くらら工房(桶川市)の評判と坪単価は?口コミも紹介

くらら工房(埼玉県桶川市)の評判と坪単価

桶川市上日出谷のくらら工房は、社名を「暮楽楽」と当て字にした、スタッフ約10名の工務店です。本社の敷地にZEH仕様の「Eco Leaf」、社長の祖母の家として建てた「暮楽楽の家」、築100年超の農家の木小屋を直した「夢ひろば」の3棟が並び、1か所で見比べられます。内装材は含水率5%以下、構造材は15〜18%と木材の乾燥の数字を書いていて、34〜35坪の家に柱を60本以上入れる、とも書いています。施工事例23件に延床の記載はなく、Google口コミは4件で施主のものはありません。ホームページには施工事例が23件公開されていますが、延床面積の記載はありません。

くらら工房の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。

相談者

桶川のくらら工房、モデルハウスが3つ並んでいるのを見て気になりました。ただ口コミが4件しかなくて、しかも家の話じゃないんです…

編集部

4件のうち本文がある2件は、敷地の古民家「夢ひろば」でワークショップに参加した人の感想です。建てた人の評判はホームページの「お客様の声」11件で読むしかなく、「赤松の床は思った以上に傷が付くが足ざわりは最高」「吹き抜けは声や物音が家中に響く」と、良し悪し両方を施主が書いています。会社の方は木材の含水率や柱の本数を数字で書く一方、耐震等級・UA値・C値・保証の年数はホームページにありません。

相談者

口コミの代わりにお客様の声を読むんですね。床の傷と音の話は、モデルハウスで自分の目と耳で確かめてきます♪

目次

くらら工房はどんな規模の工務店?

商号株式会社くらら工房
本社埼玉県桶川市大字上日出谷647番地6
設立2004年5月12日
資本金1,000万円
代表者代表取締役 長島 敏夫
建設業許可埼玉県知事免許(般-6)第59088号
建築士事務所二級建築士事務所 埼玉県知事登録(4)第10691号
宅建業免許埼玉県知事免許(2)第23850号(不動産部の電話番号は本社と別)
事業建築工事の請負(注文住宅・リフォーム)、不動産の売買・仲介・管理、損害保険の代理業
施工エリア記載なし(本社は桶川市、完成見学会は北本市、口コミとお客様の声は桶川周辺)
拠点本社(桶川市上日出谷)。同じ敷地にモデルハウス「Eco Leaf」「暮楽楽の家」と古民家リノベモデル「夢ひろば」の3棟。スタッフは約10名
所属団体夢ハウスビジネスパートナー、埼玉県建築士事務所協会、埼玉県宅地建物取引業協会、全国宅地建物取引業保証協会、性能保証住宅登録機構登録店、P.V.ソーラーハウス協会、ZEH普及支援協会。ZEHビルダー登録(ZEH30B-00240-C)
編集部からコメント:くらら工房という工務店の立ち位置

埼玉知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から22年で、2004年に桶川市で設立、資本金1,000万円、企業情報に「豊富な経験を持つ約10名のスタッフ」と書いています。年間の棟数はなく、「住宅を建てる数ではなく、お客様の喜びや信頼の深さを大切に」と数を追わない姿勢を前面に出しています。事業は注文住宅とリフォームに加えて不動産部(売買・仲介・管理)があり、問い合わせフォームの目的欄に「土地探し」「相続」が並びます。社長メッセージには「社員の子どもや孫を合わせると30名を超える子どもたち」「私、いつも作業服なんですよ」「鉄筋の結束を指をさして1本1本確認」と、社長が現場を見る小さな会社であることが書いてあります。加盟団体の筆頭が「夢ハウスビジネスパートナー」で、新潟の夢ハウスの乾燥木材と工法を使う工務店のネットワークに入っています。

くらら工房のGoogle口コミの傾向

評価口コミ数対象
★3.54件本社(桶川市上日出谷)
  • ★56 年前
    くらら工房の前を何度も通っていましたがWS で始めて中に入りました。とても素敵な場所なのでまた行きたいです
  • ★44 年前
    広々した気持ちがいい空間で、ワークショップに参加してきました。

出典:Googleマップ「株式会社くらら工房」の口コミより引用(原文はGoogleマップ

編集部からコメント:くらら工房の口コミはどう読む?

