サンエム建設(ふじみ野市)の評判と坪単価は?口コミも紹介

サンエム建設(埼玉県ふじみ野市)の評判と坪単価

ふじみ野市大井中央のサンエム建設は1999年設立、社長の大山剛人氏(建築歴45年)が営業と設計を兼ね、現場監督と施主が直接打ち合わせる小さな工務店+設計事務所です。

施工事例38件のうち28件にUA値とC値が付き、UA値は0.22〜0.58で中央値0.40、C値は0.1〜0.5で中央値0.2、断熱グレードはG3が10件・G2が10件。

パッシブハウス仕様の建築費は「35坪程度で坪75〜85万円(税別)」、規格住宅は「30坪の全館空調の家が2,000万円台(税込)」とブログに書き、施主宅の光熱費(売電を引いて実質月517円)と室温を実測で公開。

全館空調は市販の壁掛けエアコン2台で行い、高価な空調機器を批判する立場です。Google口コミは18件★4.9で、14件は施主の本文。ホームページには施工事例が38件公開されていて、坪数が分かるものだけで38件あります。

サンエム建設の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。

相談者

ふじみ野のサンエム建設、口コミが★4.9で18件あって信じていいのか逆に不安です。営業さんがいないって本当ですか?

編集部

UA値・C値の実測が28件分読め、自社基準はUA値0.26・C値0.16と高水準ですが、耐震等級と断熱等級は非公開で「構造材の質・量に妥協しない」という書き方。

保証は瑕疵保険と完成保証の登録、無料点検は3か月〜10年の7回で、長期の延長保証の記載なし。営業もコーディネーターもいない会社なので、内装や設備を自分で選んで進められる人向きです。

相談者

営業がいない分、自分で決めることが多い会社なんですね。数字が出ているので、うちの坪数で見積を出してもらいます♪

目次

サンエム建設はどんな規模の工務店?

商号サンエム建設株式会社(設計部門:アイ建築工房 一級建築士事務所)
本社埼玉県ふじみ野市大井中央2-11-2(事務所内にモデルルーム)
設立1999年10月7日(有限会社として設立、2004年12月に株式会社化)
資本金1,000万円
代表者代表取締役 大山 剛人(建築歴45年、元現場監督)
建設業許可埼玉県知事許可(般-1)第59552号
建築士事務所一級建築士事務所 埼玉県知事登録(5)7421号。一級建築士1名、二級建築士1名
宅建業免許なし(土地探しの相談は受ける)
事業住宅の設計・施工・監理、住宅リフォーム、マンション・ビルの改修、店舗の設計・施工
施工エリアふじみ野・川越・さいたま・富士見・三芳・所沢・狭山・坂戸・鶴ヶ島・東松山・入間・志木・朝霞・和光、東京都多摩地区の一部、「その他車で1時間程度で行ける地域」
拠点本社(ふじみ野市大井中央)。事務所内に無垢材のモデルルーム。営業担当・コーディネーターはおらず、社長が営業と設計、現場監督が打ち合わせ
所属団体住宅あんしん保証・JIOの瑕疵保険事業者登録、住宅完成保証制度の事業者登録、住活協リフォーム会員。ZEHビルダー
編集部からコメント:サンエム建設という工務店の立ち位置

埼玉県知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から27年で、ふじみ野・川越・狭山など県西部で年に数棟を建てる、社長と現場監督1名の名前が口コミに繰り返し出る小さな会社です。

