わかるテクノストラクチャーシリーズ⑥

なぜ鉄を気で挟んでいるの?

自然素材である木のやさしさを活かしながら、木の弱点である曲がりやすさや割れやすさなどを抑えるために、鉄を木で挟み込んだ梁を採用しています。

長年親しまれている木造住宅と同様に、大工さんが釘打ちで仕上げられるように上下を木で挟んでいます。

木と鉄はどうやってくっつけてるの?

接着剤(ウレタン系接着剤)とビス(20cm間隔)でとめる二重の接合になっております。

また、製造は松下電工の工場生産により安定した品質を確保できますのでご安心ください。

※このウレタン系接着剤は、住宅の床材などの接着に用いられるもので、ホルムアルデヒド、木材防腐剤、防蟻剤などを含まない安全なものです。

テクノビームって薄く見えるけど大丈夫?

確かにビルなどの工事現場で目にする鉄骨に比べると厚みが薄いと感じるかもしれませんが、鉄の強度は木の10倍以上あります。

例えば、長さ6mのテクノビームの上に体重150kgの力士が乗った場合、その中央部のたわみは約3mmほどですが、同じ断面サイズの木製の梁では約1cmたわみます。

さらに、木製の梁は時間がたつほどこのたわみが進行していき、なんと2cm以上にもなってしまいます。これでは、引戸が開かなくなってしまいます。

鉄の場合はこの厚さでもたわみが全く進行しませんので将来も安心です

テクノビームって何年くらいもつの?

テクノビームに使用しているH鋼は、約75年~90年の耐久性を誇ります。(住宅性能表示制度の劣化対策等級で最高等級のランク3です。)

テクノビームに使用しているH鋼はそのすぐれた防錆力によって、2階、3階建住宅はもちろん、屋外立体駐車場やスポーツスタジアムのひさしなどの厳しい環境下で使用されています。

※劣化対策等級1とは、建築基準法で定められている対策が行われていること、等級2とは50年~60年大規模な改修工事が必要ないこと、等級3とは75~90年大規模な改修工事が必要ないことを表します。