さいたま市西区三橋の吉田工務店は1930年創業、社員44名の総合建設業で、施工事例36件のうち戸建住宅は9件、残りは保育園4件・障害者支援施設・RC造の共同住宅5件・寺院・葬祭場・市立中学校のトイレ改修と、公共と法人の建物が本業です。
1973年から積水ハウスの指定工事店を50年継続、2001年からスーパーウォール工法の認定工事店、ISO9001を持ち、埼玉県の入札参加資格はⒶランク。
一級建築士6名・一級建築施工管理技士9名と社員の半数近くが技術者で、産業廃棄物の収集運搬まで自社で許可。注文住宅は「経験豊富な一級建築士が完全手づくりのマイホームを提案」と書くだけです。
ホームページには施工事例が9件公開されていて、坪数が分かるものだけで9件あります。
吉田工務店の評判を調べている人が知りたいのは「いくらで建つのか」「どこが得意なのか」「同じ県の他社と比べてどうか」の3つだと思います。これらの疑問に、公的統計の数字と実際にリサーチした結果だけで答えます。
相談者大宮の吉田工務店、建設会社としては老舗と聞きますが、注文住宅の話がほとんど見つかりません。頼んでいい会社なんでしょうか…



住宅の性能・価格・保証の記載がどれもなく、耐震等級・断熱等級・UA値・C値は非公開、ZEHビルダー登録の記載もなし。スーパーウォール認定店の記載はあっても事例に工法の明記はありません。戸建は2009〜2024年で9件と年1棟あるかないか。
口コミの★1は水回りのトラブルの電話で「うちは水道はやらない」と言われた話で、「網戸一枚でも相談を」と書く会社としては気になる点。