資本金1,000万円、一般建設業許可、一級建築士1名・二級建築士1名。年間の棟数は書いていませんが口コミに「あまり数はやっていない」。

小さな工務店だから使える補助金(地域型グリーン化最大140万円)を2018年から解説し、日当たりの悪い敷地をパッシブ設計で解く事例が多いのが持ち味。

サンエム建設のGoogle口コミの傾向

評価口コミ数対象
★4.918件本社(ふじみ野市大井中央)
  • ★5最終編集: 1 年前
    土地が狭く冬の陽が全く入らないので、エアコン1台で本当に大丈夫なのかとチョッと不安でしたが、大山さんの言う通り本当に1台で快適に暮らせました。電気代が高騰しているこのご時世に、光熱費月2500円はチョー嬉しいです。あまり数はやっていないみたいですが、一件ずつ確実に良い家を建てている感じを受けました。
  • ★52 年前
    社長さんや監督さんがとても信頼のできる方です。大工さんもとても丁寧に施工してくれました。コーディネーターの方はいないので、自分たちで考え進める事は必要ですが、標準で使用していないメーカーや施主支給も快く受けてくださり、大変満足できる家づくりができました。
  • ★51 年前
    吹抜けがあり開放的な空間なので音に関しては少し聞こえやすいということもありますが、私的にはあまり気になりません。サンエム建設さんは営業担当がいなくて社長さんが営業と設計をやっていて、社長さんと直接お話ができたので希望の家が造れました。

出典:Googleマップ「サンエム建設株式会社」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)

編集部からコメント:サンエム建設の口コミはどう読む?

18件の内訳は★5が17件、★3が1件で、★4と★2と★1はありません。本文があるのは17件です。

本文17件のうち新築の施主が14件で内容が具体的。

「営業がいなくて社長が営業と設計、現場監督と直接打ち合わせ」「出来ない施工は理由を説明」「エアコン1台で快適、光熱費月2,500円」「15年前に建てて今も何でも相談」と、打ち合わせの形と住んでからの温熱の話が中心です。

「コーディネーターがいないので自分たちで考え進める必要がある」「吹き抜けで音は聞こえやすい」と褒める中に注意点を書いた施主が3人いるので、頼まれて書いた型ではありません。★3は7年前で本文なし、★1・★2はなし。

提案をたくさん受けたい人には合わない、と口コミから読めます。

Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。

サンエム建設の坪単価はいくら?

サンエム建設はブログに「パッシブハウスの建築費は35坪程度の建物で坪75〜85万円(税別)が目安」「延べ坪約30坪の全館空調の規格住宅が2,000万円台(税込)」と書いています。本体価格が中心の目安で、付帯工事・外構・地盤改良は別です。

下の表は坪75万円と85万円に坪数を掛けた幅と、規格住宅の記載です。

延床パッシブハウス仕様(坪75万円・税別)同(坪85万円・税別)備考
30坪2,250万円2,550万円規格住宅(全館空調・UA値0.37相当・C値0.2)は税込2,000万円台
33.9坪(事例の中央値)2,543万円2,882万円—
35坪2,625万円2,975万円ブログの目安の坪数
40坪3,000万円3,400万円—

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?

項目サンエム建設埼玉県の平均
家の広さ33.9坪(施工事例38件の中央値)35.5坪(117.4㎡)
家の値段坪75〜85万円(税別・パッシブハウス仕様35坪の目安)。規格住宅は30坪で税込2,000万円台3,979万円(付帯工事などを含む建設費)
坪あたり約75〜85万円(ホームページの坪単価)約112万円(建設費÷坪数)
建てた人の世帯年収—631万円
申込者の年齢—50.2歳
もとになった件数38件(ホームページの施工事例)216件(フラット35利用者調査 2024年度)
相談者

広さが33.9坪で、県平均の35.5坪より小さいんですね。値段が本体だけだと、どう比べればいいんですか?

編集部

県平均より1.6坪小さい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より下に出やすい会社です。

会社側の数字は本体価格なので、県平均の建設費とそのままは比べられません。本体価格に付帯工事と諸費用を足した総額を出してもらって、県平均と並べてください。

工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。

一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。

たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。

本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。

県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。

サンエム建設の性能・仕様はどこまで公開されている?