4件の内訳は★5が1件、★4が1件、★3が1件、★2が1件で、★1はありません。本文があるのは2件です。

4件のうち本文がある2件は、どちらも敷地内の古民家「夢ひろば」のワークショップに来た人の感想で、家を建てた人の口コミは1件もありません。★3と★2は3年前の本文なしで、何への評価かも読めません。この会社の評判は、Google口コミではなくホームページの「お客様の声」11件で読むことになります。

お客様の声は施主が4項目に沿って書いたもので、褒め言葉の中に「赤松の床は傷が付く」「吹き抜けは音が響く」「ベランダは広く、勝手口はあった方がいい」と、建てたあとの反省も混ざっています。会社が載せている声なので不満は書かれませんが、どこで迷ったかは拾えます。

口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。

Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。

くらら工房の坪単価はいくら?

くらら工房はホームページに坪単価と本体価格を出していません。

「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?

項目くらら工房埼玉県の平均
家の広さ非公開(施工事例に延床面積の記載なし)35.5坪(117.4㎡)
家の値段非公開3,979万円(付帯工事などを含む建設費)
坪あたり非公開約112万円(建設費÷坪数)
建てた人の世帯年収631万円
申込者の年齢50.2歳
もとになった件数23件(ホームページの施工事例)216件(フラット35利用者調査 2024年度)

工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。

一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。

たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。

本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。

県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。

くらら工房の性能・仕様はどこまで公開されている?

工法木造軸組工法。真壁造り(柱を見せる造り)の事例が複数。外断熱で「家全体をすっぽりと断熱材で包む」、屋根は遮熱・断熱・仕上げ一体の屋根パネル
耐震等級非公開(「34〜35坪の家で通常40〜40数本の柱を60本以上」「たくさんの耐力壁」と本数で書く)
断熱等級非公開
C値(気密)非公開(気密測定の記載なし)
UA値(外皮)非公開
断熱材外断熱(種類の記載なし)。屋根パネルは遮熱・断熱・仕上げの一体構造
樹脂サッシが標準(中空層16mmアルゴンガス入りLow-E複層ガラス、樹脂の枠と框)
ZEHZEHビルダー(平成30年登録)。2025年度の普及実績100%、2030年度目標90%。太陽光は15年以上前から採用。P.V.ソーラーハウス協会の共同仕入れと社員の自社施工でコストを下げると記載
長期優良住宅記載なし
保証・点検記載なし(性能保証住宅登録機構の登録店とだけ記載)
編集部からコメント:数字の見方

数字で書いてあるのは木材の乾燥と柱の本数で、断熱・気密・耐震の等級は1つも出ていません。内装材の含水率は5%以下、構造材は「木の芯まで含水率20%以下」の乾燥材を15〜18%まで下げて使い、ヒバは関連会社の木材乾燥機「ドライランバー」(特許第3315963号)で15%以下に乾かす、と書いています。これは夢ハウスの乾燥材の話で、暮楽楽の家のページには5〜10%の含水率の「ドライキューピッド」の名前も出てきます。断熱は外断熱と屋根パネル、窓は16mmアルゴン入りLow-E複層の樹脂サッシが標準と仕様は具体的ですが、UA値もC値もありません。ZEHビルダーとしての2025年度実績100%が、性能を数字で確かめられる唯一の材料です。保証は「性能保証住宅登録機構登録店」の1行だけで、年数も点検の回数もホームページにないので、そこは必ず聞く点です。

ホームページに数字が出ていないのは断熱等級・UA値(外皮)の2項目です。

くらら工房の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?