建設会社の信用と、注文住宅の中身は別で見るんですね。数字は全部こちらから聞きます♪
吉田工務店はどんな規模の工務店?
| 商号 | 株式会社吉田工務店 |
|---|---|
| 本社 | 埼玉県さいたま市西区三橋6-152-10 |
| 設立 | 1968年6月1日(創業は1930年4月、大宮市三橋で吉田國光氏が建設業を創業) |
| 資本金 | 3,000万円(2022年11月増資) |
| 代表者 | 代表取締役 吉田 浩士(2009年就任) |
| 建設業許可 | 埼玉県知事許可(特-8)第384号(建築・土木・大工・塗装・内装・とび土工・舗装・水道施設・解体)、(般-8)第384号(電気) |
| 建築士事務所 | 一級建築士事務所 埼玉県知事(5)第8990号 |
| 宅建業免許 | 埼玉県知事(12)第8599号 |
| 事業 | 建築一式・土木一式・舗装・造園・管工事の設計と請負、不動産の売買・仲介、産業廃棄物の収集運搬。注文住宅・集合住宅、商業ビル、福祉施設、改修・リフォーム、公共工事 |
| 施工エリア | さいたま市中心。戸建の事例9件はさいたま市西区3件・大宮区3件・浦和区1件・見沼区1件、川口市1件 |
| 拠点 | 本社(さいたま市西区三橋、1983年の社屋を2017年に増築)、工場・倉庫。従業員44名(2023年4月)。一級建築士6名、二級建築士7名、一級建築施工管理技士9名 |
| 所属団体 | 埼玉県建設業協会、大宮市建設業協会、宅地建物取引業協会。ISO 9001(2002年)、積水ハウス指定工事店(1973年)、スーパーウォール工法認定工事店(2001年)、健康経営優良法人2026。埼玉県の競争入札参加資格Ⓐランク、さいたま市Aランク |
埼玉県知事の許可で、営業所が埼玉県内にある地元の会社です。設立から58年で、さいたま市西区・大宮区・浦和区と川口で、年に1棟あるかないかの注文住宅と、保育園・施設・RC共同住宅の公共・法人工事を手がける会社です。
1968年に有限会社、1973年に株式会社化、資本金3,000万円、従業員44名、特定建設業許可で9業種。さいたま市木造建築物耐震診断資格者7名で2006年から耐震診断・補強事業も。会社の信用と住宅の標準仕様の中身を分けて確かめる相手です。
吉田工務店のGoogle口コミの傾向
| 評価 | 口コミ数 | 対象 |
|---|---|---|
| ★4.0 | 6件 | 本社(さいたま市西区三橋) |
- ★15 年前
以前、家族が水まわりのトラブルで電話したところ取り合ってもらえなかったようで、私が電話を代わったところ「うちは水道なんかやらないんでね!」という上からモノを言う感じでした。水道工事をやっている方にも失礼ですし、客商売としてレベルが低いと思いました。 - ★37 年前
老舗です
出典:Googleマップ「㈱吉田工務店」の口コミより引用(原文はGoogleマップ)
6件の内訳は★5が4件、★3が1件、★1が1件で、★4と★2はありません。本文があるのは2件です。
6件で本文は2件、「老舗です」と、水回りのトラブルで電話したら「うちは水道なんかやらないんでね」と言われた★1。★5の4件は本文がなく、家を建てた人の声は1件もありません。
年に1棟あるかないかの注文住宅なので、口コミの少なさは会社の住宅の規模そのまま。
★1は5年前の電話対応で、会社は管工事の許可を持ち「網戸一枚から何でも相談を」と書いているので、担当した人の対応の問題。
注文住宅で頼む場合の評判は口コミからは読めず、一級建築士6名・ISO9001・入札Ⓐランクという会社の信用と、住宅の標準仕様の中身を分けて確かめることになります。
口コミが10件に満たない工務店は、1件の投稿で星の平均が大きく動きます。星の数で良し悪しを決めるのではなく、その口コミが「相談や見積の段階」の話なのか、「建てたあとの家」の話なのかを分けて読んでください。相談段階の対応は担当者によって変わりますが、建てたあとの声はその工務店の家そのものの評価です。
Googleマップの星の数と件数はGoogleが提供する情報です。口コミは3件を出典つきで引用し、それ以外は読んだうえでの傾向だけを書いています。原文はGoogleマップで確認してください。件数が少ない工務店は、数件の評価で星が大きく動くので、星の数だけで判断しないでください。
吉田工務店の坪単価はいくら?
吉田工務店はホームページに坪単価と本体価格を出していません。
「非公開」と書いた項目は、ホームページに数字が出ていないだけで、聞けば答えてもらえるものがほとんどです。相談や見学会のときに、耐震等級・断熱等級・C値・保証年数・本体価格に含まれる範囲の5つは、その場で確認してください。
埼玉県で注文住宅を建てた人の平均と比べると?
| 項目 | 吉田工務店 | 埼玉県の平均 |
|---|---|---|
| 家の広さ | 37.6坪(施工事例9件の中央値) | 35.5坪(117.4㎡) |
| 家の値段 | 非公開 | 3,979万円(付帯工事などを含む建設費) |
| 坪あたり | 非公開 | 約112万円(建設費÷坪数) |
| 建てた人の世帯年収 | — | 631万円 |
| 申込者の年齢 | — | 50.2歳 |
| もとになった件数 | 9件(ホームページの施工事例) | 216件(フラット35利用者調査 2024年度) |



広さが37.6坪で、県平均の35.5坪より大きいんですね。値段が非公開だと、どう比べればいいんですか?