工法木造軸組(ヒノキの土台・柱)。パッシブハウス仕様はダブル断熱・基礎断熱(フェノールフォーム)・屋根250mm断熱・オール樹脂枠トリプルガラス、市販の壁掛けエアコン1〜2台での全館冷暖房(床下エアコン・小屋裏エアコン)
耐震等級非公開(構造材の質・量に妥協しない、と記載のみ)
断熱等級非公開(事例はHEAT20 G3が10件・G2が10件・ZEH基準が7件。パッシブハウス仕様の標準はUA値0.26)
C値(気密)標準0.2(「パッシブハウスのC値は0.16が標準性能」「全棟気密測定を実施」)。事例28件の実測は0.1〜0.5、中央値0.2
UA値(外皮)パッシブハウス仕様の標準0.26。事例28件は0.22〜0.58、中央値0.40
断熱材基礎はフェノールフォーム、屋根は250mm。壁の種類は事例に「ダブル断熱」の記載
窓パッシブハウス仕様はオール樹脂枠のトリプルガラス。事例の南面窓にシャッターとアウターシェード
ZEHZEHビルダー。事例にZEH基準7件。実績の割合の記載はなし
長期優良住宅口コミに「15年前に長期優良住宅で無垢材の家を建てた」。補助金のブログで長期優良・低炭素・性能向上計画認定を案内
保証・点検住宅瑕疵保険(住宅あんしん保証・JIO)、住宅完成保証制度の事業者登録。無料点検は引き渡し後3か月・1年・2年・3年・5年・8年・10年。長期の延長保証の記載なし
編集部からコメント:数字の見方

断熱・気密は最上位、耐震は非公開です。

パッシブハウス仕様の標準はUA値0.26・C値0.16で、ダブル断熱・基礎断熱(フェノールフォーム)・屋根250mm断熱・オール樹脂枠トリプルガラス、市販の壁掛けエアコン1〜2台(床下・小屋裏)で全館冷暖房。

事例28件の実測はUA値0.22〜0.58(中央値0.40)、C値0.1〜0.5(中央値0.2)で全棟気密測定、HEAT20 G3が10件・G2が10件・ZEH基準が7件。

ただし耐震等級と断熱等級の表記はなく、「構造材の質・量に妥協しない」とあるだけ。工法は木造軸組でヒノキの土台・柱。

保証は瑕疵保険(住宅あんしん保証・JIO)と完成保証制度の登録、無料点検は3か月・1年・2年・3年・5年・8年・10年で、長期の延長保証の記載なし。商談では耐震等級3を評価書で取れるか、G3にする差額、10年以降の保証を聞いてください。

サンエム建設の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?

ホームページの施工事例38件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。

サンエム建設の施工事例の坪数の分布(埼玉県平均との比較)
延床の坪数件数割合
〜30坪9件24%
30〜35坪14件37%
35〜40坪9件24%
40坪〜6件16%

坪数が分かる38件のうち、いちばん多いのは30〜35坪の14件(37%)。最小17.5坪から最大50.0坪まであり、中央値は33.9坪です。

特徴該当する事例
吹き抜け12件
ロフト・小屋裏8件
書斎8件
全館空調5件
二世帯・三世代4件
土間2件

平屋は5件で、階数が分かる事例の13%です。

編集部からコメント:サンエム建設の得意分野

施工事例38件は全件に延床と間取りがあり、中央値33.9坪(17.5〜50.0坪)、30〜35坪が14件と県平均より小さめ。

建築地はふじみ野市10件・川越市9件・狭山市5件、平屋5件、3階建て1件、二世帯4件(48坪と50坪の二世帯は全館空調でG3)。吹き抜け12件、ロフト・小屋裏8件、ドラムの防音室や卓球場、屋上庭園も。

28件にUA値・C値が付き、価格の欄はなくブログの目安で補います。

サンエム建設ならではの特徴は?

ホームページを読んで分かったこと

ブログに価格を明記(パッシブハウス仕様35坪で坪75〜85万円税別、全館空調の規格住宅30坪が2,000万円台税込)。

施主宅の光熱費と室温を実測で公開し、2024年引き渡しの家は太陽光の売電を引いて実質月517円。口コミにも「光熱費月2,500円」の声があります。

営業担当とコーディネーターを置かず、社長が営業と設計を兼ね現場監督と直接打ち合わせ。施主支給も受けます。点検は3か月〜10年で無料。

全館空調は市販の壁掛けエアコン2台(床下・小屋裏)で行い、交換時約30万円と高価な空調機器を批判。自社基準はUA値0.26・C値0.16。

小さな工務店だから使える補助金(地域型グリーン化最大140万円)を2018年から解説し、日当たりの悪い敷地をパッシブ設計で解く事例が多いのが持ち味です。

埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?

