単価はいくら?
黒須建設はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 黒須建設 | 埼玉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 35.0坪(施工事例25件の中央値) | 35.5坪(117.4㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,979万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約112万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 631万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.2歳 |
| もとになった件数 | 65件(ホームページの施工事例) | 216件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さは35.0坪と35.5坪でほとんど同じですよね。でも値段が非公開だと、比べる意味あるんですか?



広さがほぼ同じということは、埼玉県で平均的な大きさの家を建てている会社だ、ということです。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
黒須建設の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組工法。剛床工法(24mm構造用合板)、耐力面材、ベタ基礎。制震ダンパー(国土交通大臣認定)を全棟標準 |
|---|---|
| 耐震等級 | 等級3を全棟標準。壁・床・基礎を建物ごとに計算して不足分を補強 |
| 断熱等級 | HEAT20 G2グレード(UA値0.46)が標準。ブログでは「断熱等級6」の表記 |
| C値(気密) | 全棟で気密検査。目標値は1.0以下(一般の10.0の10分の1)。平均の実測値は非公開 |
| UA値(外皮) | 0.46(HEAT20 G2) |
| 断熱材 | ウレタン吹付「マシュマロ断熱」 |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | ZEHビルダー。2025年度の普及実績70%、2030年度目標91%。全棟BELS認定(5つ星) |
| 長期優良住宅 | 記載なし |
| 保証・点検 | 瑕疵担保責任保険10年、地盤保証20年、基礎・構造の自社保証50年。地震は国・自社・第三者(最高2,000万円)のトリプル保証。定期点検は6か月・1年・2年・5年・10年+α。住宅設備の10年保証(給湯器・キッチン・バス・洗面台・トイレ、回数無制限) |
断熱はHEAT20 G2(UA値0.46、ブログでは断熱等級6)を標準、全棟BELS5つ星、ZEH実績は2025年度70%。
耐震は等級3を全棟標準に国土交通大臣認定の制震ダンパーを全棟標準、壁・床・基礎を建物ごとに計算し、基礎配筋は主筋D13上下と数字で明記。
C値は全棟気密検査ですが目標値が1.0以下(一般の10分の1)と他社の0.5より緩く、平均の実測値は非公開。検査は154項目の社内検査と第三者検査3回。
保証は瑕疵10年、地盤20年、基礎・構造の自社50年、地震のトリプル保証(第三者は最高2,000万円)、設備10年(回数無制限)、点検は6か月・1年・2年・5年・10年+α。
商談では自分の家のC値目標を0.5以下にできるか、UA値の計算値、50年保証の条件を聞いてください。
黒須建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例65件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 2件 | 8% |
| 30〜35坪 | 9件 | 36% |
| 35〜40坪 | 8件 | 32% |
| 40坪〜 | 6件 | 24% |
坪数が分かる25件のうち、いちばん多いのは30〜35坪の9件(36%)。最小28.67坪から最大96.0坪まであり、中央値は35.0坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| オープンキッチン | 30件 |
| ランドリールーム | 18件 |
| 吹き抜け | 18件 |
| 平屋 | 16件 |
| ファミリークローゼット | 12件 |
| 二世帯住宅 | 1件 |
平屋は16件で、階数が分かる事例の53%です。
施工例65件のうち坪数のある25件(2022年以降)の中央値は35.0坪(28.7〜96坪)、23件が30〜40坪に収まりばらつきが小さめ。階数が分かる30件は平屋16件・2階建て14件で直近は平屋が半分超。
タグはオープンキッチン30件・ランドリールーム18件・吹き抜け18件と家事動線の設備が並び、建築地は久喜市16件・春日部市8件・蓮田市5件。事例に価格は付かず、UA値・C値も書かれていません。
黒須建設ならではの特徴は?
契約前から専門の設計士が付く完全フルオーダーで、契約後はコーディネーター資格者が家具選びまで同行する体制。
耐震等級3+大臣認定の制震ダンパー全棟標準+50年の自社地震保証を含むトリプル保証。基礎配筋は主筋D13上下と数字で明記しています。
全棟の気密検査(目標C値1.0以下)・BELS5つ星・154項目の社内検査・第三者検査3回。ZEHは2025年度で70%の実績です。
設備10年保証は回数無制限で直らなければ新品交換。久喜市の学校給食センターなど公共工事も行っています。
埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 平屋の比率 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 黒須建設 | 久喜市 | 65件 | 35.0坪(25件) | 53% | 3 | 6(HEAT20 G2) | 目標1.0以下・全棟検査 | 非公開 |
| リソーケンセツ | 春日部市 | 57件 | 35.0坪 | 42% | 3 | 6相当(推奨・G2) | 0.68(モデル) | 非公開 |
| 芦葉工藝舎 | 幸手市 | 76件 | — | 38% | 3相当 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| 小川ホームズ | 行田市 | 43件 | 36.5坪 | 54% | 3 | 6 | 実測0.18〜0.77(12軒) | 非公開 |
久喜・春日部・幸手で比べると、HEAT20 G2を「標準」と書くのは黒須建設、「推奨」と書くのはリソーケンセツで、同じG2でも見積に最初から入っているかが違います。
C値は黒須建設が「目標1.0以下・全棟検査」で実測を出しておらず、リソーケンセツはモデルハウスの0.68、小川ホームズは事例ごとの実測(0.18〜0.77)なので、気密を数字で比べるなら黒須建設にも直近の実測平均を聞いてください。
平屋の比率は黒須建設と小川ホームズが半分を超え、家の大きさは3社とも35坪前後で県平均と同じです。
設計の自由度で選ぶなら完全フルオーダーの黒須建設と手刻みの芦葉工藝舎、規格住宅で予算を固めたいなら小川ホームズのTRETTIOが比較相手になります。4社とも価格は非公開なので、同じ坪数の概算見積で比べてください。
黒須建設の評判はどう読めばいい?



★4.0で32件。★5が19件もあるのに、半年前くらいの投稿が全部似た文章で、なんだか信用していいのか分かりません…



その通りで、5〜7か月前の★5は「適正価格」「地域密着」「アフター充実」と同じ言葉が並び、会社が投稿を促した時期の分です。
読む価値があるのは長文の施主の声で、解体のアスベストまで対応した、家具選びに同行した、30坪の敷地に要望を詰め込んだという具体的な話と、★4の「立体で確認したかった、仕様一覧が欲しかった」という要望です。



★1は建てた人の投稿ではなく、2年前の1件は前身のクライムホームのリフォームで、2017年の資本提携より前の話です。展示場の予約特典が独身だと対象外と言われた投稿は、一人で建てる人なら先に聞いておく点です。
図面の立体確認と仕様一覧は、契約前に「出してもらえるか」を聞けば済みます。
黒須建設で後悔しないために、相談時に確認することは?



展示場に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格の記載がないので、自分の坪数でG2仕様(制震ダンパー・BELS込み)の本体価格と、付帯工事・外構・諸費用を足した総額を出してもらい、口コミにあった「仕様一覧のファイル」を契約時にもらえるかも一緒に確認してください。



C値の目標1.0以下を自分の家で0.5以下にできるか、測定結果の報告書、UA値の計算値を書面で。50年の自社保証を維持する条件(有償メンテナンスの有無と金額)と、地震のトリプル保証の適用範囲を契約前に聞いてください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。
黒須建設の事例は35.0坪が中央で県平均と同じ大きさなので、自分の坪数の概算見積を出してもらい、太陽光と全館空調を含めた総額でこの平均と並べてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