県平均より2.1坪大きい家が中心なので、同じ坪単価でも総額は県平均より上に出やすい会社です。
値段を出していない会社は、県平均の建設費を「この広さならこの総額が相場」という物差しにして見積を見ます。もらった見積が県平均より上か下か、それだけでも判断の材料になります。
工務店のホームページに出ている「本体価格」や「坪単価」は、家の建物そのものの値段です。家を建てるには、そのほかに地面を固める工事、水道やガスを引く工事、庭や駐車場をつくる工事(まとめて付帯工事)と、設計料や手続きの費用がかかります。
一方、このページで県平均に使っているフラット35利用者調査の「建設費」は、そうした費用を全部足した、実際に払った合計です。
たとえば、その工務店のホームページで掲載されている本体価格が2,000万円で、県平均の建設費が4,000万円だったとしても、「この会社は県平均の半分で建つんだ♪」というわけではないということです。
本体価格には入っていない費用が、あとから1,000万円前後乗るのが普通です。だから見積をもらうときは、まず「本体価格のほかに、全部でいくら乗りますか?」と営業マンに聞いてください。
県平均は、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」の都道府県別集計(注文住宅)を使っています。フラット35を利用して注文住宅を建てた人の実績なので、その県で実際に建てた人の坪数・建設費・世帯年収の平均です。分母が小さい県は数字が振れやすいので、目安として読んでください。
吉田工務店の性能・仕様はどこまで公開されている?
| 工法 | 木造軸組(スーパーウォール工法の認定工事店)。戸建の事例に鉄骨造3階建て1件。RC造・S造の設計施工も自社 |
|---|---|
| 耐震等級 | 非公開(さいたま市木造建築物耐震診断資格者7名、2006年から耐震診断・補強事業) |
| 断熱等級 | 非公開 |
| C値(気密) | 非公開 |
| UA値(外皮) | 非公開 |
| 断熱材 | 記載なし |
| 窓 | 記載なし |
| ZEH | 記載なし(ZEHビルダー登録の記載なし) |
| 長期優良住宅 | 記載なし |
| 保証・点検 | 記載なし(ISO 9001の登録活動範囲に「建築物の設計、施工及び定期点検」) |
住宅の数字がありません。工法は木造軸組でスーパーウォール工法の認定工事店ですが、戸建の事例に工法の明記はなく、鉄骨造3階建ての戸建も自社で設計施工。
耐震等級・断熱等級・C値・UA値はどれも非公開で気密測定の記載もなし、ZEHの記載もありません。耐震はさいたま市の耐震診断資格者7名が在籍し診断・補強事業を行う程度。
保証は住宅としての記載がなく、ISO9001の登録範囲に「建築物の設計、施工及び定期点検」があるだけで、瑕疵保険の保険法人名、構造・地盤の年数、点検の時期が読めません。
公共・法人の建物が本業なので、住宅の標準仕様を一覧でもらった上で、耐震等級3の評価書、スーパーウォール工法を使うか、UA値と断熱等級、気密測定、保証年数と点検回数を確かめてください。
ホームページに数字が出ていないのは断熱等級・C値(気密)・UA値(外皮)の3項目です。
吉田工務店の施工事例の傾向は?何が得意な工務店?
ホームページの施工事例9件を1件ずつ読み、坪数と特徴を集計しました。


| 延床の坪数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜30坪 | 1件 | 11% |
| 30〜35坪 | 2件 | 22% |
| 35〜40坪 | 2件 | 22% |
| 40坪〜 | 4件 | 44% |
坪数が分かる9件のうち、いちばん多いのは40坪〜の4件(44%)。最小24.0坪から最大84.8坪まであり、中央値は37.6坪です。
| 特徴 | 該当する事例 |
|---|---|
| 二世帯 | 1件 |
| 鉄骨造 | 1件 |
| 車庫 | 1件 |
| 店舗併用 | 1件 |
平屋は2件で、階数が分かる事例の22%です。
施工事例36件のうち戸建住宅9件は物件概要に建設地・敷地・建築面積・延床・規模・竣工が全件あり、延床の中央値37.6坪(24.0〜84.8坪)、40坪以上4件と県平均より大きめ。
建設地はさいたま市西区3件・大宮区3件(店舗併用1件)・浦和区・見沼区・川口市(二世帯41.8坪)、平屋2件・2階建て6件・鉄骨造3階建て1件、竣工は2009〜2024年。
価格・工法・UA値・C値の欄はなく、残り27件は保育園・共同住宅・施設です。
吉田工務店ならではの特徴は?
保育園4件や障害者施設、寺院、RC共同住宅など公共・法人の建物が本業で、戸建は事例36件中9件。積水ハウスの指定工事店を50年継続。
戸建9件は2009〜2024年で年1棟あるかないか。木造だけでなく鉄骨造3階建ての戸建も自社で設計施工。
一級建築士6名・一級施工管理技士9名など有資格者が多い従業員44名の会社で、ISO9001の登録範囲に定期点検を含む体制。
住宅の性能・価格・保証の記載はなく、スーパーウォール認定店の記載はあっても事例に工法の明記ありません。
口コミの★1は水回りのトラブルの電話で「うちは水道はやらない」と言われた話で、「網戸一枚でも相談を」と書く会社の対応としては気になる点です。
埼玉県で似た価格帯の工務店と比べると?
| 工務店 | 本社 | 施工事例 | 坪数の中央値 | 平屋の比率 | 耐震等級 | 断熱等級 | C値 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 吉田工務店 | さいたま市 | 9件 | 37.6坪 | 22% | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| 黒澤工務店 | さいたま市 | 44件 | 38.4坪 | 6% | 3 | 非公開 | 0.28相当(商品による) | 非公開(坪単価システム) |
| 無垢スタイル建築設計 | さいたま市 | 16件 | 33.1坪 | 17% | 3 | 明記なし(等級4の記載) | 平均0.33 | 非公開 |
| 高砂建設 | 蕨市 | 73件 | 36.1坪 | 5% | 3 | 商品による(G3は7) | G3で0.1(ほか非公開) | 非公開 |
さいたま市の3社で並べると、吉田工務店だけが注文住宅の性能を何も書いておらず、黒澤工務店と無垢スタイル建築設計は耐震等級3とC値を出しています。吉田工務店は事例も9件で、注文住宅を主にしている会社と同じ土俵ではありません。
この会社を候補にする理由があるとすれば、鉄骨造の戸建や店舗併用、二世帯の大きな家を、保育園やRC造を設計施工している一級建築士6名の会社に頼みたい場合で、木造の高断熱住宅を数字で比べたい人は黒澤工務店・無垢スタイル建築設計・高砂建設の数字を持って、吉田工務店に同じ数字を出せるかを聞くのが順序です。
価格は4社とも非公開です。
吉田工務店の評判はどう読めばいい?



