日本人が床暖房が好きな理由

こんにちはミキのたんちです

今日のテーマは日本人が床暖房が好きな理由です

日本人が床暖房を理想とするのは、本来の床暖房の快適性を期待しているのではなく冷たい床をなくしたいという願望と思われます

断熱や気密性が十分な全室暖房住宅の床は冷たくはありません

高断熱、高気密のモデルハウスにスリッパがないのはその暖かさを体感してもらうためです

大抵お客様は床が冷たくないだけで床暖房をしているのですかと質問します

日本人にとって床は冷たいものだという思い込みがあるのです

床暖房の本来の快適さは輻射熱にあります

床暖房は床全面から輻射熱を飛ばします

その熱線は天井や壁を温めます

こうして周りの壁の表面温度が高まるので、床暖房は部屋の温度を必要以上に高めることなく快適な温熱環境を作ることができます

また上下の温度差ができないのも特徴です

問題は30° C 以上にすると低温ヤケドの危険があるため、それ以下に抑えなければならないことです

暖房温度が30°以下というのは暖房設計する上で大変過酷な条件なのです

それでも床暖房は面積を大きくできるので熱量で不足することはありません

参考にしてください

今日はここまでです

ありがとうございます

おうちのこと

前の記事

窓から熱が逃げる
おうちのこと

次の記事

窓辺の冷気対策