ホームページの施工事例23件を1件ずつ読み、特徴を集計しました。

特徴該当する事例
外断熱5件
ZEH5件
建替え5件
大空間・吹抜け5件
ペット4件
太陽光3件
編集部からコメント:くらら工房の得意分野

施工事例は23件で、延床面積・建築地・間取りはどの事例にも書いてなく、タイトルと2〜4行の説明だけです。説明文で数えると、外断熱5件、ZEH5件、建て替え5件、吹き抜け・大空間5件、ペットと暮らす家4件、太陽光3件、旧家屋の床柱・書院の障子・欄間を新居に組み込んだ家3件、平屋3件(ほかに「平屋のような2階建て」1件)、2世帯2件、3世帯1件、狭小地1件、準防火地域1件です。「10寸(約30cm)の絞り丸太の大黒柱」「天井高5mを超える大空間」「1階は真壁造りの和モダン」と、木の見せ方で語る事例が多く、ペットの家では猫のキャットウォークと犬が外を見る低い窓を作っています。事例とは別に「お客様の声」11件とリフォーム11件(真壁の和室を赤松30mmの床に、サッシ交換、猫の脱走対策、砂壁を漆喰にするなど)があります。

くらら工房ならではの特徴は?

ホームページを読んで分かったこと

本社の敷地に3棟のモデルハウスが並んでいて、1回の見学で全部見られます。「Eco Leaf」は平成30年秋に完成したZEH仕様で、片流れ屋根に太陽光パネル30枚(9.9kW)、蓄電池10kWh、電気自動車のV2Hを付け、発電量と蓄電量をモニターで見せます。「暮楽楽の家」は社長メッセージによると「社長のお婆ちゃんの家」として建てたもので、直径40cmを超える杉の丸太を中心に30cm以上の松の梁が表しで広がる大空間、外断熱でエアコン1台と書いています。3棟目の「夢ひろば」は築100年を超える農家の木小屋を直した古民家で、薪ストーブと縁側があり、地域に開放して手仕事のワークショップを開いています。Google口コミの本文2件はこの夢ひろばに来た人のものです。

木材の乾燥を数字で書く会社です。内装の仕上げ材と赤松の床は平均含水率5%、構造材は「芯まで含水率20%以下」の乾燥材を15〜18%まで下げて使うと書き、理由として「含水率20%の乾燥材でも芯はまだ30%で、狂いや反りの危険がある」と説明しています。ヒバは関連会社の木材乾燥機「ドライランバー」(特許第3315963号)で乾かし、未乾燥材と比べて強度2.5倍とも書いています。床は赤松30mm厚と桐、壁はケナフのクロスか100%自然素材の塗り壁「ダイヤトーマス」、建具と収納は杉や桐の造作です。お客様の声には「赤松の床は思った以上に傷が付いたりへこんだりしているが足ざわりは最高」「床はふとした時に木の甘い香りがする」「0歳の息子がプレイマットより木の床で遊ぶ」と、床の話が繰り返し出てきます。

構造は「通常の筋交いの家で34〜35坪なら柱は40〜40数本のところ、くらら工房は60本以上」と本数で書き、社長が配筋の結束を1本1本指さし確認していると書いています。お客様の声にも「構造見学会で材木の量の多さにビックリした」「勉強会に参加してたくさん現場を見せてもらった」とあり、見学会で構造を見せる会社です。ただし耐震等級の数字はどこにもありません。

お客様の声11件は「住んで良かった」「ここにこだわった」「くらら工房で建てた理由」「これから建てる方へ」の4項目で書かれ、決め手は「モデルハウスの木の香りがどうしても忘れられなかった」「展示場の床の気持ち良さ」「社長の熱意と堅実な仕事」と、社長と素材の話に集まります。住み心地は「外気36〜38℃の猛暑でも家の中は外気より6℃くらい低い」「1階2階とも晴れの日は暖房いらず」「冬は暖炉で家中が暖かい」。アドバイス欄には「吹き抜けは開放的だが家中に声や物音が響く」「ベランダは広く、勝手口はあった方がいい」と、建てたあとに気づいたことも書いてあります。40代夫婦が実家の敷地内に建てた平屋、1階を事務所にした家、桐の床暖房の家、旧家屋の書院の障子と欄間を組み込んだ家など、家の中身が分かる声です。

埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?