口コミが6件で本文が2つ、しかも「老舗です」と電話の悪口だけ。老舗なのに注文住宅の評判が何もないのはなぜですか…



保育園や共同住宅や公共工事が本業で、注文住宅は年に1棟あるかないかだからです。施工事例36件のうち戸建は9件、住宅の性能・価格・保証はホームページにひとつも書いていません。
評判の代わりに読めるのは会社の側の事実で、1930年創業、社員44名、一級建築士6名、ISO 9001、県の入札Ⓐランク、積水ハウスの指定工事店50年、と施工の信用は厚い会社です。



注文住宅で頼むなら、標準仕様(工法、断熱材、窓、耐震等級、気密測定の有無)と保証・点検の内容、坪単価の目安を最初の相談で文書にしてもらうことが、この会社に限っては口コミを読むより先です。
スーパーウォール工法の認定店なので、それを標準にできるかも聞いてください。
吉田工務店で後悔しないために、相談時に確認することは?



相談に行くとして、何を聞けば後悔しませんか?



価格の記載がないので、自分の坪数で木造(スーパーウォール工法にする場合も)の本体価格と、付帯工事・外構・諸費用を足した総額を出してもらってください。
公共工事が本業なので、住宅の標準仕様(断熱材・窓・設備)の一覧が用意されているかも先に確認を。



耐震等級3の評価書、プランのUA値と断熱等級、気密測定の可否を書面で。
保証はホームページに記載がないので、瑕疵保険の保険法人名、構造・防水・地盤の年数、ISO9001の定期点検の時期と回数、引き渡し後の相談窓口(水回りも含めて誰が受けるか)を契約前に文書でもらってください。



見積をもらったら、高いのか安いのかはどう判断すればいいですか?



埼玉県で注文住宅を建てた人の平均は35.5坪・建設費約3,979万円、坪あたり約112万円です。吉田工務店の事例は37.6坪が中央で県平均より2坪ほど大きいので、自分の坪数の概算に外構と地盤を足した総額で、この平均と並べてください。
各社の評判を調べたあと、あなたが次にやることは?
工務店やハウスメーカーを1社だけ見て決める人はほとんどいません。
家づくりは一生に一度。後悔をしないように、同じ県で同じ価格帯の会社に同じ条件で間取りと見積を出してもらい、しっかり比較しましょう!
掲載内容は調査日時点で各社のホームページに公開されていた情報と、住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」、Googleマップの評価をもとに当サイトが整理したものです。価格や仕様は変わるため、契約の判断は必ず各社の最新の資料で確認してください。誤りや掲載の取り下げのご連絡は運営者情報のフォームからお願いします。
