わかるテクノストラクチャーシリーズ⑨

ムクの柱は使えないの?

人間の体重の約60%が水分であるように、生きている木は水分を多く含んでいます。この水分が住宅の建築時には大敵となります。水分が一定でないムクの柱は、割れや狂いが生じることがあり強さが安定しない場合があります。そうなると構造計算はアバウトなものになってしまいます。一方、集成材は強さが数値で表されており、安定しているためその値を用いて緻密な構造計算が出来るのです。そのためテクノストラクチャーでは集成材柱を用いています。ただし、建物を支えるのに関係のない柱についてはムク材もご使用いただけます。

集成材って何年くらいもつの?

集成材の歴史は意外と古く、実用化されたのは今から100年ほど前になります。日本では1951年に東京の「森林記念館」に用いられたのが最初になります。その建物も現存しており、すでに築53年という実績です。接着性能は半永久的であると言われることから、通常のムク材と耐用年数、耐久性は変わりません。

集成材の柱ってはがれないの?

大丈夫です。この接着剤(レゾルシノール系接着剤)は耐水性、耐薬品性、耐熱性などに優れた接着性能をもち、木材接着剤としては最高ランクのものと言えます。(この接着剤はスペースシャトルの一部にも使用されています。)

規定の製造基準、品質基準にのっとった集成材ならばその接着性能は半永久的と言えます。

集成材の接着剤はホルムアルデヒドを使ってて大丈夫?

集成材に使用する接着材(レゾルシノール系接着剤)はホルムアルデヒドをわずかに含みますが、その放散量も建物内に使用する製品については、業界で最高基準(JAS F☆☆☆☆相当)のものが主流になっております。柱の一部に使用されているだけで(壁一面に使用されているわけではなく)、その集成材がむき出しになることも少ないので、建物内の空気に影響することはほとんどありません。