工務店本社施工事例坪数の中央値平屋の比率耐震等級断熱等級C値価格の公開
くらら工房桶川市23件—(延床の記載なし)非公開(柱60本以上)非公開(ZEH実績100%)非公開非公開
無垢スタイル建築設計さいたま市16件33.1坪17%3明記なし(等級4の記載)平均0.33非公開
黒澤工務店さいたま市44件38.4坪6%3非公開0.28相当(商品による)非公開(坪単価システム)
黒須建設久喜市65件35.0坪(25件)53%36(HEAT20 G2)目標1.0以下・全棟検査非公開
編集部からコメント:くらら工房をどの工務店と比べるべきか

自然素材で選ぶなら、さいたま市の無垢スタイル建築設計が同じ土俵で、向こうは耐震等級3とC値平均0.33を出し、くらら工房は木材の含水率と柱の本数で語る、と数字の出し方が違います。断熱の数字を見たい人は、HEAT20 G2と全棟気密検査を書く久喜の黒須建設が物差しになります。黒澤工務店は坪単価システムで価格の仕組みを説明していますが、4社とも金額そのものは出していないので、同じ条件の概算見積を取って比べてください。くらら工房で建てる人は、無垢スタイル建築設計と黒須建設の耐震等級・C値を横に置いて、自分のプランで同じ数字が出るかを聞くのが早道です。

くらら工房の評判はどう読めばいい?

相談者

口コミが4件で★3.5、しかも家を建てた人のものが1件もありません。これでは評判の良し悪しが分からなくて…

編集部

Google口コミは判断材料になりません。代わりにホームページの「お客様の声」11件を読んでください。会社が載せる声でも、赤松の床は傷が付く、吹き抜けは音が響く、ベランダは広く勝手口はあった方がいいと、建てたあとの反省が書いてあります。この3つを自分の間取りに当てはめて、モデルハウスで床を歩き、吹き抜けの下で声を出してみるのが実地の確かめ方です。

編集部

会社の側の弱点は、ホームページに耐震等級・断熱等級・UA値・C値・保証年数のどれもないことです。木材の含水率と柱の本数は細かく書いてあるので、数字を隠す会社ではなく、等級の形で出していないだけだと思います。相談で自分のプランの数字を出してもらえるかが、この会社を選ぶ分かれ目です。

くらら工房で後悔しないために、相談時に確認することは?

相談者

モデルハウスに行くとして、何を聞けば後悔しませんか?

編集部

まず性能の数字です。自分のプランで耐震等級3の評価書を取れるか、UA値と断熱等級はいくらか、気密測定をするかしないか、外断熱の断熱材の種類と厚みは何か。ZEH実績100%の会社なので、Eco Leafと同じ仕様にしたときの太陽光と蓄電池を含む金額と、含まない金額の両方を聞いてください。

編集部

次に保証と点検です。ホームページには「性能保証住宅登録機構登録店」としかないので、構造と防水の保証年数、定期点検の回数、シロアリと地盤の保証の有無を確かめます。木材は含水率5%の赤松の床が標準か、傷を気にするなら桐やほかの樹種にできるか、真壁造りにした場合の追加費用も聞いておきます。

相談者

見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?

編集部

埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。くらら工房の事例には坪数がないので、モデルハウス「Eco Leaf」の延床と概算を聞いて、外構と地盤を足した総額を県平均と並べてください。

各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?

工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。

家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!

掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

工務店ずかん編集部。全国の工務店・ハウスメーカーを1社ずつ、ホームページに公開されている会社概要・価格・仕様・施工事例と、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」などの公的データをもとに、同じ項目に揃えて整理しています。工務店の評判は口コミの有無ではなく、公開している数字と公開していない数字で読みます。

目次