わかるテクノストラクチャーシリーズ⑪

鉄骨の家は木の家に比べて日に弱いって聞くけどテクノビームは大丈夫?

マンション、商業ビル、その他公共の建築物は鉄骨を用いた建物がほとんどですから、鉄骨を用いた建物が火に弱いわけではありません。

重要なことは、鉄部分が直接火にさらされないような設計にすることです。

テクノストラクチャーの場合は、内側は壁や天井など各部屋を包み込むように石膏ボード(不燃材)を張りめぐらし、外側は屋根材や外壁に不燃材を使用しますので火災に対しても安心なのです。

鉄が入っていると、2階の音って響くんじゃないの?

音は人によって感じ方も異なるので一概には言えませんが、鉄の上下に木材をサンドイッチさせていますので、一般的な木造の家とほとんど変わりません。また、音の伝達は構造部分によって決定されるのではなく、床の仕様等によっても左右されるのです。もし気になるようであれば床材を変えたり防音マットを敷くことで軽減することができますのでお申し付けください。

リフォームするとき、柱をはずして他のところに簡単に移せるの?

将来お客様がリフォームを希望される場合、パナソニックで保存してある間取りのデータを用いて再度構造計算を行い、地震や台風などの災害が発生しても構造上問題がない場合は柱をはずすことも可能です。建物が不安定な状態に陥る場合はご希望に添えないこともありますが、その場合はお客様のご希望にかなう最良のプランを提案させていただきますので、ご理解ください。

また、テクノストラクチャーでは新築時、将来に備えて間取りの変更ができるよう、移動・取り外しが出来る壁を設計することが出来ます。(お子様が小さいうちは2人部屋、大きくなったら個室に、なども自由自在です。)この機会に、将来の家族構成・ライフスタイルの変化にも無理なく対応出来る、息の長いプランを作りましょう!

通気工法って壁の中に汚い空気が入ってこないの?

確かに、通気層の中には外部の空気が入ってきます。ただし通気層の中は気圧の変化により常に空気が循環しており、下から入ってきた空気は上部へ逃がすので室内に入ってくることはありません。

それよりも、通気工法をしないと、壁の中で結露が起こる可能性があります。たまに、黒い汚れ(カビ)がしみついた外壁をご覧になられた記憶がございませんか?それは、壁の中の結露が原因となっているのです。

冬の寒い日にお部屋で鍋をするときなどの湿気が壁の中に溜まってしまうとその部分で結露を起こしカビ、ダニが発生しアレルギーの原因にもなりかねません。ひどい場合には木材が腐ってしまうこともあります。ご家族の健康のため、建物を長持ちさせるためにも通気工法は効果があるのです。