工務店本社施工事例坪数の中央値平屋の比率耐震等級断熱等級C値価格の公開
サンエム建設ふじみ野市38件33.9坪13%非公開非公開(事例はG3・G2・ZEH)実測0.1〜0.5(28軒)坪75〜85万円(税別・パッシブ仕様)
アップルホーム狭山市36件32.8坪43%3相当6以上実測0.17〜0.48(35軒)事例に本体価格(13件)
川木建設川越市31件31.2坪16%36(推奨)標準0.5非公開(事例に価格帯)
ビーコンワークス川越市57件33.9坪—36非公開75万円/坪〜(本体)
編集部からコメント:サンエム建設をどの工務店と比べるべきか

県西部の4社で気密の実測を1軒ずつ出しているのはサンエム建設とアップルホームで、サンエム建設は28軒で中央値0.2、アップルホームは35軒で0.17〜0.48と、どちらも数字で比べられる会社です。

違いは耐震等級で、アップルホーム・川木建設・ビーコンワークスが等級3か3相当を書き、サンエム建設は書いていないので、そこは相談で確かめる点です。

価格はサンエム建設の坪75〜85万円(税別・パッシブ仕様)とビーコンワークスの75万円〜が近く、断熱をG3まで上げた場合の差額を両社で聞くと比べやすい。

営業担当がいないのはサンエム建設だけで、提案型の営業を受けたい人は川木建設やビーコンワークス、自分で決めて進めたい人はサンエム建設、という分かれ方です。

サンエム建設の評判はどう読めばいい?

相談者

★4.9で18件、★1も★2もゼロなんです。営業がいない工務店でこれだけ揃うと、知り合いが書いたのでは?と勘ぐってしまって…

編集部

その疑いは持っていいですが、中身を読むと施主が注意点を書いています。「コーディネーターがいないので自分たちで考えて進める必要がある」「吹き抜けで音は聞こえやすい」「あまり数はやっていないみたい」は、頼まれて書く人は書かない一言です。

営業担当がいなくて社長と現場監督が直接相手をする会社なので、施主との距離が近く、口コミも自分の言葉で書かれています。

編集部

口コミで見えない弱点はホームページ側にあって、耐震等級と長期保証の年数が書いていません。断熱と気密は事例28軒の数字で確かめられるので、相談では耐震等級3の評価書を取れるか、10年目以降の点検と保証をどうするかを聞いてください。

サンエム建設で後悔しないために、相談時に確認することは?

相談者

モデルルームに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?

編集部

坪75〜85万円(税別)は本体価格が中心の目安で付帯工事・外構・地盤改良が別なので、自分の坪数でパッシブハウス仕様と規格住宅(2,000万円台)それぞれの総額を出してもらってください。

G3とG2の差額、地域型グリーン化などの補助金がいくら見込めるかも一緒に。

編集部

耐震等級と断熱等級が非公開なので、耐震等級3の評価書を取る費用と、自分の家のUA値・C値の目標を書面で。

保証は瑕疵10年の後の構造・防水の扱いと、10年で終わる無料点検の後の対応、壁掛けエアコン方式の交換費用(約30万円)と交換時期の目安を契約前に確認してください。

相談者

見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?

編集部

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。

サンエム建設の事例は33.9坪が中央で県平均より1.6坪小さいので、自分の坪数の税別の目安に消費税と付帯工事・外構を足した総額で、この平均と並べてください。

各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?

工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。

家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!

掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

工務店ずかん編集部。全国の工務店・ハウスメーカーを1社ずつ、ホームページに公開されている会社概要・価格・仕様・施工事例と、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」などの公的データをもとに、同じ項目に揃えて整理しています。工務店の評判は口コミの有無ではなく、公開している数字と公開していない数字で読みます。

目次