気密ってどれくらい必要なの?
こんにちは、ミキのたんちです。
今日のテーマは気密ってどれくらい必要なの?です.
住宅を気密化する目的は室内の冷暖房された空気や,
水蒸気を床下や壁の中や天井裏などに逃がさないことです。
気密化によって最低限のエネルギーで冷暖房を行い家の中での
上下の温度差がなくなり快適性が上がります。
特に木造住宅では暖かな湿った空気の床下や壁の中や天井裏への
侵入による木材の腐れを防ぐため壁の中で気密を行うことが重要です。
多くの場合防湿シートは通常ポリエチレンシートですが、
これで気密化を図ります。
次世代省エネルギー基準では住む地域によって C 値というものが基準としてあります。
C値とは隙間相当面積といい、床面積1平方メートルあたりにつき、
どれくらいの隙間があるかということを示すもので、
住宅の気密性の指標となります。
私の考えでは1.0以上では換気のコントロールが難しいと思います。
機械換気システムは吸気口から吸気し、家の中の様々な場所を経由して、
排気口から排気する仕組みになっていますが、
1.0以上だと強い風の時などに壁などの隙間から換気が勝手に行われるので、
当初計画していた換気経路を無視してしまう可能性が高いのです。
また暖かな空気が床下や壁の中や天井裏に侵入し木材の腐れを助長することにもなります。
C 値は1.0位か、できれば0.5前後位を維持したいと考えます 。
ちなみに0.1や0.2などという超高気密まで突き詰めると
体感上では数値の差を感じ取ることは無理でございます。
今日はここまでです。参考にしてください。ありがとうございます。